受験生は運動をした方がいい?体を動かしてやる気アップ!

医学部受験のメンタル対策

皆さん、そろそろ長時間椅子に座りっぱなしの毎日が続いてきて、疲れが溜まってきていませんか?
そんな時は、リフレッシュのために運動することをおすすめします!
なぜ運動するとよいのか?今回は、運動が学習効果に与える影響について見ていこうと思います。

なぜ椅子に座りっぱなしだと勉強効率が悪くなるの?

そもそも勉強を長時間続けてやると、だんだんと集中力が落ちてきますよね。諸説はありますが、成人の集中力は平均でおおよそ50分と言われていますから、その時間を超えると集中力が徐々に欠けてきて雑念が生じはじめます。それに相まって同じ姿勢を取り続けたことによる疲れや体の痛みが生じることで、意識は勉強以外のことに向いていき、気がつけば全く勉強が進んでいないという状態に陥ってしまいます。

そういった理由からも、長時間椅子に座りっぱなしで勉強するのは、一見すると人一倍頑張っているつもりだったとしても、逆効果になってしまい効率が悪く、勉強量も低減していってしまうのです。

話が逸れてしまいますのでここでは省略しますが、medichenでは、集中力を持続させる勉強法も紹介していますので、ご興味がある方はぜひご覧ください!

運動するとどうなるか?

こういった悪循環を断ち切ってくれる一つの方法が、今回のテーマである「運動」です!
それでは、運動することによって実際には、勉強にどのような効果があるのでしょうか。

まず身体を動かすと、気分が高まってきますよね。これは、脳内でドーパミンというホルモンが分泌され、交感神経の亢進が促されるためです。このドーパミンの影響によって、運動した後しばらくは、感覚が洗練され、集中力が高まる状態が維持されるのです。
またそれだけでなく、運動に相関して、脳の内部の構造物である海馬歯状回とその周辺部位の情報伝達能が活性化するという研究結果が報告されており、記憶の定着にも影響を与えているようです。
さらには、ハーバード大学の論文によると、運動することによって脳由来神経栄養因子(BDNF)が脳の中で分泌されると報告されています。このBDNFが、脳の神経細胞や脳血管の形成を促進し、脳の活動を活発にしてくれるのです。

以上のように、運動をすることによって身体機能の向上ももちろんですが、学習能力に対しても多くの素晴らしい効果がもたらされるのです!

どんな運動がおすすめ?

前章で運動をすれば勉強に良い影響がでるということはわかりましたよね。
ですが、そうとは言っても、実際いざ運動を取り入れようと思っても、どんな運動をすればよいのか戸惑ってしまいます。そこで、この章では、勉強の合間にできるおすすめの運動をご紹介しようと思います!

・短時間のランニング
ランニングであれば、運動にあまり自身のない方でも取り組みやすいですよね。ランニングもちょっとという場合は、少し外に出て散歩するだけでも大丈夫です。それに加えて、1時間や2時間も走る必要は全くなく、週に1~2回、朝15分~25分ほど走ればそれで十分です。夜や夕方に走ることも悪くはないですが、1日の勉強効率を上げることを考えると朝のランニングがおすすめです。そうすることで、1日のスイッチが入り、勉強にもメリハリがつきます。散歩であれば、勉強の合間にも簡単に取り入れられますから、だらだらとスマホを見てしまうのではなく気分転換にちらっと外の空気を吸いに行ってみましょう。

・ヨガやストレッチ
室内でもできるものとしてはヨガやストレッチがおすすめです!
身体を柔軟にすることは、勉強で凝り固まった身体をほぐすのに最適です。特に首や肩、腰・ふとももの辺りは痛みが生じやすい部分ですから積極的に伸ばすようにしましょう。また、これらの運動はゆったりとした動作を伴うので、心を落ち着けることができ、穏やかな気持ちですんなりと勉強に意識を移していくことができます。

・サイクリング
試験直前で運動に費やす時間すら惜しいという場合は、通学方法を自転車にしてみてはいかがでしょうか?
椅子に長時間座っていれば、誰でも脚の血流は悪くなっていきます。そういった血流の悪化を少しでも改善するという意味で、サイクリングはおすすめです!

長時間の運動は逆効果!

ここまでで、具体例としておすすめの運動をいくつか挙げてみましたが、大事なポイントとしては長時間しすぎないことです!
やはり、長時間にわたって運動し続けると疲労がたまってしまい、身体の疲労を回復するためにエネルギーを消費してしまいます。そうすると、集中力は欠けてしまい、睡魔も次第に襲ってきてしまいます。
あくまで運動する目的は勉強のためなので、程よい時間で切り上げておきましょう。

さいごに

いかがだったでしょうか?
今回は、運動が勉強にもたらす効果について深堀りしていきました。
受験生というと、勉強しかしてはいけないように思い込んでしまい、真面目な人ほど寝る間も食事の時間も惜しんでしまいます。もちろんそれだけの熱量があることは申し分ないことなのですが、時間をかければ学力がつくとは限りません。より学習効果を高めるためにも、自分の今のライフスタイルを見直して少しずつ改善していきましょう。
短時間運動するだけで勉強へ素晴らしい効果がもたらされることは、多くの研究成果からも実証されていますので、これを機にぜひ取り組んでみてください!

また、今回は紹介しませんでしたが、勉強の疲れを改善する方法は他にもあり、それらを扱った記事がありますので、よければこちらも併せてご覧ください!

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