在学生が丁寧に解説! 東海大学医学部の受験のまとめ

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2022年も残るところ僅かとなり、受験のシーズンが近づいて参りました。この時期はクリスマスにお正月など世間はお祭りムードですが、受験生の皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

今回は僕の在学する東海大学医学部医学科の入学試験について解説していきたいと思います。

東海大学医学部の特徴は、以下の記事をご覧ください。

東海大学医学部受験の種類と方法

東海大学医学部の入学試験には2022年12月現在、主に以下の5種類があります。

 

・総合型選抜医学部医学科(希望の星育成)

・一般選抜

・大学入学共通テスト利用選抜

・医学部 神奈川県地域枠選抜

・医学部 静岡県地域枠選抜

 

また、人数について、1年次での募集人数は1学年118人で、内訳は以下のようになっています。

総合型選抜医学部医学科(希望の星育成)→10人

一般選抜→60人

大学入学共通テスト利用型→10人

神奈川県地域枠→5人

静岡県地域枠→3人

それぞれの選抜方法について簡単にご紹介します。

総合型選抜医学部医学科(希望の星育成)

「人物重視型」で主に現役生を対象とする入試です。

人物評価書、調査書、活動報告書、志望理由書の書類と、小論文、オブザベーション評価、面接試験と大学入学共通テストから判断し、選考されます。

詳しい受験資格や内容は後に載せているリンクからご覧ください。

一般選抜

書類審査と学科試験が一次選考に、小論文と面接が二次選考にあります。

学科試験の試験科目と配点は

【数学】数IA・数IIB(数列・ベクトル)(100)
【理科】「物基・物」・「化基・化」・「生基・生」から1つ選ぶ(100)
【外国語】コミュ英I・コミュ英II・コミュ英III・英語表現I・英語表現II(100)です。

試験日が2日設けられていますので、好きな方、もしくは両方受験することができます。
2日間いずれも受験した場合は、「合計点」が高得点となった日の結果が自動的に合否判定に採用されます。

採点は素点ではなく、「標準化採点(偏差値採点)方式」で行われます。

小論文、面接については記事の後半にまとめています。

大学入学共通テスト利用選抜

書類審査と大学入学共通テストが一次選考に、小論文と面接が二次選考にあります。

出願は一月頃です。

医学部 神奈川県地域枠選抜

地域医療等に従事する明確な意思を有し、卒業後、一定期間、神奈川県の指定する地域医療機関への従事を希望する方を対象とする入試です。

6年間で720万円の貸与があり、9年以上指定された医療機関へ従事した場合に、貸与された資金全額の返還が免除されます。

一次選考に書類審査と大学入学共通テストが、ニ次選考に小論文と面接があります。

医学部 静岡県地域枠選抜

地域医療等に従事する明確な意思を有し、卒業後、一定期間、静岡県の指定する地域医療機関への従事を希望する方を対象とする入試です。

6年間で1,440万円の貸与があり、卒業後、一定期間(16年間のうち、9年間)以上、指定された医療機関へ従事した場合に、貸与された資金全額の返還が免除されます。

一次選考に書類審査と大学入学共通テストが、ニ次選考に小論文と面接があります。

 

※入学後、地域枠から離脱すると貸与されたお金の返還はもちろん、地域枠離脱者を採用した病院への補助金減額など就職面で不利に働くことがあります。

15年先のキャリアを拘束する地域枠の利用は注意が必要です。「地域枠」について詳しくは以下の記事をご覧ください。

そのほかの選抜方法、選抜方法まとめ

そのほか詳しい受験資格や応募方法、出願条件などについては以下の東海大学の公式サイトのリンクから入学試験要項をチェックしてみてください。

東海大学医学部は編入試験として「展学のすすめ」で定員10人の募集も行っています。

東海大学医学部の受験難易度

偏差値と倍率

2022年度入試の東海大学医学部の偏差値は67.5となっています。(河合塾医進塾さんより)

2021年度以前は偏差値65.0が続いていました。

偏差値67.5は上から4.01%なので一般的には難しいと言えますが、私立医学部の中では下位〜中堅の位置にいます。

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2022年度入試では一般選抜の募集枠60人に対して、2005人が受験し、102人合格しています。
なので、倍率は驚きの19.7倍となります!

(4年前の2019年は志願者数4961人だったようでもっと驚きです)

東海大学医学部は受験日が2日あることが、これだけの高倍率を生む大きな要因ですが、2日両方受けた人などを考慮しても倍率は高いです。

在学生からひと言

私立医学部受験はかなりの倍率で行われることがほとんどです。また私立医入試では難しい問題が数問出るというよりかは、多くが短時間に問題数多めで出題される試験です。(東海もその傾向です)

ですので合格点から下に僅か数点の間、1問正解か不正解かで、何十人もがひしめき合う世界です。

個人的には、医学部受験生の受験勉強で大事なことは模試で偏差値を取ることではなくて、いかに本番ミスしないで自分の実力を発揮できるかが大切なことだと思います。

少ないデータから述べますが、通っていた予備校では偏差値70あっても、複数医学部を受験して全落ちの方もいれば、偏差値50台から合格されている方もいました。「偏差値」はあなたの本番での実力とは別物であるということを頭の隅に置いておいて普段の勉強を考えて欲しいです。(といいつつ僕はめっちゃ数字にメンタルが影響されていましたが笑)

東海大学医学部の併願校

私立医学部は学費がかなり高額かつ、学費と難易度がほとんど相関しているので、学費で線引きをして併願校を決める方が多いのではないでしょうか?

