海外経験がなくてもリスニングを得意にする方法!お勧めのPodcast番組まとめ
リスニングは海外経験が重要だと思っていませんか?実は日本にいながらでも、正しい方法で練習すればしっかり得点できます。
以前、共通テストにおけるリスニングの配点や対策方法について記した記事があるので、今回は2次試験や英語の外部試験のためのリスニング対策について解説していきます!共通テスト対策についてはこちらの記事をご参照ください。
Contents
リスニングの勉強方法
1. 単語
リスニングの土台はやはり単語です。知らない単語は聞き取れません。効率的な単語の覚え方について、以前こちらの記事でご紹介しました。ポイントは一度に大量の単語を覚え、毎日小テスト形式で復習することです。英語を勉強しない日でも単語は毎日復習しましょう。
2. ディクテーション
リスニングの練習で最も重要なのがディクテーションです。ディクテーションとは、音源を聞いて一言一句紙に書き写すことです。いきなり問題を解くのではなく、一度聞いたまま書き取る練習をしましょう。この際、語尾の複数形や、過去形、前置詞 (at, in) などに注意しながら書き取ります。
もし3回聞いても正確に書き取れなかった場合、その文章が難しすぎる可能性があります。中学英語の教科書の音源を使ってディクテーションの練習を始めましょう。
中学英語の教科書がない場合は、NHKラジオ講座『中学生の基礎英語 レベル2』がおすすめです。書店でテキストを購入し、ラジオまたはウェブサイトで音声を聞くことができます。
どんな教材でもいいですが、自分に合ったレベルの教材を選ぶことが重要です。「3回聞いたら」書き取れるレベルの音源からディクテーションの練習を始めましょう。正確に書き取れるようになれば、リスニングの問題は簡単に解けます。
3. 音読
最後に音読をして、英語の音とリズムを体に覚えさせます。まずディクテーションの後に一度音読し、後日、他の勉強で疲れた際に、気分転換として音読し直すのがおすすめです。
英語の多様性を意識した出題
センター試験ではアメリカ英語のみの出題でしたが、共通テストでは「多様な話者による現代の標準的な英語を使用する」という方針に変わりました。2次試験においては、東京大学がイギリス英語を出題することで有名です。ますます多様な英語が話される時代において、他の大学もこれから多様な英語を出題するでしょう。
世界にはいろいろなアクセントの英語がありますが、リスニング問題として出題されるのは、アメリカ寄りの英語かイギリス寄りの英語のどちらかです。現時点で教科書や参考書などはほとんどがアメリカ英語です。そのためインターネット上でイギリス寄りの音声を探し、慣れておく必要があります。
おすすめのPodcastやYouTubeチャンネル
皆さんPodcastを利用したことはありますか。好きな番組をいつでもどこでもラジオ感覚で聞くことができるアプリです。iOS系統ののPodcastや、音楽ストリーミングアプリSpotifyに含まれているPodcastが有名です。通学中などのスキマ時間に聞いて英語の耳を鍛えましょう。
Sakura English
英語が苦手な方に全力でおすすめしたいチャンネルです。一文完結のフレーズの後に日本語訳が流れます。さらにウェブサイトには文の原稿も示されているので、ディクテーションの練習もできます。番組内で紹介されたフレーズをひとつご紹介します。
“I wish I’d never gotten involved with this project.”
このように平易な単語を用いつつ、重要な文法事項やコロケーション(involved with など)が多く含まれており、受験英語の対策にもなります。
British English Listening Practice – English Go! Podcast
イギリス英語の入門教材としておすすめのチャンネルです。1話15分程度の長い文章ですが、ナレーターがゆっくり話すのでとても聞きやすいです。私もイギリス英語に対して苦手意識がありましたが、このチャンネルは驚くほどすんなり聞き取れます。とにかくナレーターの声と話し方が素晴らしいです。
ここからは上級者向けのおすすめYouTubeチャンネルをご紹介します。
TED-Ed
アカデミックな課題についてアニメーションで解説している番組です。ほとんど全ての動画に英語と日本語の字幕が付いています。5分程度の講義を聞く形式はTOEFLの出題方式と非常に似ており、TOEFL受験を考えている人におすすめです。
CNN 10
現在は『CNN 10』という番組名ですが、以前は『CNN Student News』という名前でした。学生向けに作られたニュース番組なので、一般的なCNNのニュースよりはわかりやすいですが、それでもかなりのリスニング能力が必要になります。金融や経済の話もよく取り扱われるので、TOEIC対策として用いることもできます。
まとめ:リスニングを得意にするには
①単語を毎日復習する
②自分に合った教材でディクテーション
③音読
海外経験がなくても、正しい手順でたくさん練習すればリスニングを得意にすることができます!そしてスキマ時間にたくさん英語を聞き流しましょう。
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