【医学生が教える㊙︎受験計画術】スケジュール管理をして無理なく医学部に合格しよう!
国公立大学の前期試験が終わり、受験も終盤戦へと突入しています。
この4月から高校3年生で本気で受験勉強をしようと考えている人、思い通りの結果でないため捲土重来を誓っている人、受験勉強から離れてしまっているが医学部合格を目指す人など様々な人がいらっしゃると思います。
共通してよく受ける質問が「大学受験のスケジュールをどのように組み立てればいいかわからない。」というものです。
スケジュールの作成と管理こそが受験において最も重要なことと言っても過言ではありません。スケジュールを制すものが受験を制します!
今回は、現役医学生がこっそり受験計画の立て方と管理の仕方をお教えします!
しっかりとした受験計画を立てて管理することで、合格を掴み取りましょう!
Contents
「ゴール=入試日」をまずは把握しておこう
スケジュールを立てる際に、まず行わなければならないのは入試日程を把握することです。
国公立医学部を受ける場合は、共通テストと2次試験を受けなければなりません。
共通テストは、来年は1月14日と15日に行うことが既に決定しています。また、2次試験(前期試験)は、2月25日から1〜3日間で例年行われています。
私立医学部を受験する場合は、例年、共通テスト後から3月上旬まで各大学のは発表した日程に合わせて試験が行われます。
最近では、私立医学部でも共通テストを利用した入試形式を用意している大学も多いですから、私立医学部専願者でも共通テストを受けることが多いです。
12月上旬〜中旬に共通テストの勉強に本腰を入れる人が多いので、11月末までに私大入試、国公立2次試験に対応できるレベルまで学力を上げられるように受験勉強を進めていく必要があります。
そう考えると、実はもうあまり時間に余裕がないのは分かって頂けると思います。
夏休みが終わるまでに基礎を完成させる
一般的に夏休みが終わるまでに全科目の基礎が一通り身についていることが必須条件となります。
夏休みが終わった時点で基礎が身についていないと9月以降に入試問題へと進み、理解を深めていくことができないからです。
なので、夏休みが終わるまでに基礎を仕上げることが当面の目標となります。
次に使うべき教材を紹介していきます。(紹介している教材は一例ですので、ご自身に合うと思われる参考書を用意してみてください。)
(塾・予備校に通っている方は塾・予備校の進度はそのように設計されているので、通っている科目は予習・復習をしっかり行なっていれば大丈夫です。)
英語
- 文構造を確実に取れるようにする。
- 学校でやっている(これまで使っている)英単語帳を1冊仕上げる。
(ない場合は、例えば、「速読英単語必修編」と「速読英単語上級編」、「鉄壁」、「ターゲット1900」、「DUO」など) - 文法問題集を1冊仕上げる。(例えば、新・英文法頻出問題演習PartI:文法篇)
数学
- 夏までに問題集を何回か回すことで定着を図る。(例えば、「理系数学 入試の核心」、「厳選!大学入試数学問題集理系262」など)
- 同じ問題を何回も回すことが大事なので、問題数の少ない問題集を選ぶ。学校で配られる問題集は解説が不親切な上に問題数が多い場合が多い。
物理
- 微積を用いたくない人は「物理のエッセンス」とその練習問題を、微積を用いて物理を学びたい人は、「新・物理入門」とその練習問題を解けるようにする。
- 問題集を一周する。
(例えば、微積を用いたくない人は「物理基礎問題精講」、微積を用いて物理を学びたい人は、「新・物理入門問題演習」)
化学
- 「大学受験Doシリーズ」の該当部分を読んで、該当部分の「化学基礎問題精講」を解くことで「化学基礎問題精講」を一周は回す。
生物
- 「大森徹の最強講義117講生物[生物基礎・生物]」の該当部分を読んで、該当部分の「生物基礎問題精講」を解くことで「生物基礎問題精講」を一周は回す。
現代文
- 「現代文読解力の開発講座」をささっと通読して、論理構造の取り方を学ぶ。
- 学校の授業をしっかりと聞いて、学校の授業で扱った文章を「現代文読解力の開発講座」で学んだ方法で論理構造をとってみる。
古文
- 学校で使っている(今まで使ってきた)単語帳を1冊仕上げる(例えば、「読んで見て覚える重要古文単語315」)
漢文
- 「漢文ヤマのヤマ」を1周する。
社会
- 「センター試験 〇〇の点数が面白いほどとれる本」(通称:黄色本)を暇なときに何回か通しで読んでおく。
夏休みが終わるまでに基礎を身につけるというとは、以上のような勉強を夏休みが終わるまでに完了する必要があります。
月単位、週単位の予定をそれぞれ立てる
次にこれらの勉強を夏休みが終わるまでに完了するためには、月単位のノルマを立てなければなりません。
月単位のノルマが立てられたら、週単位のノルマを立ててみましょう。そしたら、自ずと日単位のノルマも立てられるはずです。
休めるスケジュールを立てることが重要!
私の個人的な体験談になりますが、受験勉強を始めた当初は計画を詰め込みすぎて、ノルマを達成することが不可能となり、計画が崩壊しました笑
この経験から以下のように、修正しました。
ノルマは平日のみに設定して、休日は平日に溜まってしまったノルマを消化する。それ以外は、フリー!
これにより、無理なく受験勉強を進めることができました。医学部に入った今でもこのルールを続けています!
休日に遊びたいときは、平日の勉強のモチベーションにもなります笑
最後に… (塾・予備校について)
今回は、夏休みまでの受験勉強のスケジュールの立て方とその管理方法について、紹介してきました。
基本的に受験勉強は上のことをやるだけなので、独学が可能なのですが、中には独学が難しい科目があります。
(人によって、その科目は異なります。)
独学が厳しいと感じた科目は、塾・予備校に通うことをおすすめします。
また、独学をする精神的強度のない方も塾・予備校に通うことをおすすめします。
しかし、受験勉強を完全に独学で行うことは決して不可能ではありません。その人の性格と気持ち次第です。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。