「もう無理だ」と思ったときの対処法[大学受験で心折れたとき]
みなさんは勉強をしている間、もう無理だと感じることはないですか。
「勉強がもう無理だ」と思うことは、長い受験勉強のなかで1回や2回はあることでしょう。
今回は、大学受験で「もう無理だ」と思ったときの対処法を紹介します。
Contents
1.落ち着こう
「もう無理だ」
そう思っているときは、大抵パニックになっています。
とりあえず、深呼吸をしてみましょう。
ポイントは息を吐くことに集中することです。
ゆっくりと口から息を吐き出しましょう。
(参考:こころもメンテしよう「腹式呼吸をくりかえす」)
2.生理的な欲求に答える
寝てなかったら寝ましょう。
人は1日4時間半ほどしか寝ない睡眠不足が5日続くだけで、不安が高まるようです。
睡眠不足だなと思う人は寝ましょう。
(参考:サイエンスポータル 「睡眠不足で情動不安定や抑うつに」)
お腹が空いていたら、ご飯を食べましょう。
女子の場合、生理前だったということもあるかもしれません。
私は理由もわからず、もう無理だと思って気分が落ち込んでいたら、
生理前だったということがよくあります。
生理に伴って気分が浮き沈みするのはよくあることです。
女性の85.9%が月経前症候群(PMS)を経験しています。
PMSの症状には、気分の落ち込みや憂鬱、イライラする、感情の起伏が激しくなるといったものがあります。
(参考:小林製薬株式会社 「2012年 PMS(月経前症候群)に関する男女の意識調査」)
人間は身体的な不調に引きづられる生き物です。
まずは、生理的な欲求に答えてあげるとよいと思います。
3.現実を確認
本当に、もう無理だと絶望する状況なのでしょうか。
整理して考えてください。
意外と「出来ない、もう無理だ」と感じても、大丈夫なときもあります。
また、これ以上頑張れないと心が折れても、別のやり方を試したら上手く行く場合もあります。
そして、本当に絶望的な状況か、そこまでではないかを考えてみましょう。
思い込んでいるだけで、そこまでヤバい状況ではないかもしれません。
3.誰かに相談。
「もう無理。勉強できない。」
そう思ったときは誰かに相談するとよいかもしれません。
そのときは、泣き言に付き合ってくれて、よいアドバイスをくれる人に相談しましょう。
無理だと思ったときに、勉強していないあなたが悪いと責められたら、さらに辛くなってしまいますよね。
相談するときは、誰に相談するかが一番重要です。
塾や学校の先生や友達、親など、自分の話を聞いてくれそうな人に相談しましょう。
他にも受験の相談についての記事があります。ぜひ読んでみてください。
4.とりあえず手を動かす。
人間の脳は、手を動かしてからやる気がでるようです。
落ち込む前に、手を動かして、まずは勉強をしてみてください。
そうすることによって、やる気がでます。
とりあえず、勉強を進めるのも一つの手かもしれません。
(参考:東洋経済オンライン「やる気がない人ほど「まず手を動かすべき」理由 どれだけ退屈でも集中力は後からついてくる」)
5.本当に無理な課題に向かっているかもしれない。
実現することが不可能な課題に向かっていませんか。
私は受験時代によくこのような状況に陥っていました。
例えば、自分で勉強の計画を立てるとすると、
非現実的な計画を立ててしまう→目標が適切でないので達成できない→「もう無理だ」と自信を失う→もっと頑張らなきゃと思う→さらに無茶な計画を立ててしまう→達成できない、、、
という、ただただ自分が自信を失っていくループにはまってしまっていました。
受験では、ゲームのようにわざとハードモードをプレイする必要はありません。
今自分が勉強している内容や量が、自分に合っているものか確認してみましょう。
そして、合っていないようなら計画や勉強内容を変更するとよいでしょう。
重要なことは、自分にとって適切な課題を設定するということです。
そもそも実現不可能な課題をやる必要はありません。
5.いつもと違う景色を見に行く
いつもと違う景色を見に行ってもよいかもしれません。
私の高校では、受験時代に煮詰まって、学校をズル休みし、海を見に行った先輩がいました。
ズル休みするのは、よくないかもしれませんが、普段と違う風景を眺めるとよいと思います。
新しい景色を見ることで、脳も刺激されます。
「無理だ」と思ったら散歩してみましょう。
6.成長は予測できない。
みなさんは知っているでしょうか。
学習曲線というものは直線的ではありません。
何かを学ぶ際に、昨日より今日、今日より明日のほうが出来るということではないようです。
むしろ、いきなり上達したり、下がったり上がったりを繰り返しながら、成長していくことのほうが多いかもしれません。
今は「もう無理だ」と思うかもしれませんが、突然成長するかもしれません。
勉強していくなか、成績が上がらずに心が折れるときもあると思います。
しかし、それは力を貯めていて、勉強を続けていると、急に成績があがることもあります。
(参考:「スキル学習におけるスランプ発生に対する事例分析的アプローチ」)
まとめ
今回は、「もう無理だ」と思ったときの対処法についてまとめてみました。
個人的に1番重要だと思うことは、冷静になるということです。
1回、自分を遠くから眺めてみるとよいかもしれません。
みなさんが心折れても、立ち戻って、受験勉強に励めるよう祈っています。
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