東京医科歯科大学医学部医学科の特徴は?!

医学部入試情報

学問の神様、菅原道真を祀る湯島天神がある文京区湯島。

そんな湯島の地、御茶ノ水駅から歩いてすぐのところにある国立大学で唯一の医療系総合大学・大学院が東京医科歯科大学大学です。

東京医科歯科大学は、2022年4月から「指定国立大学法人」になりました。指定国立大学法人制度とは、「研究力」、「社会との連携」、「国際協働」の3つの領域で世界最高水準の教育研究活動が見込まれる大学として、文部科学大臣が指定する制度です。

今回は、そんな東京医科歯科大学の医学部医学科について、キャンパスの場所からほかの医学部とはひと味違うカリキュラムまで、在学生の目線から、その特徴と魅力を詳しく紹介していきます。

東京医科歯科大学医学部医学科のキャンパスは?

国府台キャンパス

1年次は千葉県市川市にある国府台キャンパスで教養科目を中心に学びます。

国府台キャンパスはJR総武線市川駅からバスで10分もしくは京成電鉄国府台駅から徒歩20分の場所にある、緑が多いキャンパスです。部活などで使用するグランドやテニスコート、図書館もあります。

市川駅とキャンパスは歩くと40分くらいかかりますが、帰りに江戸川の河川敷を歩くのはとても気持ちが良くておすすめです。

湯島キャンパス

2年次以降の専門科目は湯島キャンパスで学びます。

湯島キャンパスは御茶ノ水駅から徒歩3分と抜群のアクセスです。新御茶ノ水駅・神保町駅・水道橋駅・小川町駅からも徒歩圏内になっています。

キャンパスは東京医科歯科大学病院と同じ敷地内にあり、医療現場の雰囲気を感じられます。お昼時には、敷地内の日替わりのキッチンカーや「M&Dタワー」1階のセブンイレブンが、患者さんや大学や病院で働く方々、学生で賑わいます。

また、御茶ノ水駅周辺は大学や受験予備校が多く、安くて美味しいお店がたくさんあります。カレー屋やラーメン屋なども豊富なので、色々な店に訪れてお気に入りのお店を探すのも楽しそうですね!

東京医科歯科大学医学部医学科の学費

2022年度現在、授業料・入学料・検定料の合計は6年間で約415万円です。

その内訳は、

・入学料:282,000円

・授業料(年額):642,960円

・検定料(受験料):17,000円

→合計:4,156,760円

東京医科歯科大学の在校生には他県出身の人も多いです。一人暮らしをされる方は、生活費や居住エリアも気になるところかと思います。

残念ながら、湯島キャンパスの近くは家賃相場が高いです。しかし、1年次のキャンパスに近い市川駅は、実は御茶ノ水駅から総武線で20分程度のうえ、周辺の家賃は御茶ノ水エリアと比べるとぐっと抑えられます!そのため、1年次から市川駅周辺に住み続ける人もいますよ!また、御茶ノ水駅は新宿駅から電車で10分と、東京都内の様々な場所から好アクセスなので、住むエリアの選択肢はかなり多いです。

大学による学生寮もあるので、興味がある方はこちらのページを参照してください!

東京医科歯科大学医学部医学科の奨学金制度

東京医科歯科大学には、経済的な理由などで入学料や授業料の納付が難しい学生を対象にした免除制度があります。また、2020年度から開始された国の新修学支援制度の対象認定校となっていて、給付型奨学金を申請することが可能です。

詳細情報については以下のページをご覧ください。

東京医科歯科大学医学部医学科の特徴①

東京医科歯科大学の1つ目の大きな特徴は、4つの学部、医学部医学科、医学部保健衛生学科(看護学専攻、検査技術学専攻)、歯学部歯学科、歯学部口腔保健学科(口腔保健衛生学専攻、口腔保健工学専攻)がある医療系総合大学であることです。

チーム医療についての授業では他学科の人とディスカッションをする機会もあります。

また、学科に関わらず選択できる1年次の教養科目で課題の相談やグループワークなどを通して、さらに部活動でも一緒に活動するため、他学科の人と仲良くできる機会がたくさんあります。実際筆者は、よく他学科の友人とも食事に行ったり、旅行に行ったりしています。また、彼らと医療について真面目に語り合うと、視点の違いに気付かされることも多いです。

さらに、東京医科歯科大学は医療データの活用にも注目していて、メディカルデータサイエンス学部の新設も計画しています。

東京医科歯科大学医学部医学科の特徴②

東京医科歯科大学の2つ目の特徴は、学生の自主性を尊重するカリキュラムが充実していることです。高い研究心を持ち、世界の医学と医療を牽引する人を育てることを目標として、「研究」と「グローバルな人材育成」に力を入れています!

東京医科歯科大学の2021年度の医師国家試験の合格率は100%ですが、他の医学部に多い、授業としての医師国家試験の対策は行っていません。しかし、「研究実践プログラム」として2年次から研究室に通うことができたり、英語の授業や留学制度が充実していたりなど、特色あるカリキュラムが充実しています。

研究者育成プログラム

よく二項対立で語られることの多い「研究」と「臨床」ですが、医療の現場では、両方されている先生も多くいらっしゃいます。研究医と言うとハードルが高いものに感じられるかもしれませんが、学生のうちから研究の世界に触れるできます。

希望者は2年次から、「研究実践プログラム」というプログラムで研究室に通うことができます。研究室に行く理由も、「研究がしたいから」という人もいれば「臨床と研究どちらが自分合っているかわからないから」という人もいます。このプログラムでは、研究室ごとに、基本的な研究の手技や考え方を学ぶことが可能です。さまざまな動機から低いハードルで研究室に通うことができるので、将来の選択肢の幅が広がりますね!

また、東京医科歯科大学医学部医学科に特徴的なカリキュラムとして、4年次の前期の「プロジェクトセメスター」があります。ここでは、全員が必修科目として研究室に配属されます。つまり、東京医科歯科大学医学部医学科では、在学中に必ず研究に携わることができます。

グローバルな人材の育成

東京医科歯科大学はグローバルな人材の育成にも力を入れています。治療技術の面だけでなく、生命科学研究、国際保健・医療政策、そして医療産業の分野で活躍できる人材を育てることを目標としています。

主なカリキュラムとして、国際的なリーダーを育成するためのHSLPがあります。これは、1年次から始まる、希望者を対象にした選抜プログラムです。グループで協力してケーススタディの問題を解決する授業などを通して、チームワークや批判的思考力、デザイン思考スキルなどを養います。また、国際的な現場で活躍する先輩などの医師の方からお話を伺える機会も多くあります。

HSLPを受講していなくても、1年次から3年次に至るまで英語の授業があったり、提携する海外の大学に留学する機会があったりと、大学のカリキュラムを利用して自分の将来の選択肢を広げることができるでしょう。

東京医科歯科大学のグローバル人材の育成についてより詳しく知りたい方はこちらのページをご覧ください。

 

東京医科歯科大学医学部医学科のまとめ


いかがでしたでしょうか。本記事を通して東京医科歯科大学に少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

 


都心にある大学の学生として大学生活を満喫できること、専門科目の教育だけでなく、研究から国際医療政策まで、興味次第で自分の将来の選択肢を広げることができる大学です。

まずは以下の大学のホームページをチェックして、ぜひオープンキャンパスにもいらしたりしてください!お待ちしています!

 

ピックアップ記事

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

【2023年版】 現役医大生が選ぶ医学部予備校おすすめTOP5