高2から始めたい共通テスト英語リスニング9割を目指す対策!ラジオやPodcastで耳を鍛える

医学部対策の勉強法

リスニングが苦手。リスニングの点数がなかなか上がらない。海外経験がないから英語が聞き取れない。

そう感じる方も多いと思います。

英語のリスニング力は急に上達することは珍しく、日々の積み重ねが大切です。早くから英語に耳を慣れさせておくと、本番で非常に有利になります。

実は日本にいながらでも、正しい方法で練習すればしっかり得点できます。今回は、英語のリスニングに役立つラジオやPodcastを紹介していきたいと思います。

1、ラジオはNHKゴガクを活用しよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

NHKでは、多くの英語講座をラジオで開いています。 自分の英語のレベルに合わせて活用していきましょう。

NHKのラジオ講座のよいところを3つ紹介します。

①月たった500円のテキストがある。

月に500円ほどのテキストがあります。このテキストとラジオは対応していて、テキストによってさらなる学習ができます。ラジオを聴いていて、聞き取れなかった部分も、テキストに文章が書いてあったりします。月に500円なので、そこまで高くありません。

②習慣化しやすい+聴き逃し配信がある。

多くのNHKのラジオ講座は、1日に複数回放送しています。例えば、「中高生の基礎英語in English」では、午前6:30~6:45、午後7:15〜7:30 、午後9:30〜9:45と3回放送してくれます。朝起きれなかった。用事があって聞きそびれた。そんなときも再放送を聴くことができます。NHKネットラジオ「らじる★らじる」では、聴き逃し配信を行っています。自分の生活スタイルに合わせて、自由に聴くことができるのは大きな魅力です。

③専用アプリで単語クイズができて便利。

スマホやタブレットにダウンロードできるNHKゴガクのアプリが大変便利です。このアプリから、聴き逃した回を聴くこともできます。また、このアプリでは「ボキャブライダー」という番組と連動して、単語クイズをすることができます。「ボキャブライダー」を聞かなくても、単語テストは受けることができます。意外とわかっていない単語をチェックすることができ、役に立ちます。

 

以下、受験生におすすめな4つの講座を紹介します。

①基礎固めを始めたい人にオススメは、中学生の基礎英語レベル1

中学英語を始めから学ぶ講座です。非常に基礎的な表現を覚えることができます。

英語の基礎に自信がないかたにおすすめです。

②レベルアップを目指せる中学生の基礎英語レベル2

中学2、3年生を対象にしている講座です。非常にゆっくりと話してくれるので、リスニングが苦手でも聞き取りやすいです。解説は日本語なので、聞き取れなくても、進めやすいです。1回の放送ごとに、基礎的な文法を1つ覚えることができます。

③オールイングリッシュで聴く中高生の基礎英語in English

鈴木福くんとともに、英語を英語で学びます。ダイアログも解説も全て英語の、オールイングリッシュで進行します。難しいかもしれませんが、テキストには日本語も書いてあります。テキストと対照しながら、学ぶとリスニング力がつくと思います。ある程度、基本的な表現は分かっている人におすすめです。

 

「中高生の基礎英語in English」についてはコチラをクリック

 

④ニュースのリスニングができる高校生からはじめる「現代英語」

現代の世界で実際に使われている英語(=現代英語)への入門講座です。高校レベルの表現を用いて、英語でニュースを紹介します。長文読解の題材になりそうな内容が、ニュースとして紹介されます。リスニングだけでなく、長文読解にも役立つと思います。完全に内容を聞き取ることは難しいかもしれませんが、この講座を勉強すると、実際に英語で使われる表現を学ぶことができると思います。

 

NHKで開講されている英語講座は大変便利です。また、安価でもあります。ぜひ、どんどん活用していきましょう。

2、おすすめのPodcastやYouTubeチャンネル5選

皆さんPodcastを利用したことはありますか。好きな番組をいつでもどこでもラジオ感覚で聞くことができるアプリです。iOS系統ののPodcastや、音楽ストリーミングアプリSpotifyに含まれているPodcastが有名です。通学中などのスキマ時間に聞いて英語の耳を鍛えましょう。

①リスニング初心者向けのSakura English

英語が苦手な方に全力でおすすめしたいチャンネルです。一文完結のフレーズの後に日本語訳が流れます。さらにウェブサイトには文の原稿も示されているので、ディクテーションの練習もできます。番組内で紹介されたフレーズをひとつご紹介します。

“I wish I’d never gotten involved with this project.”

