【2022年最新保存版】共通テストの配点は?そもそも何点満点?
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共通テストの配点は?
毎年1月に行われ、多くの大学で1次試験として利用されている「大学入学共通テスト」。大学の中には共通テストで足切りを行ったり、共通テストの点数だけで受験ができたりとかなり重要な試験になります。受験生の皆さんに取っては馴染みの深いテストですが、その配点はどのようになっているのでしょうか。今回は、科目ごとの配点や満点についてご紹介します!
共通テストの科目
共通テストには、6教科30科目が用意されています。受験生は、この中から自分が志望する大学に求められている科目を選んで受験することになります。どの科目が求められるかは大学によって違ってくるので、志望大学の募集要項を確認してみてくださいね。受けることのできる教科・科目と満点は以下の通りです。
・地理歴史(各100点満点)→「地理A」「地理B」「日本史A」「日本史B」「世界史A」「世界史B」
・公民(各100点満点)→「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理、政治・経済」
※多くの受験生は地理歴史・公民の中から「社会」として文系の受験生は2科目、理系の受験生は1科目を選択する。特に国立の志望であれば、地理歴史の中で「B」がつくもの、「倫理、政治・経済」の中から選択することが多い。私立理系の場合地理歴史・公民の選択を行わないこともある。
・国語(200点満点)→現代文100点、古文50点、漢文50点
・外国語(各200点満点)→「英語」(リーディング100点、リスニング100点)、「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」(「英語」以外の科目はリーディングのみで200点)
・数学(各100点満点)→「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ」「数学Ⅱ・数学B」「簿記・会計」「情報関係基礎」
※「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」から1つ、「数学Ⅱ」「数学Ⅱ・数学B」「簿記・会計」から1つを選んで受験。多くの大学は「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ・数学B」を要求しているためほとんどの受験生はこれらを選択する。
・理科①(各50点満点)→「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」
・理科②(各100点満点)→「物理」「化学」「生物」「地学」
※文系の受験生の多くは理科①から2科目選択、もしくは理科②から1科目選択して100点満点とする。多くの理系の受験生は理科②から2科目選択して200点満点とする。
なんの科目を選択するの?(国立文系の場合)
国立文系志望の場合、「地理歴史・公民」(中でも「B」がついた物と「倫理、政治・経済」)の中から2科目、「国語」、「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ・数学B」、「理科①」のうちの2科目(「理科②」から1科目選択でも良い)、「外国語」(ほとんどの人は英語)を選択します。
「地理歴史・公民」が100点満点×2科目、「国語」が200点満点、「数学」が100点満点×2科目、「理科」が50点満点×2科目もしくは100点満点×1科目、「外国語」が200点満点の計900点満点となります。
なんの科目を選択するの?(国立理系の場合)
国立理系志望の場合、「地理歴史・公民」(中でも「B」がついた物と「倫理、政治・経済」)の中から1科目、「国語」、「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ・数学B」、「理科②」のうちの2科目、「外国語」(ほとんどの人は英語)を選択します。
「地理歴史・公民」が100点満点×1科目、「国語」が200点満点、「数学」が100点満点×2科目、「理科」が100点満点×2科目、「外国語」が200点満点の計900点満点となります。
私立志望の場合は?
私立大学の場合、大学によって求められる科目が大きく異なります。国立大学を受験した上で私立大学を併願する人は、国立大学用の科目選択をした上で、私立大学の共通テスト利用受験の条件に合致しているか募集要項などで確認しましょう。私立専願の受験生の中には共通テストをそもそも受験しなくて良い場合もありますので、募集要項でよく確認しましょう。
科目ごとの問題数と配点
以下は、特に受験者の多い科目のみご紹介します。ご了承ください。なお、2022年度の試験データをもとに作成しています。
地理歴史・公民
・「地理B」:出題数は31題で、1問あたりの配点は2点が2問、3点が20問、4点が9問でした。
・「日本史B」:出題数は32題で、1問あたりの配点は3点が28問、4点が4問でした。
・「世界史B」:出題数は34題で、1問あたりの配点は2点が2問、3点が32問でした。
・「倫理、政治・経済」:出題数は32題で、1問あたりの配点は3点が28問、4点が4問でした。
国語
・現代文は19題出題され、1問あたりの配点は2点が5題、4点が2題、6点が5題、7点が4題、8点が3題でした。計100点です。
・古文は8題出題され、1問あたりの配点は5点が3題、7点が5題でした。計50点です。
・漢文は9題出題され、1問あたりの配点は4点が3題、5点が2題、6点が1題、7点が2題、8点が1題でした。計50点です。
外国語
・「英語(リーディング)」は48題出題され、1問あたりの配点は2点のものと3点のものがあります。3点のものの中には完全解答があります。
・「英語(リスニング)」は37題出題され、1問あたりの配点は2〜4点です。完全解答の問題もあります。
数学
・「数学Ⅰ・数学A」では大問を4つ(1、2が全員、3、4、5から2つを選択)解くことになります。1、2は各30点、3、4、5は各20点です。
・「数学Ⅱ・数学B」は大問を4つ(1、2が全員、3、4、5から2つを選択)解くことになります。1、2は各30点、3、4、5は各20点です。
理科
・「物理基礎」は17題出題され、1問あたりの配点は4点または5点です。完全解答の問題があります。
・「化学基礎」は15題出題され、1問あたりの配点は3点または4点です。
・「生物基礎」は17題出題され、1問あたりの配点は2点から4点です。
・「地学基礎」は15題出題され、1問あたりの配点は3点または4点です。
・「物理」は25題出題され、1問あたりの配点はほとんどが5点、一部が2点、3点です。完全解答の問題があります。
・「化学」は33題出題され、1問あたりの配点は2点から4点です。完全解答の問題があります。
・「生物」は28題出題され、1問あたりの配点は2点から4点です。
・「地学」は30題出題され、1問あたりの配点は3点または4点です。
その他の科目は?
その他の科目については、駿台のホームページに詳細が載っています。合わせてご覧ください。
各科目の平均点は?
各科目の平均点については別の記事で扱っています。ぜひご覧ください。
まとめ
自分の受ける大学に必要な科目は何か要チェック!
いかがでしたか?大学によって、2次試験における共通テストの点数の占める比重や重視される科目が違ってきます。また、大学によっては共通テストの受験科目に制約がある(例えば選択できる理科の科目が「物理」と「化学」のみなど)こともありますので、募集要項をしっかりと確認してみてください。この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
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