横浜市立大学医学部の特徴は!?他大学との違いや入試難易度のまとめ

医学部入試情報

みなさんが医師を目指そうと思ったきっかけは何ですか?

家族や自分の病気を治してくれた先生がスマートだったから。人の役に立ちたいと思ったから。医学研究に感銘を受けたから、ドラマや映画にあこがれて。きっと十人十色の答えが返ってくるでしょう。

しかし、医師になりたいと思うまでのプロセスは違えど「次に考えるべきこと」は全員同じです。これは医学を志す学生が等しくぶつかる最初の壁であり、ある意味最大の難関かもしれません。

どの医学部を目指そうか?

そう。この問いです。

いい医師になるため、設備やカリキュラムの充実した環境でたくさん勉強したい。あ、でも、勉強だけが大学生活じゃないし…できることなら首都圏の大都市に近い場所で、キラキラした6年間を過ごしたい。だけど私立は学費が高いから、できれば国公立がいい…

勉強も、遊びも、バイトも。全部まとめた充実のキャンパスライフを送りたい、そんな欲張りな皆さんに朗報です。今回ご紹介する横浜市立大学、通称「横市」の医学部は、それが全て叶うと言っても過言ではありません。この記事を読めば、あなたの志望校が決まってしまうかも!?

今日はそんな横浜市立大学の魅力を、たっぷりご紹介していきます。

横浜市立大学医学部とは!?

交通アクセス

横市の学生は、1年次は金沢八景キャンパスで主に教養科目を学び、医学専門課程に入る2~6年次は福浦キャンパスで過ごします。

どちらのキャンパスにも共通するのは、駅からの近さです。

駅から遠い大学に通うことを想像してみてください。最寄り駅に着いたはいいけど、そこからバスで30分…バスが来なくて1限に遅刻…。遅刻が積み重なって、最悪の場合、単位を落として留年、なんてことも…?

しかし、横市は、そんな恐ろしい話とは全く無縁です!駅の目の前に大学がありますし、福浦キャンパスの付属病院は駅に直結しています。

周辺お出かけスポット

駅から近いのはわかったけど、近くに遊べる場所はあるの?と思った方、安心してください。

まず横市周辺の見どころを語るうえで欠かせないのは、なんといっても海でしょう。キャンパスの窓から覗く、青くどこまでも広がる開放的な海は、それだけで心を癒してくれますし、遊びに行くにも最適です。

近くには潮干狩りやバーベキューのできる海の公園があり、八景島シーパラダイスという水族館付きの大きな遊園地もあります。特に八景島シーパラダイスは、年間パスを取得して定期的に遊びに行っている学生もいるくらい、横市生御用達の遊園地なんです。おすすめのアトラクションは「バイキング」。左右に揺れる大きな船は、乗っている人に不思議な高揚感を与えてくれます。ストレスだってどこかへ行ってしまうこと間違いなし!

もちろん、映画にスイーツ、カフェ巡り、ショッピングなどを楽しみたい方も大丈夫。金沢八景キャンパスは横浜から20分という好立地なので、授業のあと仲間と遊びに行くことができます。また、福浦キャンパスから電車で約10分のところには、2020年にリニューアルしたばかりの「三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド」もあります!海風の吹き込む広大なアウトレットで、ショッピングを楽しみませんか?

 

横浜市立大学医学部の偏差値

東京都市圏にある国公立医学部は4つ。東京大学、東京医科歯科大学、千葉大学、そして横浜市立大学の医学部です。

横浜市立大学の偏差値は67.5(河合塾版)。同じレベルの国公立医学部として、関東では千葉大医学部、関西では大阪市立大学医学部などがあり、私立では東京慈恵医科大学や日本医科大学などが挙げられます。

決して簡単ではありませんが、上で挙げた国公立医学部4校の中では、最も入りやすい大学です。東京都市圏の医学部に進学したい…と思っている方、この後の横市情報も必見ですよ!

