データからバッチリ解析! 受験で病んだときの対処法
最近、勉強に対してやる気がでない。
受験のことを考えるだけで気分が落ち込む。
受験のことが心配すぎて、四六時中そのことばかり考えてしまう。
受験で病むときがあると思います。
今回は、メンタルが限界な受験生へ。病んだときの対処法をご案内します。
Contents
1. 病んだあなたへ
①みんな悩んでいる。
誰しも受験ではストレスを感じるようです。ある調査によると、高校3年生の秋以降、受験に対して不安を感じている割合は、80%を超えるようです。多くの人は受験に関して悩みを抱えています。
(大学受験パスナビ「《先輩合格者を大調査!》【その1】大学受験/不安・悩みの実態は…」より作成。)
受験生の不安についての調査を詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。
②病気の可能性も
病んでやる気がでないと思っている受験生へ、実は病気だったという可能性もあります。Medichenのライターのなかに、ずっと疲れやすいという症状があり、自分では病気だと思っていなかったが、甲状腺機能低下症だと受験が終わってから判明したという人がいます。最近、疲れやすい、眠れない、イライラするといった受験生へ、ぜひ病院にいってチェックしてもらいましょう。私も長期にわたって気分が落ちているときに、内科に行って、病気が隠れているか確認してもらったことがあります。結果は何も異常はありませんでしたが、少し不安が解消されました。
Medichenのライターの過去の経験と、やる気が出ないときの対処法について、詳しく知りたい方は以下のリンクをご参照ください。
2. 病んだときの対処法
では、受験で病んだときはどうしたらよいのでしょうか。今回は、その対処法を4つ紹介します。
①ストレスになっていることを辞める
ストレスになっていることを、一旦辞めてみませんか。もちろん、全ての勉強を中断するなど、極端なことはやらない方がよいです。例えば、国語の記述の問題で点数が取れないことがストレスで、そのことばっかり考えてしまうという場合は、少しその問題から距離を取るということも重要かもしれません。1週間ほど離れるだけで、もっと柔軟にその問題に取り組めることもあります。
一回、離れるという方法はどうでしょうか。
②睡眠時間を確保しよう
人間は寝てないと病みます。国立精神・神経医療研究センターの研究によると、1日に4時間半ほどしか眠らない睡眠不足が5日間続くと、不安や混乱、抑うつ傾向が強まることがわかっています。健康な大人であっても、たった5日間の睡眠不足によって、うつ病や統合失調症などの患者に似た脳機能の変化が見られるようになるそうです(Science Portal「睡眠不足で情動不安定や抑うつに」)。
受験生だからといって、寝る暇もなく勉強していると、気分が落ちる原因になってしまいます。
厚生労働省のサイトによると、一日6時間以上の睡眠を推奨しています。6時間以上の睡眠により、ストレスを感じにくくなり、また風邪にもかかりにくくなります。
きちんと6時間以上の睡眠時間を確保していきましょう。
人の睡眠と健康について詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。
③思い切って休む
何にもしないという選択肢もあります。スポーツには、オーバートレーニング症候群という状態があります。スポーツをして溜まった疲労が、充分に回復しないまま積み重なって起こる慢性疲労状態のことを指します。がむしゃらに頑張っても成績が伸びないときは、疲労が蓄積しているかも。少し休んでみませんか。
④悩みを聞いてもらう
受験の先輩たちが、モチベーションアップのために取り組んだことで最も大きい割合は、友だちとのおしゃべりでした。悩みを聞いてもらうというのは、非常に重要なストレス解消法です。
また、不安・悩み解消のための相談相手は、以下の通りです。
1位 友人 54%
2位 高校の先生 43%
3位 家族 38%
4位 予備校・塾の先生 36%
5位 相談していない 12%
他にも、先生や家族からの励ましが嬉しかったという声や、友だちと悩みを共有ができてストレスが減ったという声がありました。
積極的に愚痴っていきましょう。
受験生の不安・悩みの解消について、詳しく知りたい方は以下のリンクをご参照ください。
3. 先輩たちの病み体験
①シンプルに体調を崩した。
体調を崩したことで、メンタルの調子も崩した人は多いようです。
先輩たちの体験:
慢性的に寝不足で、気分が低迷した。
体調不良。疲労感。睡眠の質が低下。
不安とストレスで体調を崩す。
対処法:
仮眠を取る。気分が落ち込んだときは寝不足だからと自分に言い聞かせる。
思い切って正月3日間を休んだ。
諦めずに自分を奮い立たせ、地道に勉強した。
②焦りによって勉強に集中できない。
焦りによって勉強に集中できないこともあったようです。
先輩たちの声:
焦りによって、勉強の内容が頭に入らない。
机に向かっても上の空で勉強に身が入らない。
なかなか良い判定がでず、焦りがあった。
対処法:
解けなくても「本番じゃなくてよかった」とポジティブに捉えるようにした。
集中して取り組んだ時間を勉強時間だと考え、勉強への姿勢を見直した。
模試はあくまで模試と、気にしないようにした。また、焦りを必要なものだと受け入れた。
先輩たちの病み体験について詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。
4. 病んだときは助けを求めよう
先輩たちの体験談を読むと、病んだときは、身近な人間に助けをもとめていました。お母さんや塾・学校の先生に悩みを聞いてもらっていた先輩は多かったです。口にだして他人に相談すると冷静になれます。ぜひ、受験で病んだときは、周囲の人間に助けをもとめていきましょう。
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