現役医学生が語る、リアルな医学部事情
~アルバイト編~
みなさん、こんにちは。面接ももうそろそろ終わった人たちが出てきた頃ではないでしょうか?
前回までは面接でよく聞かれる内容についての回答法についてお話していました。
今回は、医学部に入った後の生活でみんなが気になるアルバイト事情について具体的にお話していきたいと思います。
医学部という武器を生かしたアルバイト
医学生のアルバイトと言ったら、みなさんは家庭教師・塾講師を想像するのではないでしょうか。
たしかに私の同期や先輩、後輩にもこのアルバイトをしている人は本当に多いです。
家庭教師・塾講師のメリットは時給が高い・短時間で稼げる、という点です。
時給は低くても2,000円、高いと5,000円以上となる人も多くいます。忙しい医学生が短時間で効率的に稼ぐのにはとても良いですよね。
しかしデメリットもあります。それは受験の知識をキープしないといけない・固定日のためテスト前が大変というところです。しかし、曜日を固めているとしても生徒次第で柔軟に曜日を変えられることもあります。
そのほかに、医学部予備校のチューター(雑用や受験生の相談に乗る)や医療系出版社への協力、医療系のネット記事作成など、医学生だからこそ携われるアルバイトは沢山あります。
試したいことをとことんやってみる
「一回はスタバの店員さんになってみたい!」「普段経験しないようなアルバイトをやってみたい」
などの希望がある人もありますよね。
実際、私の友人には短期バイトで工場勤務してみたりイベント運営の手伝いをやっている友人もいますし、スタバで働いている先輩もいます。
ここで皆さんの心配が出てくると思います。
「勉強と部活との両立が上手くいかなかったらどうしよう?」
本当にそうですよね。バイトのやりすぎで留年なんてことになったら…と不安になると思います。
でも、ここでよく考えて欲しいのは、医師になる前にアルバイトを経験できるのはこの6年間しかない
ということです。これから医師になれば、いつも多職種の医療従事者と仕事を共にしますが、患者は医療従事者ばかりじゃありません。性別・年齢・職業・バックグラウンドなど本当に様々だと思います。社会の大多数は医師じゃない人ばかりなんです。アルバイトというのは、そういった色んな意味で多様性のある人たちと出会い、経験を積むためのとても大切な時間です。
勉強や部活との両立が難しくなれば辞めればいいとおもいますし、理解ある職場であればテスト前などに長期休暇を設けてくれるところも沢山あります。
アルバイトは自分を成長させる場
受験期はなるべく周りの人と関わらないようにしていたと思いますし、それが正解です。
しかし、これから人としても医師としても成長していく上で、アルバイトというのはあらゆる人々と出会う本当に貴重な場所だと思います。
どんなことをしたらお客さんが喜んでもらえるのか?
こんな考え方もあるのか!
沢山の発見の場になると思います。
医学部に入学することが決まった方はぜひ、挑戦してみてください♪
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