将来を考えよう。文理選択が与える影響とは?
文理選択をする時期が迫ってきた。
しかし、文系、理系どちらを選択すればよいかわからない。
そんな人も多いと思います。
今回は、文理選択があなたの将来に与える影響について紹介します。
Contents
1.得意、不得意科目だけで文理を決めると痛い目を見る!?
まず最初にですが、文理選択をする得意、不得意科目だけで決めるのはおすすめしません。
数学が得意だから理系。国語が得意だから文系。という決め方はよくないです。
その理由について、2つ紹介します。
①大学に入ってから勉強したい学問と、得意科目が同じだとは限らない。
あなたが興味をもった学問領域と得意科目が一緒だとは限りません。
例えば、数学が得意なので、理系を選択した。
しかし興味がある分野は、日本の歴史だった。
この場合、興味がある分野から考えれば、歴史学科などを志望学部にすべきです。
興味をもてない学部に進学してしまった場合、後から後悔するかもしれません。
得意、不得意だけでなく、大学入学後にどんな勉強をしてみたいかをよく考えて選択しましょう。
②将来のキャリアを考える必要がある。
私は浪人したので、もう就職した友達がたくさんいます。
その友達を見て感じるのは、文系、理系でキャリアパスがかなり違うことです。
もう少し、将来を考えて文理選択をすればよかったなと思うときもあります。
理系と文系のキャリアで大きく違うと感じるのは、大学院へ進学するかどうかです。
理系の場合、大学院に進む割合が高いです。
文系の場合、大学院の進学率は5%にも満たないのに対し、理系では3割以上が大学院に進学しています。
(参考:Chall-edge「進学する?就職する?理系学生全体の傾向」)
周囲の理系の友達も、ほとんど大学院に進学しました。
もちろん、大学を卒業して就職する理系の学生もいます。
ただ、大学院に進学する理系の学生が多いことも考えておくべきでしょう。
4.どちらかでないと選択できない職業がある。
文系、理系ともに、どちらかでないと選択できない職業があります。
例えば、臨床心理士になりたい場合、心理学を大学で学んだほうがよいでしょう。
他にも、医師、薬剤師になりたい場合は、医学部、薬学部に進学しないとなれません。
将来つきたい職業が、文理どちらかでないと、就けないかどうか確認したほうがよいでしょう。
5.文理選択を入学後に選べる大学もある。
どうしても文理選択ができない。
また、文系、理系どちらの学問にも興味がある。
そんなあなたは、文系、理系を入学後に選べる大学に進学したほうがよいかもしれません。
今回は、2つ紹介しますね。
①国際基督教大学
国際基督教大学は、東京都三鷹市にある大学です。
この大学は、学部が教養学部しかありません。
また、大学入学時に、専攻を選ぶ必要がありません。
そのため文系でも、入学後に理系に転向することができます。
逆に、理系から文系に転向することもできます。
3年生になるとメジャー(他の大学の学科のようなもの)を選択するので、そのときに専攻を決めます。
②東京大学
東京大学は進学振分けというものがあります。
東京大学は学部ごとではなく、文科一類など類ごとに募集をします。
そのため、3年生になる前に、学部を決めます。
これを進学振分けといいます。
進学振分けでは、1、2年生の成績、希望する学部をもとに、振り分けされます。
そのため、文系として受験したとしても、入学後に理系に転向することが可能です。
ただ、良い成績をとる必要があるほか、指定される科目を履修しておく必要もあるようです。
(参考: 東大塾「東大 学部・学科の進学選択(進振り)の仕組み」)
まとめ
振り返ると、高校生のときはこんなに将来に影響あたえるとは思わずに、文理選択をしました。
文理選択はあなたの将来に大きな影響を与えます。
単に大学受験のためではなく、将来を考えて選択しましょう。
後悔のない選択をできるよう願っています。
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