金沢大学医学部の入試特徴と攻略法!【受験情報まとめ2025年最新版】

北陸最難関の医学部「金沢大学医学部」に合格するには、どの方法で出願し何を重点的に勉強したらいいか、在校生が徹底解説していきます!
以前、金沢大学の特徴について解説したのでそちらもあわせてご確認ください。
Contents
金沢大学医学部受験の種類と方法
金沢大学医学部の受験方法は大きくわけて、一般入試と推薦入試の2種類あります。
一般入試に後期日程はなく、前期日程のみの勝負になります。一般選抜の前期日程は募集定員は80名です。
推薦入試
学校推薦型選抜Ⅱ入試には一般枠と特別枠があります。推薦はいずれも現役生のみが出願できます。高校の成績と共通テスト、口頭試問で合格が決まることから、現役生にとってかなり”おいしい”制度です。
以下令和7年度入試の情報になります。
・学校推薦型選抜Ⅱ一般枠(募集定員:15名)
・学校推薦型選抜Ⅱ 特別枠(募集定員 石川県枠:10名 富山県枠:2名)
特別枠とは、県が学費と生活費を支給する代わりに、卒業後、県内の指定する医療機関に9年間勤めることを義務づける制度です。一般枠の合格者に卒後の制限はありません。
中には、推薦を受験したものの不合格となり、その後一般入試に再挑戦し合格した者もいます。現役生であればチャンスを多くするという意味でも推薦に出願することをお勧めします。
これらの他にも、A-lympiad特別選抜(世界の高校生を対象にした数学を用いた問題解決コンテスト)、帰国子女入試、私費外国人留学生入試、医学類高大院接続入試があります。
令和7年度推薦入試の募集要項は以下になります。
R7tokubetsu_boshuyoko_kugs.pdf
金沢大学医学部の受験難易度
偏差値や倍率
受験情報ウェブサイトによりばらつきはありますが、金沢大学医学部医学科のパスナビ偏差値は65.0です。
毎年300人以上志願しますが、志願者数が募集定員の3倍を超えた場合は、共通テストによる”足きり”があります。2024年度は326人が志願し、足切りされたものや受験を放棄したものを除くと、実際には209人が受験しました。
なお、推薦は共通テストの合計得点が85%以上を1次選考の合格基準とし、志望者数が募集人数を大幅に超えた場合、募集人数の2倍程度になるよう出願書類等を用いて選考します。
倍率についてはこちらの「旺文社 大学受験パスナビ」にくわしく記載されています。
併願校
私立の医学部に出願したり、近くの富山大学や福井大学の後期日程に出願したりするパターンが多いです。
金沢大学医学部の一般入試の試験科目や配点
生物受験不可!
共通テストは他の医学部と同じように、英語、数学、国語、理科2科目、社会1科目、情報を選択し受験します。
しかし二次試験の理科は物理・化学と決められており、生物選択者は受験できないので注意しましょう。
二次試験の配分が高い
共通テスト:950点
二次試験:数学600点、理科600点、英語600点、口述試験300点
合計:3050点(共通テスト約30%、二次試験約70%)
二次試験の配分が高く、共通テストで多少失敗しても二次試験で挽回できる可能性は十分にあります。
推薦入試は共通テストの国語が圧縮される
共通テスト:850点(国語100点、数学200点、英語200点、理科200点、社会100点、情報50点)
口頭試問:200点
合計:1050点(共通テスト約80%、口頭試問約20%)
推薦入試はほとんど共通テストの成績で合格が決まります。最低でも8割後半は取っておきましょう。
面接
先生3人からの質問に答えていくスタイルです。質問内容は受験生によって大きく異なるようでした。
私は、医者になりたい理由、地域医療について、ボランティア活動の経験について聞かれたことを覚えています。他には、部活動のこと、友達関係のこと、自分の性格についてを聞かれた受験生もいました。
当たり前のことになりますが、志望動機や目指す医師像を考え、最近の医療関連のニュースを調べておけば問題ないでしょう。
受験科目は以上ですが、英語外部試験で一定の点数以上であると証明できれば,共通テスト英語と比較し高得点の方を採用するという制度もあります。TOEFL-iBT 95点以上が目安となります。詳しい要件は募集要項をご覧ください。
金沢大学医学部受験にかかる費用
共通テスト受験料:1万8000円
金沢大学医学部受験料:1万7000円
これに加え、二次試験の際の交通費や宿泊費がかかります。
金沢大学医学部受験に合格するためには
現役生は推薦のチャンスを活用し、一般入試での合格を目指すには重点的に二次試験の練習をしましょう。
金沢大学の二次試験は数学や物理に難問が多いといわれています。しかし難問は他の受験生も解けないので、標準的な問題でしっかり得点を取れれば合格が見えてきます。
医者の人生は勉強の人生です。高校生の今からキャリアが始まっていると思って、受験勉強を乗り越えていきましょう。皆さんを応援しています。
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