【2023年最新】「志望校欄」はどうやって埋める? 高1全統模試への準備を始めよう!

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高1全統模試っていつ受けるの?

受けてみたら思ったよりも全統模試の成績が悪かった。

今回は、高校一年生と全統模試について、その向き合い方を解説しいきたいと思います。

1.2023年度の全統高1模試のスケジュール

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2023年度の全統高1模試のスケジュールは公開されています。会場によっては実施日、そもそも実施しない場合もあります。確認しておきましょう。

模試名 受付開始日 公開会場実施日 成績資料提供(模試ナビ提供日)
第1回全統高1模試 4月3日 5月21日 6月29日
第2回全統高1模試 6月21日 8月20日 9月26日
高1プライムステージ 9月20日 10月15日 12月4日(発送完了日)
第3回全統高1模試 9月20日 10月29日 12月5日
第4回全統高1模試 12月20日 1月21日 3月5日

(河合塾「2023年度全統模試年間スケジュール」を参考に作成。

全統模試は個人から申し込む場合と、学校から申し込む場合があります。基本的には、学校からの申込みが優先されます。自分が通っている高校で全統模試の申込みがあるか確認しておきましょう。

全統模試の申込み方法について詳しく知りたい方は、ぜひ以下のリンクをご参照ください。

また、河合塾も申込み方法の詳しい説明が載っているウェブページを公開しています。

2.科目は英語・国語・数学。出題範囲は回によって異なる。

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全統高1模試の出題科目は英語・数学・国語の3つです。出題時間・配点は以下の表のようになります。

時間 配点
英語 90分 200点
数学 100分 200点
国語 80分 200点

また、出題範囲にも注意が必要です。高校1年生が入学してから段々と勉強を進めていくため、その進度に応じた範囲を出題しています。

具体的に、2023年度高1全統模試の第2回と第3回を比べたいと思います。

第2回の数学の必須問題の範囲は、数学Ⅰ(数と式、集合と命題、2次関数〈2次関数とそのグラフ〉)でした。しかし、第3回の必須問題は数学Ⅰ(数と式、集合と命題、2次関数)と数学A(場合の数)でした。第3回になると数学Aが範囲に追加されています。

このように回が進むごとに、範囲が広がっていきます。河合塾がホームページにて、出題範囲を公開しているので、確認しておきましょう。

第3回 全統高1模試(記述式)の出題範囲について詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。

3.平均点は半分以下。

全統模試の平均点、偏差値は、そのときに受けた模試の種類・時期によって異なります。参考に2023年度の第1回全統高1模試のデータを紹介します。第1回全統高1模試は2023年5月21日に実施されました。

偏差値50前後だった際の得点を紹介します。おおよそ平均点が偏差値50となるので、参考になるのではないでしょうか。

得点(得点率) 偏差値
英語 91/200(45.5%) 49.9
数学 81/200(40.5%) 50.1
国語 81/200(40.5%) 49.9

(河合塾「教科科目別成績順位表」より作成。)

ここから考えると、高1全統模試で得点率が40%前後だと、全体のなかで真ん中くらいの成績になるようです。

4.志望校の欄を書く際に注意すべき4つのこと。

初めての全統模試の際に、志望大学をどうやって書けばいいのか迷いませんでしたか。私は非常に悩んだ記憶があります。

ということで、志望校の欄をどうやって書けばよいのか。注意すべき点とともに紹介したいと思います。

①一番行きたい大学を書こう!

まずは、一番行きたい大学の名前を書きましょう。第一志望校ですね。もしかしたら、今の自分の成績では受かる訳がないと、尻ごみしてしまうかもしれません。しかし、現状を知ることも大事です。現在の自分の実力で、第一志望校はどのくらいに位置しているのか、しっかり確認しておきましょう。

②滑り止めもきちんと検討するべき。

滑り止めになりそうな大学もきちんと検討しておきましょう。確実にA判定、B判定がでる大学の名前を書くとよいと思います。具体的には、第一志望校から偏差値が10ほど落ちる大学の名前を出しましょう。私は最後、出願を出す前に、滑り止めの大学についてすごく悩みました。その際に、模試で色んな大学の名前を書いておいたことが役に立ちました。実際に、滑り止めの大学に進学する可能性も十分にあります。第二志望校以降の大学もきちんと検討し、少なくとも3つくらいは名前を出せるようにしておきましょう。

③上から下まで範囲を広く志望校を書こう。

自分にとって難易度が高い大学から、低い大学まで幅広い偏差値の大学の名前を書きましょう。私は馬鹿みたいな志望校の埋め方をしたことがあります。一橋大学社会学部の志望だったのですが、上から東大、一橋、御茶ノ水女子大学と難関大学の名前のみを並べたことがありました。このような埋め方はよくありません。同じように難しい大学のため、全部DからE判定という結果が返ってきてしまいました。自分がどの大学であったら合格可能性が高く、どのくらいのランクであれば合格可能性が低いのか全くわかりませんでした。自分にとって挑戦的な大学から、必ず合格できる大学まで幅広い偏差値の大学を書くことによって、自分の立ち位置がわかります。色んな難易度の大学の名前を書きましょう。

④事前に書く志望校を決めておこう。

事前に書く志望校を決めておきましょう。模試を受ける中で、志望校の欄を埋める時間はあまりありません。少ない時間で書く必要があると思います。事前にどんな大学を志望校として出すか、目星をつけておきましょう。目安としては、第一志望校、滑り止め2~3校、その少し下の大学を2~3校、考えていくとよいでしょう。

⑤学部に気をつけましょう。

高1だとまだ志望が固まっていないので、学部関係なく、行きたい大学の名前を書くかもしれません。ここで、学部によって偏差値が変わる可能性があるので注意が必要です。例えば、法政大学の法学部の偏差値は57.5~62.5ですが、理工学部の偏差値は
52.5~57.5です。場合によっては偏差値が5ポイント変わります。大学の学部によっては偏差値が大きく変動します。現時点でいいので、適当に書かず自分が志望する学部・学問系統の名前を書いてください。

5.全統高1模試の過去問は販売されていない。

調べてみたところ、全統高1模試の過去問は河合塾からは販売されていないようでした。また、特に過去問を公開することもないようです。過去問を入手するのは難しいでしょう。

7.模試の結果を生かして勉強しよう!

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高1ではまだまだいくらでも取り返せます。ぜひ、全統高1模試の結果を生かして勉強しましょう。

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