現役医大生も使っている!超効率的な勉強ツール【ANKI・ChatGPT・リマインダー】

医師国家試験を突破することで、晴れて医師になります。実はこの試験では、全身の疾患に関する知識が問われます…
数学や物理のような計算力を問う問題は出題されないのですが、大学受験の数倍の暗記量が必要となります。
「そんなの無理だよ…笑」と思った方多いですよね。私も入学当初は無理だと思いました。
しかし、多くの医学生が工夫を重ね、医学に基づいた勉強法を駆使することで、膨大な医学知識を頭に叩き込んでいます。
受験生の皆さんは、この勉強法を化学、生物、社会、古文、漢文、英単語などの暗記科目に用いると効果抜群です!
今回は、私たち医学生がどのように効率的に学習しているかをお教えしていきます。
後半では、暗記以外にもよく使うツールをご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
Contents
暗記するなら“ANKI”を活用すべし
この“ANKI”は、簡単に言うと単語帳アプリです。医学生の中での知名度はかなり高いです。
問題を表面、答えを裏面と登録していくことで、自作単語帳を作成することができます。
この“ANKI”の最大の特徴が、忘却曲線に基づいて、復習と反復学習のタイミングを指定してくれることです!
要するに、“ANKI”に覚えなければならないことを入れて、“ANKI”の通知してくれたタイミングで学習していけば、間違いなく記憶が定着していくということです。
多くの医学生は“ANKI”に覚えなければならない医学知識を入れて、“ANKI”に言われるがままに学習を進めることで、膨大な医学知識を記憶しているのです。
これが医学生が実践している医学に基づいた超効率的な記憶法です。
欠点としては、iOS版は3000円ぐらいします。(デスクトップ・Android版は無料です。)
ただ、それ以上の価値があると私は思います。もし、3万円だとしても買うことをおすすめするぐらいすごいアプリです!
しかも、医学生になっても使うので、先に買っておくのはありなのではないでしょうか?
単語は単語カードのように簡単に作成できる
英単語や古文単語などの単語系は、通常の単語帳のように表裏で登録していけば良いだけなので、作成が容易です。
化学、生物、社会は一工夫して使いやすく
しかし、化学や生物、社会はどの知識をどのような形式で“ANKI”に登録すればいいのかが難しく、その作成に時間が取られてしまいます。
それでは、本末転倒です。
そこで、今回、化学や生物、社会で“ANKI”を駆使した勉強法を開発してみました!
手順を踏みながら、分かりやすく解説していきたいと思います。
①『一問一答シリーズ』(東進ブックス)を買ってくる
化学、生物基礎、社会は『一問一答シリーズ』(東進ブックス)が出ているようです。
評判も良いシリーズです。ただ、他の一問一答問題集でも良いと思います。
②スキャンする
まずは、スキャンしましょう。OCR(文字認識)を忘れずにかけましょう。
スキャナがない場合でも、無料のスキャンアプリが存在するのでそれを利用するのが良いと思います。
これが面倒な場合は、電子書籍で売っている一問一答問題集を買うことをおすすめします。
③トリミングを行う
一問一答の部分のみを切り取って、トリミングします。
トリミングしたものをPDF形式で保存してください。
④Wordで開く
PDF形式で保存した書類をWordで開いてください。
そしたら、一問一答の該当部分をコピーしましょう。
⑤Excelを開く
一問一答の該当部分をコピーしたら、Excelにペーストしてください。
そしたら、それをCSV形式で保存しましょう。
⑥ANKIにCSVファイルをインポートする
⑤で作ったCSVファイルを“ANKI”に読み込ませましょう。
そしたら、完成です!
ほぼ同様の手順を行なっている解説記事を紹介しておきます。参考にしてみてください!→こちらをクリック!
また、“ANKI”の日本語マニュアルを紹介しておきます。参考にしてみてください!→こちらをクリック!
