もう紙では願書を配布しない。ミスを乗り越え出願を終わらすためには。
私にとって、受験勉強よりもある意味大変だったのが、出願書類の記入でした。
書類の記入が完成したと思えば、住所の記入を忘れていたり、センター試験(現・共通テスト)の受験番号を間違えたりとたくさん書き間違えました。
書類が全部用意できたと思ったら、今度は封筒に1枚入れ忘れたり、、
たくせんのミスを乗り越え、無事出願できました。
今回は、出願とは何か、どんな流れで行うのか、そして大学受験の出願で気をつけるべきことをお伝えします。
Contents
1.まず出願って何?
そもそも出願って何と思うみなさん。解説します。
出願とは、願書を出すことを言います。大学に対して必要書類を提出し、試験を受けるための申し込み手続きをすることで、受験することができます。
出願の手続きが誤っていたり、書類に不備がある場合、受験することができません。
きちんと出願手続きをしましょう。
2.出願方法のざっくりとして流れ。
では、出願方法のざっくりとした流れを説明します。
①募集要項を手に入れます。
最近は大学のホームページから書類をダウンロードする場合が多いですね。
「大学名 募集要項」のように、検索すると見つけられます。
②必要書類を準備する。
高校から発行してもらう調査書。あと、共通テストを利用して
受験する場合は、大学入学共通テスト成績請求票など。
ほかにも、卒業(見込)証明書が必要な場合もあります。
③入学志願票を書く
募集要項をよく読んで、形式に従って入学志願票を書きます。最近は出願内容を、パソコンやスマホから入力する場合も多いです。
④受験料の振込み
銀行、コンビニエンスストアなどから振込みます。クレジットカードやネットバンキングが使える場合もあります。
⑤郵送する
大学が指定した書類を郵送します。郵送する場合は、通常「簡易書留」または「速達・簡易書留」で送るよう指示されます。簡易書留では、引き受けから配達までの郵便物の過程を記録します。万が一、届かなかった場合も、記録をたどれます。
また、提出書類は控えを取っておきましょう。後から確認できます。
参考:「日本郵便株式会社 書留」
⑥受験票を受け取る
受験日までに受験票が来るのか、きちんと郵便ポストを確認しましょう。
3.募集要項は紙では配布しない!?
インターネット出願が増えています。私の受験時代は、ネット出願もありましたが、紙での出願もまだ受けつけていました。しかし、一橋大学、明治大学、青山学院大学、などなど、一般入試においては紙の募集要項は配布しない。ネット出願しか受け付けないという大学もあります。ネット出願ができる環境を整えることが大切です。
4.用意するとよいもの
次に用意する必要があるものと、その理由を書いていきます。
①パソコン
自分の出願の経験から言うと、パソコンとプリンターは必須です。
プリンターがない場合、せめてパソコンがあるとよいでしょう。
コロナの影響もあり、出願のほとんどネット出願となっています。
出願では、住所、名前、番号などを正確に入力する必要があります。
スマホの小さい画面では、正確に入力するのが困難です。
また、募集要項もほとんどホームページからダウンロードする形になっています。
募集要項の小さい文字を、スマホの画面で読むのは大変です。
できるだけ画面の大きい、ネットにつながれる機器を用意しましょう。
パソコンのない方は、学校や図書館のパソコンを使って出願しましょう。
②プリンター
パソコンからダウンロードした書類を印刷し、それに記入して、郵送するという手順がたくさんあります。そのため、プリンターがあるとよいでしょう。ない場合は、コンビニのコピー機を使える場合があります。
③角2封筒
だいたいの書類を角2封筒で郵送します。書き間違える場合もあるので多めに用意しておきましょう。
④すぐに確認できるメールアドレス
ネット出願において、メールアドレスを登録するよう求められます。大学からの連絡をすぐに確認できるメールアドレスを用意しましょう。
⑤調査書
高校から発行してもらう書類です。急に発行してもらうのは難しいので、万が一を考えて多めに発行してもらいましょう。
⑥黒のボールペンとはさみ、のり
書類を発送するときや、書き込むときに使います。のりは結構使うので、はがれにくものを用意するとよいでしょう。封筒が空いて、中身が配達中に消えるかもと心配せずに済みます。
⑦顔写真(現物、データどちらも必要です)
顔写真は紙のものと、データどちらも準備しましょう。現物を書類に貼るように指示される場合も、パソコンから出願サイトにアップロードするように求められる場合があります。データは、JPEGというデータ形式で持っておくとよいでしょう。
⑧大学入学共通テスト成績請求票
共通テストを利用して受験する場合、必要となります。小さいのでなくさないように気をつけましょう。
5.出願手続きでのよくあるミスと対処法
①入力ミスと、書類の書き間違え
ミスをしない人間はいません。周囲の人に頼み、ダブルチェックをしてもらいましょう。
私はおっちょこっちょいで、入力ミスや書き間違えをたくさんしました。しかし、家族にチェックしてもらい何とか無事に出願できました。
書類に書く場合は、書いたものをチェックしてもらう。
パソコンで入力する場合は、隣に居てもらい、入力内容が間違っていないか見てもらいましょう。必ず、チェックしてもらってよかったと思うときがあると思います。
また、書き間違えに備え、書類は多めに用意しておきましょう。
②書類がなくなった。
ファイルを用意して、書類を整理しましょう。何校も受ければ、その分書類も増えていきます。私は、A4のファイルを買って、大学ごとに整理していました。
③出願を忘れていた
自分が受験する予定の大学の、出願時期はあらかじめ調べておきましょう。私は、父がエクセルシートで管理してくれました。そこまでする必要があるかは不明ですが、各大学の出願時期はまとめておきましょう。ばらばらに記録しておくと訳がわからなくなります。一箇所にまとめて書いておくと、便利です。
④受験料の支払いを忘れていた。
ネット出願の場合、出願を入力したのちに、受験料の支払いをすることがあります。親などに支払いを頼むことが多いと思います。支払いの期限をメモし、期限が近づいたら、払ったかどうか確認しましょう。メールや出願のためのサイトで、支払いが済んだかどうか確認できる場合があります。支払われたかきちんと確認しましょう。
⑤出願サイトにログインするためのパスワードがわからなくなった。
出願サイトにログインするためにパスワードが必要な場合があります。入力したパスワードは、ちゃんとメモしておきましょう。わからなくなった場合も、登録しているメールアドレスがわかれば、パスワードを再設定できることが多いです。しかし、手間を増やさないためいも、パスワードはきちんとメモしましょう。
まとめ
大学受験の出願方法について、まとめてみました。
どの大学でも大まかな流れはあまり変わりません。1校目は大変だと思いますが、だんだんと慣れていくと思います。
大学によっては、志望理由書を書くようもとめてくるところあります。意外と時間がかかりますので、ともかく時間に余裕を持って準備しましょう。
大学受験の出願手続きは人生で初めて直面する、公的な書類のやりとりだと思います。
受験生のみなさんが、無事出願手続きを済まされることを願っています。
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