全統模試で偏差値60を取るためには? 6割の得点を目指そう!

医学部対策の勉強法

全統模試で偏差値60を目指したい。

偏差値60を目指しているが、どうしても到達できない。

そのように悩んでいる受験生も多いのではないでしょうか。

今回は、全統模試で偏差値60を取るために何をすればよいのか。解説していきたいと思います。

1.全統模試で偏差値60を取るために必要な点数は?

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全統模試で偏差値60を取るためには、一体どれくらいの点数を取ればよいのでしょうか。直近の全統模試のデータをもとに、偏差値60を取るために必要な点数を紹介していきたいと思います。

①高校1年生の場合は6割が目安

高校1年生が対象で、2023年に既に実施された全統模試のデータを調べてみました。全統模試で偏差値60前後を取った人の点数を以下の表にまとめました。ちなみに英語、数学、国語は全ての科目で満点は200点です。

科目 第1回 全統高1模試(記述式)
第2回 全統高1模試(記述式)
英語 130(偏差値60.2)
111(偏差値60.1)
数学 114(偏差値60.1)
121(偏差値60.0)
国語 111(偏差値60.0)
117(偏差値60.1)

この調査から全統高1模試で偏差値60になるためには、点数にすると6割程度を取る必要があることがわかります。

②高校2年生は6割を死守しよう

高校2年生が対象で、2023年に既に実施された全統模試のデータを調べてみました。全統模試で偏差値60前後を取った人の点数を以下の表にまとめました。ちなみに英語、数学、国語は全ての科目で満点は200点です。

科目 第1回 全統高2模試(記述式)
第2回 全統高2模試(記述式)
英語 126(偏差値60.0)
116(偏差値60.1)
数学 138(偏差値60.0)
125(偏差値60.0)
国語 118(偏差値60.1)
123(偏差値60.1)

高校1年生と比べると、確実に6割以上を取らないと偏差値60にならないようです。

③受験で使う全ての科目で5割以上を目指そう

高校3年生以上が対象で、2023年に既に実施された全統模試のデータを調べてみました。全統模試で偏差値60前後を取った人の点数を以下の表にまとめました。科目の隣の括弧のなかは、満点の点数を表しています。

科目(満点) 第1回 全統記述模試(記述・論述式)
第2回 全統記述模試(記述・論述式)
英語(200点) 114(偏差値60.1)
115 (偏差値59.9)
数学Ⅱ型(200点) 108(偏差値60.1)
117 (偏差値60.1)
数学Ⅲ型(200点) 120(偏差値60.1)
125 (偏差値59.9)
現・古・漢型(200点) 114(偏差値60.0)
101 (偏差値59.8)
現・古型(200点) 100(偏差値60.0) 96 (偏差値60.3)
現代文型(150点) 73(偏差値59.9) 76 (偏差値60.2)
物理(100点) 52(偏差値60.0) 55 (偏差値59.9)
化学(100点) 66(偏差値59.8) 58 (偏差値59.8)
生物(100点) 51(偏差値59.9) 50 (偏差値59.8)
地学(100点) 62(偏差値59.8) 76 (偏差値59.9)
世界史B(100点) 53(偏差値59.9) 51 (偏差値60.1)
日本史B(100点) 54(偏差値59.8) 58 (偏差値60.1)
地理B(100点) 57(偏差値60.1) 51 (偏差値60.1)
政治・経済(100点) 43(偏差値60.2) 45 (偏差値60.3)

高校3年生以上を対象とした全統模試では、高校2年生と比べて逆に点数が下がっている印象です。まずは自分が全ての科目で半分以上の得点を取ることができると、偏差値60に大きく近づくと感じました。

成績統計資料データについて詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。

2.全統模試で偏差値60をとるために必要なこと

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ここからは全統模試で偏差値60を取るために必要なことを、自分の経験から解説していきたいと思います。点数が半分を超えられない科目と半分を超えている科目に分けて解説していきたいと思います。

①5割を超えられない科目

半分を超えられない科目はまだ基礎が固まっていない科目だと思います。私は数学が苦手で、最初は5割以下しか得点できなかったのですが、最終的には半分は超えられるようになりました。そのために何をしたかというと、何回も同じように間違える問題をやり直していきました。問題集をやり、その際にできなかった問題を2週目にやり、3週目には2週目にできなかった問題を解くという方法をとりました。方法は何でもいいと思いますが、自分が苦手な問題のパターンを割り出して、そこを徹底的に解けるように練習していきましょう。

②得点が5割以上の科目

得点が5割以上の科目は基礎が出来ている科目だと思います。そのような場合は、苦手を潰していきましょう。全統模試では、自分と似た成績の人が正答したけれど、自分は解けなかった問題を示してくれます。そのような問題、分野をまとめて徹底的に潰していきましょう。

「どこに注目すべき?全統模試の見方を大解説!」について詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。

3.偏差値60を目指そう!

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河合塾の全統模試で偏差値60を取ることができると、難関大学でもボーダーラインに乗ることができます。例えば筑波大学、明治大学、青山学院大学などでもボーダーラインは偏差値60前後が多いようです。偏差値60を取ることで受ける大学の選択肢が広がります。偏差値60を目指して、勉強していきましょう。

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