医大生の長期休みの過ごし方とは?普通の大学生とどう違うかを解説【学業・部活・バイト】
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毎日勉強の日々を過ごしていると、「あー、休みが欲しい…」と思うことも多いでしょう。
医学部に入ると勉強の連続ですが、ちゃんと長期休みはあります!!
忙しいと思われがちな医学部ですが、試験期間と実習期間以外は実はかなりプライベートの時間を取ることができます。
今回はそんな長期休みの過ごし方について現役医大生の目線でご紹介できればと思います。
それでは、一緒に見ていきましょう!
Contents
普通の大学生と違うポイント4選
大学によって、長期休みの期間は違います。また、学年によっても違います。
例えば、臨床実習中は、低学年のような長期間の休みはありません。
また、CBTや国試を控えている学年については、大学での授業は終了していても試験勉強のために休みは返上!という感じです。
上記の例外を除いては、夏休みと春休みは約1〜2ヶ月であるところが多いです。冬休みは、2週間程度で夏や春と比べると短いですね。
まず、そんな医大生の「医学生ならでは」の長期休みの過ごし方をご紹介します。
1、東医体・西医体に参加する
正式名称は東(西)日本医科学生総合体育大会といい、運動部に所属する医学生にとって最大の目標がこの大会です。医学科の学生だけが参加できる由緒ある大会で、なんと、日本国内では国体に次ぐ参加者を誇ります。東(西)医体で上位に入ることはかなりのステータスであり、就活の自己PRでも大いに強調できます。部活によっては部内の順位にかかわらず全員がレギュラー選手として出場できることもあり、誰もが大会に出場した経験と思い出を得ることができます。東(西)医体で上位に入った選手は全医体という真の医学生日本一を決める大会に出場できます。東医体のパンフレットには各大学の個性あふれる紹介文が掲載されるなどなかなか面白い仕様になっているのでぜひ見てみてください。
参加競技は以下の通りです。スキーとアイスホッケーは冬季、その他は夏季に行われます。
陸上競技・硬式野球・準硬式・テニス・ソフトテニス・卓球・バレーボール・バドミントン・サッカー・バスケットボール・柔道・剣道・弓道・空手道・水泳・ヨット競技・ボート競技・馬術・ハンドボール・ゴルフ・スキー・ラグビー・アイスホッケー
東医体や西医体について知りたいという方はこちらもご覧ください
東医体・西医体の運営に関われることも!
東(西)医体の運営は学生主体で行われるため、主管校となれば運営に携わることができます。非常に規模の大きい大会ですので運営は大変で苦労の連続ですが、大会を成功させた達成感はひとしおです。さらに就活の面接ではかなりのアピールポイントになります。主管校は4~5校がセットで毎年持ち回りですが、部員が少なく運営ができない場合などは考慮されます。主管校になる可能性があるかどうかは部活選びで地味に重要なので必ず確認しましょう。
2、病院見学に行く
就職活動を控えている学部の大学生は、インターンに行く人が多いですよね。
就職白書2020によると、長期インターンをした経験のある学生は、5%ほどのようのです。参考:「就職活動・採用活動に関する振り返り調査 データ集 」
医大生も将来の勤務先である病院を見て回ります。
遠方の病院に就職希望の場合は、見学に行くのにも時間がかかります。
ですので、時間にゆとりがある長期休みを利用して病院見学に申し込む人が多いです。
病院側からも見学の募集がかかることもあるので、行きたい病院がすでに決まっている場合はHPなどでチェックしてみましょう。
3、海外での医学研修に参加する
海外に留学することも、大学生活を充実させることになりますね。
特に将来海外で医師として働きたい人は、学部の留学制度を利用すると良いです。
大学によって様々ですが、長期休みに海外での研修が可能なことがあります。海外の医療について理解を深める良いきっかけになること間違いなしです!
