大学受験の面接で気を付けるべきマナーとは?
AO・推薦試験や医学部受験では避けて通れないのが面接試験。
最近では試験に面接を加える大学も増えており、特に医療系や教育学部などでその傾向が高いようです。
面接試験本番は緊張しますが、気を付けるべきマナーを抑えていれば少しでも落ち着いて臨めるはずです。
ここでは面接試験において気を付けなければいけないマナーについてまとめました。
しっかりとマナーを確認してから面接試験に臨みましょう!
面接官はどこを見ているのか
そもそも面接官は受験生の何を見たいと思って面接試験をしているのでしょうか。それをわかったうえで面接試験に臨めるのとそうでないのとでは大きく違いますよね。
1.学習意欲
2.コミュニケーション力
3.人間性
控室でのマナー
- スマホの電源は切る。
振動音は意外と響きます。マナーモードではなく電源を切っていしまうことをおすすめします。
- 他の受験者と大声でしゃべる。
知り合いがいるとつい喋ってしまいがちですが大きな声でしゃべるのは周りの受験者の迷惑になるので控えましょう。
控室での様子もチェックされている場合があります。控室に入った瞬間から面接は始まっているという意識を持ち、姿勢よく本番が来るのを静かに待ちましょう。
入室時のマナー
- ドアをノックし、中にいる面接官に「どうぞ」と言われてからドアを開ける。
ドアのノックの回数にはプロトコールマナーと呼ばれる国際標準マナーがあり、回数が正式に定められています。2回はトイレ用のノックになってしまうので3、4回のノックが望ましいです。
- 扉を閉めたあと、面接官に向かって「失礼します」と声をかけてから椅子に向かう。
扉を閉める際に面接官にお尻を向けないように注意しましょう。第一印象が大切です。大きくはっきり発声することを意識しましょう。
- 椅子の隣に立ち、面接官に受験番号と学校名、名前を伝え、「本日はよろしくお願いいたします」とあいさつする
伝えるべき内容は面接室までの誘導員に指示される場合もあります。
- 面接官に「お座りください」と言われてから、「失礼します」とひと言言って座る。
座る際の姿勢も気を付けましょう。背筋を伸ばし、椅子には浅めに腰を掛けるのが基本です。男子は両足を肩幅程度に開き、女子は両ひざをくっつけて座っていると印象がいいです。
質疑応答中のマナー
- 面接官の方を見る。
緊張してキョロキョロしたり、下を向いたりはせずに、視線を面接官に向けましょう。面接官が複数いる場合は、質問をしてきた面接官だけでなくほかの面接官にも目を配るよう意識しましょう。
- 面接中は笑顔で。明るい表情で受け答えをしましょう。
面接試験中の印象は大切です。
- 聞かれていることに答える。
自分の話したいことを話すのではなく、聞かれたことに答えましょう。
- 髪や顔を必要以上に触らない。
普段癖がある人は面接中は触らないように気をつけましょう。
- 貧乏ゆすりはしない。
上と同じように普段癖がある人は気をつけましょう。
退出時のマナー
- 面接終了を伝えられたら、椅子の横に立ち「本日はありがとうございました」とお礼を述べてから扉に向かう。
面接官に「本日はありがとうございました、面接は終了です」と言われたら座ったまま「こちらこそ本日はありがとうございました」と返しましょう。この時のお礼は座ったままでも立ってからでも大丈夫です。
- 扉の前で面接官に向き直り、「失礼します」と言って一礼してから退出する。
最後まで気を抜かずにハキハキとあいさつをしてから退出しましょう。
そのほかのマナー
- 遅刻はしない。
大事な日に限って交通機関の乱れはあるものですよね。交通機関の乱れも想定して、遅くとも30分前には試験会場につく予定で時間を組みましょう。道に迷う可能性もあるので試験会場の下見をしておくのもいいでしょう。それでも遅刻しそうな場合は、慌てずわかった時点ですぐに連絡をいれましょう。
- 身だしなみを整える。
短い面接時間においては、第一印象がとても大事です。面接官に清潔でさわやかな印象を持ってもらうために派手な髪型、髪色、爪や汚れた靴は控えましょう。ネックレス、ピアス、指輪(結婚指輪は可)もしないようにしましょう。また服装については、現役の受験生は制服、浪人生や再受験生はスーツで行くと良いです。襟付きの服装であれば問題ないかもしれませんが試験会場ではかなり少数派になります。不安な方は制服またはスーツで臨むことをおすすめします。
さいごに
どうだったでしょうか?以上が面接試験において気を付けるべきマナーです。
細かくマナーについて書きましたが、多少のミスはあってもそのせいで結果が変わることはほとんどありません。
面接試験は誰もが緊張します。失敗してしまったな、と思っても気持ちを切り替えてしっかり最後まで受け答えをしましょう。
また、面接試験の評価方法は大学によって様々です。
点数を公開する大学もあればしない大学もあります。
点数非公開の大学の中でも明確に点数をつけている大学もあれば、A評価、B評価など段階的に評価している大学も存在します。
面接試験を重要視している大学なのか、それとも面接試験は参考程度で筆記試験の結果で合否が決まるのかなどの違いもあります。
大学の募集要項は必ずチェックしておきましょう!
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