【統合中】医学部受験の化学の勉強法!合格者が教えるポイント5つ
医学部受験では、理科は2科目必要なことが多いです。
その中でも、特に化学は多くの人が選択するのではないでしょうか。
でも、どう勉強していけば良いのか、大学受験に向けてどんな参考書を使えば良いのかって迷いますよね。
今回は実際に医学部受験でどんな勉強をしていたかを紹介していこうと思います。
この記事で紹介した勉強法で医学部合格に向けて着実に力をつけていきましょう!
Contents
医学部受験のための化学勉強法5選
1、教科書の内容を高3夏休み前に一通り勉強する
高校化学は、理論化学・有機化学・無機化学の3つに分かれています。分量的には、理論化学>有機化学>無機化学になると思います。
この3分野を仕上げようと思ったら、のんびりしている暇はありません。中高一貫校でない場合、学校のペースに合わせていると間に合わないと思います。
ですので、自分で先取りして教科書に載っている基礎知識は知っておきましょう。
後述しますが、高3の夏休み以降は問題集をひたすら解いていくことになるので、夏休みまでには教科書の内容を一通り理解しておきましょう。
2、勉強する順番は、理論化学→有機化学→無機化学
理論化学は1番重要なので、どの高校でも1番先に履修するのではないでしょうか。
有機化学ですが、これを最後に残しておくとかなり大変です。特に、構造決定は慣れが必要なので、早めに取り組んでおくことを推奨します。構造決定はパズルのようですが、解くのに時間がかかったり解いている途中に混乱したりするので、繰り返し解いていきましょう。
無機化学は、化学の中で最も暗記要素が強い分野になります。直前詰め込みでもなんとかなりそうなのが、無機化学です。とはいえ、暗記する量もそこそこ多いので計画的に取り組んでください!
3、無機化学は隙間時間に暗記する
無機化学は、理論化学や有機化学と違って暗記がメインになります。受験でも、知っていれば答えられる問題が出題されることが多いです。通学時間や休み時間を使って、暗記しましょう!
暗記できたかどうかを自分で確かめることも忘れずにやりましょう。私は、暗記した後に時間をおいて紙に書き出していました。ただ教科書を見ただけでは覚えられない人におすすめです。また、声に出して暗記するのもおすすめです。特に眠い時は、声に出して覚えていました。
暗記量はかなりの量になるので、工夫して覚えていきましょう。
4、高3の夏休み以降は、ひたすら演習
基礎知識を詰め込んだら、それをアウトプットしていきましょう。インプットとアウトプットを繰り返すことで、定着させます。問題集を繰り返し解いて演習するのが良いでしょう。
問題集ですが、模試の出題範囲に合わせて勉強計画を練って、その模試を受ける前に終わらせられるように逆算しました。そして、その月に勉強すべき分野が決まったら、週ごとにどの分野のどこを勉強するかまで決めます。
分野ごとに
セミナーで用語や基礎内容を暗記・理解→科学の新研究を片手に流れを暗記・化学式など書ける様にする→重要問題集でoutputの集大成を行う
というのを繰り返していました。
闇雲に何種類もの本を使って勉強していても、1つの問題を1回しか解かないのはあまり意味がありません。
この問題が求めていることは何か?なぜ自分が間違えたのか?解法は合っていたのか?
その全てを一つ一つ確認していくことが大切です。重要問題集の中には、6,7回解き直した問題もあります。それくらい継続と繰り返しが大切なんです。
みなさんも自分にとって大事なテキストを見つけて、大いに勉強しましょう!以下でおすすめの参考書をいくつか紹介しておきます。
セミナー化学基礎・化学

[画像]第一学習社ホームページより
セミナー化学基礎+化学は、たくさんの学校で採用されており、学校で配られることも多い参考書です。受験で必要な知識を網羅しており、各分野ごとに、きれいにまとまったページと問題集がセットになって載っています。
これ1冊を完璧にすれば、受験の化学で遅れをとることはないでしょう。
ある程度化学の勉強になれた人が、抜けなく学びたいと思ったときには最適な参考書なので、見てみると良いと思います。
化学重要問題集

[画像]数研出版ホームページより
化学重要問題集は、受験で実際に出た問題の中で、よく出る問題や大切なエッセンスが詰まった問題を厳選して載せてある参考書です。私は結局、この1冊を完璧にしたことで、化学が得意科目となり、どんなテストでも化学で点を稼げるようになりました。
ですが、重要問題集は難しいです。なんと言っても、受験問題(ほとんどが2次試験)を集めた問題集なので、生半可に知識が無い状態でやり始めても、解説されてもよくわからないと感じるくらいのものです。
ただし、極めればこれ以上に心強い化学の参考書は無いと私は考えています。問題もしっかりと厳選してあるため、受験で使う化学の知識を、必要十分なだけ学べます。化学に自信があるという方におすすめの参考書です。
5、受験校の過去問で出やすい部分を演習する
受験校によって傾向が千差万別なので、受験する大学が決まったら過去問演習に入りましょう!
理論化学、無機化学、有機化学から1題ずつ出る大学もあれば、理論化学と有機化学がメインの大学もあります。
出やすい分野を攻略していくことが重要です。実際に、私も狙われやすい分野を過去問から分析して勉強していき合格できました。
化学を得点源にしよう!
化学は範囲も広く覚えることもたくさんありますが、得意科目になれば受験でかなり優位になります。
理科はなかなか手が回らず準備不足のまま受験本番を迎える受験生も少なくありません。理科2科目を仕上げるとなると時間も必要ですが、最後まで諦めない気持ちもとても大切です。
ここで紹介した勉強法が、皆さんの今後の受験勉強に役立ちますように。
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