【医学生が徹底解説!】共通テストの変更点とは?〜センター試験との違いと対策〜
今年は本当に暑い夏ですね。この暑さの中、マスクを着用して、受験勉強に勤しんでいる受験生の皆さんのことを思うと頭が上がりません。
私も勉強したり、書類を書いたり、記事を書いたりするために、一日中、パソコンに向かってキーボードを叩いている毎日です。
そんな日々を送っていると、気づいたら、姿勢が悪くなってしまい、背中や肩が痛くなっています。
最近、私の仲間が書いた記事を見て、正しい姿勢を取り戻そう!そう決心したこの頃です。
思い返してみると、受験生のときも背中や肩が頻繁に痛くなっていたものです。
今回は、このシーズンによく寄せられる「共通テストの対策にセンター試験の過去問を演習するのは意味あるの?」という質問に答えていきたいと思っています。
センター試験、懐かしい響きです。聞いただけで、肩が凝ってきた気がします笑
共通テストになんで変更されたの?
約30年続いた大学入試センター試験が廃止され、2021年1月から「大学入学共通テスト」が始まりました。
センター試験を受けた私たちからすると、衝撃的な出来事でした。
みなさんも各予備校の模試、授業や学校の授業を受けて、共通テストの対策をおこなっていると思います。
(模試の種類ごとの活用法や、成績表の見方については以下の記事が参考になるかと思います。ぜひ読んでみてください。)
2022年現在、2年間分の過去問しかないので、センター試験の過去問を演習せざるを得ない状況なのが現状です。
共通テストとセンター試験との違いを熟知した上で、センター試験の過去問を利用してた対策方法を今回は伝授していきたいと思います。
共通テストはセンター試験よりも表現力や思考力、判断力を判定することに重点をおいて作成されています。
これは、知識よりもそれを運用する思考力を重視したいという社会的要求に応えた教育変革の結果です。
マークシート試験でこのような力が測れるのか、そもそも1次試験である共通テストでこれらの力を測る必要があるのか、といった懐疑的な意見が多々あるのもまた事実です。
しかし、みなさんは受験生ですので、そんなことは気にせず、試験の形式に慣れて、高得点が叩き出せるように演習していきましょう。
共通テストの各教科の変更点と対策
それでは、各教科のセンター試験から共通テストでの変更点を解説していきたいと思います。
英語
全ての科目の中で、一番変わったのが英語だと言えると思います。
リーディングは発音やアクセント、文法などの問題は出題されず、読解問題のみとなり、リスニングは配点比率が上がり、リーディングとリスニングの配点が1:1になりました。
そのため、リスニングの重要性がかなり増したと言えます。
(リスニングの対策方法について下の記事で徹底解説していますので、ぜひ読んでみてください!)
センター試験と共通テストでは、語彙のレベル、構文の複雑さ共に同程度です。また、センター英語筆記の大問4以降の読解問題が共通テストと似ています。
数学
数学Ⅰ・Aの試験時間がセンター試験は60分だったのに対して、共通テストは70分と延長されました。
会話形式の出題や日常事象に関する設定から必要な立式をしたりする問題が出題されるようになり、文章量が大幅に増加しました。
出題形式に慣れ、必要な情報を短時間で読み取る練習を行う必要がありますが、問うている内容は一緒です。
国語
新傾向問題(まとめノートの空欄補充問題など)が出題されたもののセンター試験のマイナーチェンジです。
つまり、ほとんど変わりません。
従来通りの対策を行い、直前期に新傾向問題を含んだ共通テストの過去問や模擬試験を演習すれば、十分です。
理科、社会
新傾向問題(会話形式の出題や日常事象に関する設定の問題など)が出題されるようになりましたが、国語と同様かそれ以上にほとんど変わりません。
従来通りの対策を行い、直前期に新傾向問題を含んだ共通テストの過去問や模擬試験を演習すれば、十分です。
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それぞれの科目の勉強法を細かく紹介した記事を書いていますので、是非、一度、目を通してみてください!
特に、国語や社会は共通テスト対策に特化しているので、参考になるかと思います。
で、共通テストで何が変わったの?どう対策すれば良いの?
実は大学入学後も、大学受験生クラスを毎年担当している関係で共通テストをほぼ全教科解いています。
全体的な総括としては、共通テストはセンター試験と「英語以外は」あまり変わっていないというのが本音です。
ほとんどの科目で設問文の文章量が多くなり、タイムマネージメントが難しくなったのは事実だと思います。
問うていることのレベルも内容も実はセンター試験と変わっていない感触があります。
(あくまで個人の見解です。)
なので、センター試験の過去問をそのまま演習に使うべきですし、それが一番演習効果が高いです。
日々勉強している科目(英語、数学、理科(、国語))の共通テスト対策は、秋以降で十分です。
しかし、日々勉強していない科目(国語、社会)は、時間がとれる夏の間に基礎を固めておく必要があります。
最近では、私立医学部でも共通テストを利用した入試が主流です。
「共通テストを制するものが医学部受験を制します!」
ぜひ、共通テストで高得点を叩き出して、夢を掴んでください!応援しています!!!
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