勉強がめんどくさいと感じる受験生必見!勉強前の嫌な気持ちを前向きに変える方法

医学部受験のメンタル対策

勉強を始める前に、「めんどくさい」「乗り気にならないな」と思うことはありませんか?

実は多くの受験生が同じ悩みを抱えています。私も高校時代、たびたび勉強がめんどくさいと感じ、その度に気持ちを切り替えて勉強する方法をいろいろ試していました。そのなかで特に効果的だった方法をお伝えします!

多くの受験生は勉強に着手するまでのハードルが高い

「勉強を始めるまでがめんどくさい」という受験生の悩みは深刻

医学部・難関大マンツーマン指導塾アシリでは、これまで多くの受験生を指導してきました。「勉強を始めるまでがめんどくさい」と訴える受験生は多く、その悩みは深刻です。

勉強しなきゃと分かっていながらも、なかなか勉強できず、夕方から焦って勉強を始めるケースもあります。時間を無駄にしてしまうのみならず、焦って勉強すると集中力も下がります。

なぜ受験生たちは、勉強を始めるまでがめんどくさいと感じてしまうのでしょうか。

今すぐやらなくていいと思っている

人間は、緊急性が低いと判断したことを後回しにしがちです。

今の自分にとって、勉強は今すぐやるべきことではないと思っていない可能性があります。

今一度、どうしてその志望校に行きたいのか、どうして勉強しなきゃいけないのか考えてみましょう。

勉強を始めるまでに準備をしてしまう

「飲み物の準備してから勉強しよう」

「インスタのストーリーをチェックしてから勉強しよう」

このように、勉強するために「準備」をしていませんか?実は準備をしている間中、「めんどくさいな、嫌だな」というネガティブな気持ちは膨張し続けています。その結果、勉強を始めるハードルがとても高くなってしまうのです。

目標が高すぎる

いきなり大量の課題を目の当たりにすると、誰でもやる気を失くしてしまうでしょう。

高い目標までの課題を細分化し、それらをひとつひとつ達成することでゴールが見えてくるのです。

こうすればスムーズに勉強に取り掛かれる!

忙しくしていれば嫌な気持ちを感じる時間も無い

まずオススメしたいのが「忙しくしている」ことです。

私が高校3年生のころ勉強時間を測ったところ、部活動があった日もなかった日も勉強していた時間は同じでした。部活道がない日の方が、使える時間は多かったはずですが、「勉強前のゴロゴロタイム」に使われていたのです。

部活道や学校行事に参加して忙しくしていることで、限りある時間に集中して勉強に取り組めるようになります。

ただ、忙しすぎて勉強する時間がなくなることには気をつけましょう。

勉強前にスマホを見ない

「5分だけスマホを見ようと思っても、いつの間にか30分経っていた」なんてことは皆さん経験したことがあるのではないでしょうか。

勉強前にスマホを見てしまうと、なかなか勉強を始められません。ラインを返すのも、友達のストーリーチェックも1日勉強を終えた後にしましょう。勉強前のスマホは禁物です。

「いつでもどんな机でも勉強すること」を心がける

テスト期間になると掃除したくなる病に罹る人はいませんか?きれいな机がないと勉強できないわけではありません。多少散らかった勉強机でも、リビングのテーブルでも、床でも、電車移動中でも、どこでも勉強することができます。

子ども4人全員が東大理三に合格した佐藤家では、ドライヤーで髪を乾かす間に暗記していたそうです。他にもリビング学習や、数字で勉強の指示を出すなど、佐藤家の工夫の詰まった子育てが話題になりました。

私が高校生の頃はよく、散歩しているときや寝る前に、その日解けなかった計算問題を考えていました。机がなくたって勉強できるのです。

また、「11時になったら勉強しよう」と、なぜか切りの良い時間から勉強を始めようとする人がいます。勉強は思い立ったが“吉時”です。切りのいい時間でなくても、今すぐ始めましょう。

好きな教科から始めてみよう

どうしても勉強始めるのが嫌なとき、まずは好きな教科から始めてみてください。好きな教科を勉強していると、スムーズに脳が勉強モードに切り替わります。

逆に、普段は好きな教科の勉強をセーブして、やる気が出ない時の“ブースター”として利用するのがオススメです。

締め切り効果を利用する!

マサチューセッツ工科大学の研究者Dan Arielyらが著した『Procrastination, Deadlines, and Performance: Self Control by Precommitment(先延ばし癖、締め切りとパフォーマンス』という論文に、興味深い研究結果が記されています。

研究では、課題に対し自分で締め切りを設けることで、先延ばし癖が改善されたことに加え、課題の完成度も上がったことがわかりました。一方で、強制的な締め切りは自分で設定した締め切りよりも、課題に早く取り組ませる強制力が強い、という結果になりました。

受験勉強は学校や塾の課題だけでなく、自分で課題を見つけて取り組むことが必要です。この締め切り効果を利用し、たとえば「1週間後に数列の練習問題のまとめページを9割解けるようにする」と目標を設定し、それまでに基本を復習してみましょう。

漫然と問題を解くより、いつまでに何を解けるようにしなきゃいけないのかを意識しながら受験勉強に取り組むことが重要です。

生活の中で疑問を見つける

受験のために勉強するのも必要ですが、勉強の真の目的は「わからないことを追求する」ことです。

たとえば、ニュースでロシアとウクライナの戦争を見て、「どこで戦争しているのか、なぜ戦争に至ったのか、これまでの歴史、両国の宗教や言語」について疑問を持ってみます。そしてその疑問について教科書やインターネットで調査してみてください。

疑問に思ったことはすぐに調べましょう。疑問解決型の学習は、単純に暗記するよりも記憶に定着します。

街中で見かけた知らない英単語の意味、ニュースで特集していた「ゼロ金利政策」とは何か、電気自動車の仕組みは何なのか、なぜ虹が見えるのか……

生活の中にも「学問の種」はたくさんあります。学問の種を拾い、たまには知的好奇心のおもむくままに勉強してみてください。わからなかったものがわかるようになるのは、本当は楽しいことなのです。

いざ勉強を始めれば楽しくなることも意外と多い

勉強を始まる前にめんどくさく感じることもありますが、いざ始めると楽しいことも多いです。

Medichenでは以前にも、今すぐ勉強に取り掛かる方法をお伝えしてきました。

以前ご紹介した対策もあわせて試してみて、自分に合う方法を見つけましょう。

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