横浜市立大学医学部の受験科目

一般入試

以下は2022年度のものを参考にしています。最新版は随時公式サイトでご確認ください。

・共通テスト

5教科7科目:1000点

【国語】(古文・漢文含む)200 【数学IA】100 【数学ⅡB】100

【英語】リーディング:240 リスニング:60

[リーディング(100点満点)×2.4倍]+[リスニング(100点満点)]×0.6倍]=300点

【地歴・公民】世界史B、日本史B、地理B、現代社会、倫理、政治・経済、 倫理・政治・経済 から1科目選択:100

【理科】物理、化学、生物から2科目選択:200

 

・2次試験

個別試験:1400点

数学:400 英語:400 理科:600(物理、化学、生物から2科目選択:300×2)

小論文、面接

 

推薦入試

第1次選考:書類

第2次選考:MMI(面接)

第3次選考:共通テスト

横市の入試突破の鍵を握るのは英語です。共通テストも個別試験も、いかに英語で高得点をとれるかが重要になってきます。共通テストでは英語のリーディングの点数は2.4倍になりますし、横市の2次試験で最も点差がはっきりつくと言われている科目は英語です。2次試験の英語では毎年長文3題が出題されるのですが、90分の中でいかに素早く正確に読み解けるかが合否を分けます。

実は推薦入試でも、第1次選抜の書類選考では、英語資格が加点の対象になるんです。横市に行きたい!と思ったら、ぜひ英語の学習に力をいれてみてください。

また2022年度からの変更点として、理科の配点が400点から600点に上がったことが挙げられます。理科は現役生の対策が遅れがちな科目です。でも不安なのはみんな同じ。落ち着いてとれる問題をとりましょう。化学の有機分野では、毎年構造決定が出るので、その対策をすることも大切です。

 

横浜市立大学医学部の学費

市内在住者は学費が安くなる!?

入学金は282,000円、授業料は年間573,000円。従って6年間でかかる費用は、入学金と授業料を合わせて3,720,000円となります。

しかし実は、もっと学費が安くなる人もいます。なんと横浜への居住歴が1年以上ある人は、入学金が半額になるんです。入学金が驚異の15万円以下に!私立医学部の入学金が軒並み150万円前後なことを考えると、その差は歴然。10の1以下になってしまいます。

横浜市立大学医学部の特徴

Times Higher Education(THE)世界大学ランキング2022、国内7位

THE世界大学ランキングというものをご存じでしょうか?

イギリスの高等教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーションが実施し、教育力、研究力、被引用論文数、産業界からの収入、国際性の5つの分野と13の指標で大学を評価します。このTHEのランキングで上位であるということは、すなわち、その大学で質の高い教育が保証され、研究環境が整っていると示しているんです。

日本国内の1位はもちろん東京大学。その下に京都大学、東北大学、大阪大学と名だたる大学が並ぶなか、横浜市立大学はなんと7位にランクインしています。公立大学のなかではトップです。

将来、臨床医か、研究医か。どちらになりたいか、まだ迷っている人も多いでしょう。横市では学生のうちから専門性の高い研究に触れることができるので、自分の視野と可能性を存分に広げることができます。

国試合格率、驚異の99%!?

医学部での楽しい6年間のあとに待つもの、それは医師国家試験です。ハッピーな大学生活を送れたはいいけど、国試に不合格…なんてことになってしまったら困りますよね。でも大丈夫!なんと2022年度の横市の医師国家試験合格率は、98.7%。ほぼ99%、100%にも迫る勢いなんです。

全国平均が91.7%であることを考慮すると、この数値の高さは驚異的と言えます。

医学部合格を前提条件とするなら、医師国家試験に受かることは全てのスタートラインです。この合格率の高さは大きなアドバンテージだと思いませんか?

 

横浜市立大学医学部のまとめ

ここまで読んでくださったみなさん、どうですか?横市に行きたくなったでしょうか。

横市は立地もよく、国内最高峰の教育環境のもと、充実した学生生活を送ることができます。横市に来ればあなたの望む医学生ライフが送れること間違いなし!

そうは言っても、悩みはつきませんよね。医学部は他の学部よりも2年長く、6年間、自分の選んだひとつの大学で過ごすことになります。だからこそ志望校選びは失敗したくないし、慎重に選びたい。その考えはとても大切なことです。ぜひ、様々な情報を集めてじっくり考えてください。あなたが真剣に考えた選択なら、なんであれそれが最善の道になるでしょう。この記事がそんな悩める学生のみなさんにとって、少しでも助けになれたなら嬉しいです。

これからも横市や、医学部に関する記事をどんどん公開する予定なので、そちらも要チェック!「Medichen」と調べて、面白くてためになる情報をたくさんゲットしてください!

 

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