同じ学費帯や、より安い学費の関東の私立医学部としては聖マリアンナ医科大学、杏林大学、日本大学、昭和大学、国際医療福祉大学などがあります。

医学部受験は1次試験と2次試験が別日に設定されていて、別の大学の1次試験と2次試験が被ることがよくあります。そのため多くの大学に出願することが多いです。

(多くが受験料6万円なので、受験、併願するだけでかなりの出費になります。受験費用からバカ高い学費まで払ってくれている親には感謝しかありません、、)

以下は私立医学部の学費ランキングのリンクです。(河合塾医進塾さん)

 

東海大学医学部の受験科目、配点

ここでは東海大学医学部の「一般選抜」について、受験科目と配点についてご紹介します。

一次試験の受験科目は英語、数学(1A2Bまで)、理科一科目で、それぞれ100点の300点満点です。
(素点ではなく標準化されて評価されます)

一次試験に合格すると、小論文と面接が二次試験に行われます。

数学Ⅲが除外され、理科1科目であることがかなり特殊です。(前年の医師国家試験で合格率最低を記録したので、ここ数年減っている受験者数アップを狙っての大学の作戦なのかなと思います)

とはいっても、数学Ⅲや理科2科目を習得しないと、他の医学部を受験できません。そのため、「医学部医学科」に合格したい受験生の皆さんにあっては、「数Ⅲ、理科2科目はムリ」「間に合わないから、東海と帝京だけ受ける」などの受験作戦はあまりオススメできません。

小論文

小論文は45分間で500文字と試験時間が短いです。
まずは内容とのバランスはありますが、時間内に書き切ることを目標にすると良いと思います。(書き切らなくて合格された方もいます)

面接

面接は大学ごと、また入試方式によっても重要視されるかどうか変わってきます。

僕は一般入試で受験しましたが、「医師の志望理由」や「東海大学への志望理由」、「一次試験の出来」など想定しやすい質問をされました。面接官は2人で、雰囲気も明るめでした。

 

※一般受験で合格を目指す医学部受験生の普段の勉強で最も重視すべきなのは「一次試験」に向けた勉強です。

どんなに面接や小論文の評価がよくても、ほとんどの大学の一般入試の場合、一次試験の結果を大きく変えるほどの評価にはつながりません。

また本当にその人を見極めようと面接を行う入試では、必ずその人となりを問われる質問をされるので、付け焼き刃の面接練習でその目を掻い潜ることはかなり困難です。

無理せず出来ることをしていこうというスタンスで行くと、メンタル的にも安定しやすくそれなりの評価にも繋がりやすいのではないかと個人的には思います。

東海大学医学部受験にかかる費用

一般選抜の単願で57,000円、2併願で97,000円です。大学入学共通テスト利用選抜や地域枠選抜は37,000円でした。

私立医学部の受験費用は他学部や国公立の受験費用に比べるとかなり高額です。

東海大学医学部に合格するためには

当たり前で簡単なことを言っているかのように聞こえるかもしれませんが、東海大学医学部には基本的な問題を落とさないことで合格できます。

難しい問題や、解くのに時間がかかる問題は合格者も含めて多くの受験生が試験時間内に正答できていない可能性が高く、「差」がつく問題ではありません。
解くべきでない問題に時間を割かず、基本的な問題を素早くミスしないで解くことが試験本番で最も大事だと思います。解くべき問題の優先順位付けやミスを防ぐ技術は、それぞれ普段からの練習や事前に策を考えておくことが必要です。

そのため模試を本番の試験だと想定し、受験して得られる経験(時間配分は優先順位に基づき適切だったか、ミスの確認は徹底できたか、当日の体調はどうだったか、それらをどう改善するか、などなど)は出てくる偏差値の結果以上に重要です。

また、そもそも何が基本的な問題なのか把握する能力も必要です。例えば数字であれば、基礎問題精講や標準問題精講などの問題集に載っているような問題が基本的な問題に当たります。これら基本的な問題を、本番と同じ「ヒントがない」状況から解けるようになれば成績も伸びてくるはずですし、合格に近づく勉強になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、東海大学医学部医学科の受験について、選抜方法や必要な科目についてご紹介しました。

東海大学医学部一般選抜では近年受験科目に変更があったり、直近では偏差値が上がっていたりなど色々と変化がありますが、受験生に求められていること自体は上に述べたことで以前から大きく変わってはいないはずです。

本記事を読んだ受験生の皆様が、東海大学医学部の受験について少しでもイメージをつかめて前進に繋がれば幸いです。

苦しい状況の中にいる受験生も多いと思いますが、自分と自分の今までしてきたことを信じて頑張ってください。応援しています!

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katsuhiro

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東海大学医学部医学科に在学中のライター。東京出身です。 受験勉強は高校2年の夏からスタート。国立医学部を狙って一生懸命やっていたつもりでしたが、高3夏の河合...

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