このように平易な単語を用いつつ、重要な文法事項やコロケーション(involved with など)が多く含まれており、受験英語の対策にもなります。

②イギリス英語に慣れるならBritish English Listening Practice – English Go! Podcast

イギリス英語の入門教材としておすすめのチャンネルです。1話15分程度の長い文章ですが、ナレーターがゆっくり話すのでとても聞きやすいです。私もイギリス英語に対して苦手意識がありましたが、このチャンネルは驚くほどすんなり聞き取れます。とにかくナレーターの声と話し方が素晴らしいです。

③実用性も身につけるならセサミストリートのPodcast

アンドロイド、スマホを持っていれば、セサミストリートのポッドキャストを聞くことができます。セサミストリートは、アメリカの非営利団体・セサミワークショップが制作する子ども向けテレビ教育番組です。子供向けなので、難しい表現は出てきていません。しかし、アメリカ英語の発音で、癖もあるので聞き取るのが大変かもしれません。しかし、1回の放送がそこまで長くないので、すき間時間に勉強するのに向いていると思います。他にも、セサミストリートにはYouTubeチャンネルもあります。動画の場合、状況がわかるので、ラジオよりも聞き取りやすいかもしれません。

 

ここからは上級者向けのおすすめYouTubeチャンネルをご紹介します。

④TOFEL対策も同時にしたい人ならTED-Ed

アカデミックな課題についてアニメーションで解説している番組です。ほとんど全ての動画に英語と日本語の字幕が付いています。5分程度の講義を聞く形式はTOEFLの出題方式と非常に似ており、TOEFL受験を考えている人におすすめです。

④、⑤共通テストでも役立つ点を入れる

⑤TOEIC対策も同時にしたい人ならCNN 10

現在は『CNN 10』という番組名ですが、以前は『CNN Student News』という名前でした。学生向けに作られたニュース番組なので、一般的なCNNのニュースよりはわかりやすいですが、それでもかなりのリスニング能力が必要になります。金融や経済の話もよく取り扱われるので、TOEIC対策として用いることもできます。

3、リスニングの勉強でやらない方が良いこと

brown and black cassette radio

ラジオで英語を勉強するとき気をつけたほうがよいポイントを教えたいと思います。

①いきなり英語のニュースをラジオで聞こうとする

BBCやアメリカの放送局の、ラジオでのニュース番組を聞くのはおすすめしません。なぜなら、かなり難しいからです。私はTOEICの点数が900点以上なのですが、そんな私にとってもBBCやNBCのニュース番組を聴くだけで理解はできません。テレビの場合、映像もあるので、聴き取りだけで理解する必要はありません。しかし、ラジオの場合、知らない単語やニュース特有の言い回しを聴き取りだけで理解しないといけません。ニュースは受験生にとって知らない単語がたくさんでてくることも多いです。報道で使われる単語と、大学受験で必要な単語はあまり重なっていません。いきなり英語のニュースをラジオで聞こうとすると、あまりにもわからなくて挫折しやすいので気をつけましょう。

②イギリス英語とアメリカ英語の違いを意識しない

自分が聞いているのがイギリス英語かアメリカ英語かを確認しましょう。

入試では、イギリス英語もアメリカ英語どちらでも出題されます。どちらか一方だけ、聞いていると、どちらかの発音が苦手になることもあります。

センター試験ではアメリカ英語のみの出題でしたが、共通テストでは「多様な話者による現代の標準的な英語を使用する」という方針に変わりました。2次試験においては、東京大学がイギリス英語を出題することで有名です。ますます多様な英語が話される時代において、他の大学もこれから多様な英語を出題するでしょう。

世界にはいろいろなアクセントの英語がありますが、リスニング問題として出題されるのは、アメリカ寄りの英語かイギリス寄りの英語のどちらかです。現時点で教科書や参考書などはほとんどがアメリカ英語です。そのためインターネット上でイギリス寄りの音声を探し、慣れておく必要があります。

4、ラジオやPodcastと並行して取り組みたいリスニングの勉強方法

①ディクテーションで書き取りの練習をする

リスニングの練習で最も重要なのがディクテーションです。ディクテーションとは、音源を聞いて一言一句紙に書き写すことです。いきなり問題を解くのではなく、一度聞いたまま書き取る練習をしましょう。この際、語尾の複数形や、過去形、前置詞 (at, in) などに注意しながら書き取ります。

もし3回聞いても正確に書き取れなかった場合、その文章が難しすぎる可能性があります。中学英語の教科書の音源を使ってディクテーションの練習を始めましょう。

中学英語の教科書がない場合は、NHKラジオ講座『中学生の基礎英語 レベル2』がおすすめです。書店でテキストを購入し、ラジオまたはウェブサイトで音声を聞くことができます。

どんな教材でもいいですが、自分に合ったレベルの教材を選ぶことが重要です。「3回聞いたら」書き取れるレベルの音源からディクテーションの練習を始めましょう。正確に書き取れるようになれば、リスニングの問題は簡単に解けます。

②音読で英語の音やリズムを覚える

最後に音読をして、英語の音とリズムを体に覚えさせます。まずディクテーションの後に一度音読し、後日、他の勉強で疲れた際に、気分転換として音読し直すのがおすすめです。

毎日英語を聞いて、リスニングをマスターしよう!

①単語を毎日復習する

②自分に合った教材でディクテーション

③音読

海外経験がなくても、正しい手順でたくさん練習すればリスニングを得意にすることができます!そしてスキマ時間にたくさん英語を聞き流しましょう。

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