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医者はおどろくほどに忙しい?リアルな医師の日常

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皆さんは、今のところ医学部合格に向けて日々勉強を進めていることだと思います。
では、実際に医学部に合格できた後の歩みに関しては、どこまで現実的に見通しが立っていますでしょうか?
そこで今回は、CBTや国家試験をパスし、6年間の学生生活が終わったあとの、医師ライフについて解説していこうと思います。
なお、この記事では医師の中でも臨床医にフォーカスして話を進めていこうと思います。

医師ってどんな業務をしているの?

臨床医は、病院へ勤務し、主として患者の診断と治療にあたっています。
そして、この2つの業務を遂行するために、外来診察やカンファレンス、病棟回診、治療方針・指示のカルテ記載、手術、検査の実施、急変対応など数多くの業務をこなしていかなければなりません。またこれだけでなく、入退院の手続きや同意書の記載といった大量の書類業務が待ち受けており、当直や学会発表の準備、個人の研究なども進めていかなければなりません。さらに病院によっては医療安全の観点から、注射も医師が行わなければならず、業務内容は非常に多岐に渡っているのが現状です。

医師は、医療面での裁量権が多い一方で、責任も重々に担わなければならず、非常に大変な職業と言えます。
私たち5年生は臨床実習生として、病院で様々な診療科を回らせていただいているのですが、忙しく大変な業務をこなしてらっしゃるにも関わらず、看護師さんや私たち実習生に心遣いをしてくださる先生方には全くもって頭が上がりません。

医師は、残業が山ほどある。

前述の通り、医師には果てしないほどの業務があり、到底9時17時の枠には収めることができません。

厚生労働省医政局医事課が令和元年に行った調査によると、1週間で60時間以上勤務している医師は、男性医師で41%、女性医師で28%に及ぶとの結果が提示されています。一般的な民間企業の平均残業時間が月25時間程度とされていますから、その差は歴然です。

また、皆さんは医師の2024年問題というものをご存知でしょうか?2019年より施行されている「働き方改革関連法」ですが、医師の労働環境変更には長期的な目線で見ることが必要なため、5年間の猶予が設けられ、2024年より本格的に施行される予定になっています。その医師の働き方改革関連法案では、一般的な医師の時間外労働上限を、年960時間以下、月100時間未満とするものが提示されています。確かにこの規制に則ると現状よりは緩和される傾向にあるとは考えられますが、それでも他職種に比べると多いことに変わりはありません。また、一部の医療者には特例として、年1860時間の時間外労働が認められており、まだまだ医師の残業問題には改善の残る点が多く認められるのが現状です。

医師の働き方改革に関しては、以下の記事で分かりやすく解説されているので、もしよろしければ併せてご覧ください!

人命を取り扱うことの責任

医療はあくまでサービス業とおっしゃる先生もいらっしゃいますが、そのサービス対象は間違いなく人の命です。何より重いものを取り扱う職種であり、医療従事者の中で最も裁量権が大きいわけですから、医師には大きな責任がかかってきます。人を相手にしている以上、物事が単調に進んでいくことは稀で、何かしらかの問題点やトラブルが発生します。それらに対して早急に対応する義務が医師にはあるため、担当患者の急変にはすぐさま駆けつけます。また、患者の状態が完全に落ち着いているとは言えない状況にあれば、土日の休みであっても病院へ訪れ、病棟に様子を伺いに行ったりされていらっしゃいます。これは、主治医制に則って患者を割り振りしている点にも原因があると言えます。

また、医療上のミスやトラブルがあった場合の責任も医師に問われることが大いにあるため、医師でしか行なってはいけない業務が多くある上、ミスが起きないよう十分に注意を払っていかなければなりません。
こうして、医師の負担が重ね重ね増幅していく傾向にあると言えます。

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当直制も負担に

医学部を志す方でなくとも、医師の当直制のことはご存知な方も多いはずです。昼夜問わず体調を著しく崩した場合には救急部へ患者が運ばれます。その対応をするのも、もちろん医師の役目です。ただ人間である以上は24時間365日休まず働き続けることは不可能です。そのため、医師が交代で夜間も病院に滞在していくことによって、うまく救急体制を保ち、患者を受け入れることができます。

そして、この当直業務ですが、医師の大切な業務の一環として扱われるため、時間外労働としてはカウントされません。もちろん、別途当直給与が支給されますが、病院によっては当直後に朝を迎えた後も通常通り、外来や手術などの一般業務を行い、帰るのは次の日の夜遅くといったケースもあり得ます。一般的な職種であれば、想定できない事態ではありますが、医師の責務上やむを得ず日常化されているのが現状です。

医師の苦労について、実際の先生が執筆された記事があるので、よろしければぜひご覧ください!

おわりに

ここまで、医師がいかに大変な職種であるかにフォーカスして話を進めてきましたが、とは言え、働き方改革は着実に医療現場にも浸透してきています。例えば、研修医プログラムにおいても、当直後は早々に帰宅することが義務化されている病院も着実に増えており、その点を病院説明会においても強調されていらっしゃる傾向があります。また、医師の働き方にもモデルが登場してきており、今後その傾向は強まっていくことでしょう。

これらのことを視野に入れておくと、きっと今抱えている目標もより現実感をもって取り組むことができると思います。ぜひ頑張っていきましょう!

 

 

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Shunsuke

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金沢大学医学部に在学中の医大生ライター。兵庫生まれ、六甲学院高校出身。 趣味はコーヒー。 新しい発見を求めて、暇あらば金沢のコーヒーショップを巡っている。 ...

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