異国で生活するには準備にも時間がかかりますから、可能であれば長期休みを利用するのがおすすめです。
4、医大生といえば、CBTや国試の勉強
医大生の休みに宿題はあるのか。
結論からいうと、基本的にはありません。
ですが、休み明けに試験があることがあります。特に夏と冬はそのパターンが多いですね。多くの医大生が、休みながらも勉強しているというのが現状です。
また、医大生は学習意欲が高い学生が多く、休み中も自ら勉強している学生が多いように思います。
CBTやOSCE、国家試験が近い場合は、みんな大学にきて勉強しています。学年が上がるにつれて、勉強するのが日常ルーティンに取り込まれていく感じです。
よくある長期休みの過ごし方6つ
医大生の長期休みですが、もちろん大学生らしいこともちゃんとできます!!
先ほど紹介した4つのイベント以外で、普段の長期休みの過ごし方についてご紹介していきますね。
1、医学以外の勉強
資格の勉強
これは趣味の領域かもしれませんが、資格の取得もおすすめです。医学生で保育士や気象予報士の資格を取った人もいます。バイトの幅も広がりますので医学の勉強に飽きたら新しい資格にチャレンジするのもいいですね!
英語の勉強
将来外国で働きたいと思っている方は外国語の勉強がおすすめです。特にアメリカで医師になるために必要なUSMLEを受ける方は英語の勉強に力を入れましょう。クラスでも目指している人は何人かいますし、先輩で取得した人もいます。最近はオンライン英会話なども普及してきていますので利用してもよいですし、簡単で安く済ませるにはラジオを聴くのがおすすめです。英語に力を入れれば、海外に留学することもできます。留学して充実した学生生活を送りましょう。
2、アルバイトをする
医大生の長期休みは稼ぎどきです。授業があるときは多く働けなくても、休みの期間はみんなバイトに勤しみます。
社会人になれば、なかなか本業以外に仕事はできません。医師であればなおのこと転職は珍しいですよね。
また、大学生活はなにかとお金がかかります。医学生はなかなかアルバイトできないんじゃないかと思われがちですが、全くそんなことはありません。
きっと貴重な体験になると思います。
3、自動車免許を取る
車の免許は取っておいた方がいいです。合宿でも2週間、短期集中でも3週間かかります。通いではなかなか予約が取れなかったり授業で間に合わなかったりするので長期休みのうちにさっさと取ってしまうのがおすすめです。免許を持っていればレンタカーを使って旅行の幅が広がりますし、大勢でシェアすれば安く済むこともあります。また合宿の時など部活の荷物の運搬でも役に立ちます。
4、趣味に没頭する
医師になれば趣味に割ける時間は少なくなります。これは本当です。
・博物館、美術館めぐりをする
・推しのコンサートやイベントに行く
・スポーツ観戦を楽しむ
・スキーやテニスなどスポーツをする
などなど、皆さんはどんな趣味をお持ちでしょうか?
ぜひその趣味は医学部に入っても大切にしてください。辛い時や苦しい時に心の支えになってくれます。
5、旅行に行く
大学にいるうちにと、色んなところを旅する大学生もいます。
大学生ですと、平日に行けるので、比較的安く旅行ができます。
青春18きっぷを使って、東北を一周した先輩もいました。
医師になると旅行に出かけられる時期や、旅行の長さに制限がかけられます。
宿代や交通費が安い時期に、旅行に出かけられるのは大学生の特権です。
宿泊代は祝日や休日と比べると、2倍近く高くなることもあります。
また、大学生は学割が使える上に、いろんな博物館や美術館も学生料金で入ることができます。ぜひ、いろんなところに旅行に行きましょう。
6、何もしない
意外と難しいのが、「何もしない」ことです。
日々忙しなく過ごしていて急に何もしないとなると、なぜか寂しさを感じます。
そんな時は自分自身と向き合う時間にしても良いのではないでしょうか。
本当にやりたいことは?
次に達成したい目標は?などなど…
自分に問いかけてみて答えが見つかれば、すでに紹介したような行動に移すのも良いですね。
医大生も長期休みは謳歌できる!
時間がある分、どう過ごすかは本人次第です。
大学生だからこそチャレンジできることもたくさんありますよね。
医大生の長期休みの過ごし方がお分かりいただけたかなと思います。
今しかない貴重な時間を充実させるためにも、皆さんもプランを考えてみてくださいね。
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