【最新2024年度】これを読めば共通テストのボーダーはバッチリ!
本格的な受験準備シーズンがやってきましたね。
共通テストの模試も済み、ボーダーが気になっている受験生も多いのではないでしょうか。
いったい何点とればよいのか。
そもそもボーダーとは何なのか。
今回は、共通テストのボーダーについて徹底解説します。
Contents
1.そもそも共通テストにおけるボーダーとは?
①ボーダーとは?
「ボーダーにひっかかりそう」、「ボーダーがやばい」などとよく言いますよね。
そもそも、共通テストでのボーダーとは何なのでしょうか。
ボーダーとは、東進や駿台などの予備校の予想にもとづいて、合否の可能性が50%に分かれるラインのことをいいます。
簡単にいうと、「共通テストで必要な得点」ということです。
下の図は、河合塾が提供している図です。受験生を合格者と不合格者に分け、共通テストの得点率で分布を作成したものです。このときに、合格する受験生と、不合格だった受験生が、半々になるラインをボーダーと呼んでいます。
共通テストでボーダーを考えるとき、二次試験の点数は考慮していません。そのため、ボーダーより得点率が低くても合格する受験生も存在します。しかし、ボーダーより得点率が低いと、合格する可能性は半分以下になってしまいます。
(大学受験パスナビより)
について詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。
ボーダーは前年度の共通テストの結果をもとに、今年度の動向も加味して決定されているようです。ただし、あくまで各予備校・塾の予想となります。また、共通テスト自体も今年で3回目であり、データが蓄積されていません。他にも、入試制度の変更や少子化、大学の人気によっても、変動するようです。
例えば、私が受験した年は、東大が後期入試を廃止した年で、そのため、後期日程は大荒れでした。
また、二次試験の配点が高い学部・方式の場合、共通テストで得点率が高くても、合格できるかわかりません。まさに、私も共通テストの得点率は、85%とボーダーを上回っていたのですが、二次試験で失敗しました。
あくまで予想として、利用していきましょう。
最後に注意点として、予備校ごとにボーダーの基準が若干違います。
河合塾では、合否の可能性が50%にわかれるラインがボーダーライン。
東進では、以下の4つに分けて、共通テストの合否判定基準を出しています。
①Aライン 合格可能性 80%以上
②Bライン 合格可能性 65%以上
③Cライン 合格可能性 50%以上
④Dライン 合格可能性 35%以上
駿台・ベネッセでは、以下の4つに分けています。
①Aライン 合格可能性 80%以上
②Bライン 合格可能性 60%以上
③Cライン 合格可能性 40%以上
④Dライン 合格可能性 20%以上
それぞれ、少しずつ違いますので、注意しましょう。
②まぎらわしい。ボーダーと足きりの違いとは?
今まで、ボーダーについて解説してきました。ところで、みなさん足きりという言葉を聞いたことはないですか。足きりとボーダーって同じじゃないの?と思う人へ。違います。
ボーダーは予備校が予想した合否の可能性が別れるラインのことです。
足きりは、共通テストの得点をもとに二次試験受験者を限定する制度のことです。
国公立大学では、2段階選抜を行っているところがあります。受ける年にもよりますが、共通テストの結果が悪ければ、二次試験を受けることができません。例えば、一橋大学では、入学志願者が募集人数を大幅に上回った場合、高得点順に募集人数の約3倍を、第1段階選抜の合格者とします。
予備校の予想するボーダーに達していなくても試験を受けることはできます。しかし、足切り、つまり第1段階選抜を通らなければ、二次試験を受けることはできません。足切りがある大学を受験する場合は、二次試験を受けることができるよう、共通テストの得点率に注意しましょう。
足切りラインについてもっと知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。
2.共通テストで志望校のボーダーを超えるためには。
①得点率を把握する
自分が目指している大学に合格するためには、どこまで点数をとればよいのか確認しましょう。また、配点も絶対確認しましょう。
②過去問を徹底的に解く
共通テストやセンター試験の過去問を解きましょう。そのときは、本番と同じように解いていくことが重要です。きちんとタイマーで時間を区切り、マークシートを用いて、予行練習を積みましょう。
③弱点分野を洗い出し、当日の目標を定める。
受験生はともかく時間が足りません。効率よく勉強するために、弱点分野を中心に勉強しましょう。各大学、出題されやすい分野があると思うので、その分野に弱点はないのか。弱点がある場合は、苦手なところを潰していきましょう。共通テストだけでなく、その次の二次試験に向けて、弱点がないか確認すると、効率よく勉強できます。
また、当日の戦略をあらかじめ決めましょう。例えば、解く順番を決めるとよいです。私は、数学が苦手だったので、解法が思いつかなかったらすぐ飛ばすという方針で解きました。本番は意外と慌てます。当日の目標を定めておきましょう。
④絶対諦めない
最後まで粘ったものが勝ちます。私はセンター試験の地学基礎・生物基礎は、本番1週間まえに勉強し始め、頭に入れました。その結果、地学基礎で満点に近い点数を取れました。もうダメだと焦らずに、最後まであがきましょう。
3.2022年医学部共通テストボーダー一覧
2022年、医学部の共通テストのボーダーは、すでに公開されています。いくつかの予備校のボーダー一覧を紹介します。
・河合塾の2022年度入試、国公立大学医学部ボーダーライン(入試難易度)
・河合塾の2022年度入試、私立大学医学部ボーダーライン(入試難易度)
・ベネッセ・駿台 データネット2022
合格可能性判定基準(判定基準)のページから、エクセルシートをダウンロードできます。学部ごとに仕分けされていないので、見にくいです。医学部のもののみ、見て行きましょう。
まとめ
今回は、共通テストのボーダーについて徹底解説しました。本番まであと少し、受験生のみなさん頑張ってください。
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