“ANKI”以外にも!繰り返して定着を図るオススメの暗記補助アプリ4選
1、オリジナルの単語帳を作られる「単語帳メーカー」
自分でフラッシュカード形式の単語帳を作れるアプリです。スマホに入れてしまえば、移動時間などのスキマ時間に暗記ができますね。
2、忘れそうなタイミングで復習させてくれる「reminDO」
reminDOでは、人間の忘却曲線に沿って、忘れそうなタイミングで出題してくれます。
覚えたい内容は、文章や画像でもアプリ内に入れることができるので、参考書の覚えたい箇所を写真に撮って保存することも可能です。また、自分が作成しただけでなく他の人が作った教材も共有できるので、効率的に学習が進められます。
3、 写真を取り込んで暗記シートを作成する「イルカの暗記シート」
これはかつて「i-暗記シート」と言われていたアプリが改良されたものになっています。
pdfや写真で取り込んだノートを、赤シートを使いながら勉強することができます。
詳しい使い方はこちらをご覧ください↓
4、スキマ時間にクイズ:世界史/日本史 一問一答
世界史の問題を1704問、日本史の問題を2826問収録しており、共通テスト対策にぴったりです。
一問一答に加えて正誤問題、空所補充や正誤問題、時代整序の4種類の問題があります。
無料でこれだけの問題が解けるのはかなりお得ではないでしょうか?
しかしこのアプリ、残念ながらiOS版のみとなっています…。
使える人はこれで世界史と日本史を固めましょう!!
調べごとには、“ChatGPT”を活用
“ANKI”以外にも、勉強する上で役に立つアプリや効率アップ術をご紹介していきます。
まずは、近年話題になっているChatGPT。皆さんもご存知なのではないでしょうか。ChatGPTはその名の通り、人工知能チャットボットであり、生成AIの一種です。
疑問に思った時にすぐに調べられるので、非常に便利です。医学の知識を尋ねても答えてくれます。また、試験勉強や資格勉強をする際に、そのスケジューリングを聞くと一般的なスケジュールをしっかり答えてくれます。
また、英作文の練習ができるという点も受験生にとっては嬉しいポイントだと思います。
ChatGPTを使って簡単な英作文のチェックをしてもらいました。三単現ではないのに動詞にSをつけてしまったことや、highとschoolのあいだにスペースを入れる必要があることを指摘してくれました。また、英作文のチェックだけではなく、普通に英語でチャットをすることもできます。
これはChatGPTに雑談をして欲しいと頼んだチャットです。
とても便利なChatGPTですが、使い方には注意が必要です。本来の使い方に反した使い方をしてしまうと、トラブルになりかねません。
ChatGPTに重要な個人情報を渡さないようにしましょう。住所、名前、電話番号などの個人情報は打ち込まないでください。もう一つは、ChatGPTを使ったものを宿題で提出してはいけないということです。生成AIの回答をコピーして提出してはいけません。また、英作文をChatGPTでチェックしてもらい、その結果を提出することもやめましょう。ChatGPTと宿題について、詳しくは通っている学校の先生に聞いてみてください。3つ目は、ChatGPTが全て正しいとは限らないということです。ChatGPTの内容を鵜呑みにせず、楽しく使いましょう。以上のことに気をつければ、英語学習の強い味方になってくれると思います。
『「チャットGPT」で宿題はダメ 東京都教委が学校に通知』について詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。
スケジュール管理には“リマインダー”
勉強には、計画性が重要です。計画通りに進められると充実感も得られますし、今後のモチベーションにもなります。しかし、計画を立てたは良いがなかなか計画通りにいかない、気づいたらもうこんな時間…なんてこともありますよね。
そこでおすすめしたいのが、iPhoneアプリ“リマインダー”です。やることリストのiPhoneバージョンというとイメージしやすいのではないでしょうか。
リマインダーに、やることとその時刻を入れておくと、決まった時間に通知してくれます。
試験前や予定が立て込んでいるときは、これで予定を忘れてしまうのを防いでいます。iPhoneにもともと入っているアプリなのでお金もかかりませんし、機能もシンプルなので非常に使いやすいと思います!
ぜひお試しください!
楽しみながら効率的に勉強しよう
参考書とノート以外にも勉強に活用できるものは沢山あります。
自分に合ったものを正しく有効に活用して、楽しく勉強しましょう。新しい勉強法を見出すのも面白いかもしれません。
皆さんの勉強がより有意義なものになれば嬉しいです。
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