共通テストでシャーペン利用はNG?注意点をわかりやすく解説
受験勉強の際に1番こだわりのある筆記用具と言えばシャープペンシル!という方は多いのではないでしょうか。
実際に私も現役時代にたくさんの種類のシャープペンシルと出会いました。グリップの握りやすさや書きやすさなど、受験期において参考書と並んで重要なのが筆記用具と言っても過言ではありません。
ところが、実際の試験で使える筆記用具には制限があることをみなさんはご存じでしょうか。
ここでは大学受験の登竜門でもあり共通テストで使用できる筆記用具についてお伝えします。
Contents
共通テストで使える筆記用具
鉛筆
共通テストで使える鉛筆は黒鉛筆です。芯の硬さはH、F 、HBに限ります。和歌や格言等が印刷されているものは不可とされています。共通テストでは英語が印刷されている服の着用やひざ掛けの使用も認められませんので、英単語などが書かれているものも避けてください。過去に鉛筆に英語の文字が印刷されており不正行為となった受験生もいるようです。目立たないロゴ程度であれば心配ありません。
鉛筆キャップ
鉛筆キャップも試験時間中に机の上に出しておくことが可能です。しかし、鉛筆キャップをつけていると鉛筆が転がって机から落ちてしまいやすくなるため、丸くない鉛筆キャップを使用するか鉛筆キャップは使わずにしまっておくことをおすすめします。
シャープペンシル
後でまた述べますが、共通テストではシャープペンシルはメモや計算に使用する場合のみ使用可能です。厳密に使用が不可ではない為、シャープペンシルでマークすることも可能です。しかし、共通テストの採点は機械が行う為、反映されずエラーが出ることからシャープペンシルは計算時のみというルールが広まっているのが事実です。ちなみに、芯の色は黒に限ります。
消しゴム
消しゴムはプラスチック製のものが使用可能です。プラスチック製以外の消しゴムを使用した場合、鉛筆の黒い汚れが広がってしまいマークの読み取りに支障をきたすおそれがあります。そうなってしまった場合きれいに消すことは困難になりますし、何よりも試験中に焦ってしまったり余計な心配が増えたりしてメンタル面でもよくありません。MONOやAinなどよく使われているプラスチック製消しゴムを用意しましょう。予備も含めて最低2個は用意してください。
鉛筆削り
鉛筆削りは手動のものが使用できます。電動式のものや大型のもの、ナイフ類は使用不可です。ハンドル付きの手回し式のものは大型のものに含まれる可能性が高いため避けましょう。鉛筆を差し込んで回す小型のものを用意してください。そのタイプだと芯が短くなってしまい使いづらいという方は、あらかじめ家で予備の分まで削ってくることをおすすめします。
共通テストで使えない筆記用具
共通テストで使える筆記用具は前の見出しでご説明しました。
ここで挙げたもの以外は使用できないと考えてください。
ここでは特に質問が多そうなものについてご説明します。
赤鉛筆・マーカー
先ほども述べた通り、鉛筆は黒鉛筆のみ使用できます。黒以外の色鉛筆(赤鉛筆含む)は使用できないので注意してください。またマーカーも使用できません。さらに、赤鉛筆もマーカーも試験時間中は机の上に置くことも禁止されています。試験時間中に机の上に出していた場合、試験終了まで預かられることもあるようです。試験中に試験監督員に声をかけられたら誰でも動揺します。机の上に置けるもの以外は必ず試験開始までにしまっておくように注意してください。普段問題を解くときに赤鉛筆やマーカーを使っている方は、できるだけ本番の様式に慣れるためにも使用を控えた方がよいかもしれませんね。
ボールペン
ボールペンも使用不可です。机の上に置くことも禁止です。万が一インクがこすれて付いてしまった時にマークシートの読み取りに支障をきたす可能性があります。最悪の場合、他人のマークシートを汚してしまうかもしれません。不正行為とみなされる可能性が高いため、ボールペンは必ずしまっておきましょう。中には計算などを裏紙にボールペンで書いている方もいらっしゃると思います。確かにシャープペンシルや鉛筆よりボールペンの方が引っ掛かりがなく膨大な文字をスラスラ書けて疲れにくいのですが、共通テスト本番ではそれができませんので注意してください。本番の状態に慣れておくためにも普段からシャープペンシルや鉛筆で計算するくせをつけておいてもいいかもしれません。
定規
定規も使用不可です。机の上に置くことも禁止です。また定規機能がついた鉛筆(めもり付きのものなど)も使用不可です。鉛筆にそのような印がついていないか確認しておきましょう。平成31年に実施された大学入試センター試験の国語で、長文の文章を読むために定規をあてていた受験生が不正行為とみなされて全科目無効とされたことは賛否両論を巻き起こしました。数学や理科と違って国語で定規を使用するのは解答に影響がないのではないかという意見もありましたが、公平性が完全に保たれる保証はありませんし何より無断で規則を破ったことはよくありません。ルールがどうしても守れなさそうな場合は早めに大学入試センターに確認を取るようにしてください。
共通テストではシャープペンシルはNG!?
先ほども少し触れましたが、共通テストでシャープペンシルを使用できるのかどうかについてご説明します。
マークには使えない
シャープペンシルを使用してマークした場合は正しく読み取れない可能性があります。マークには必ずH、F、HBいずれかの黒鉛筆を使用してください。
メモや計算には使用可
黒い芯のシャープペンシルに限り、メモや計算には使用して構いません。特に計算などの際に鉛筆ではすぐに先が丸くなって文字が潰れてしまう、という方は使い慣れたシャープペンシルを持参しましょう。もちろんすべて鉛筆を用いても構いません。
シャープペンシルの芯ケースは机に置けない
シャープペンシルの芯ケースは机の上に置くことが禁止されています。あらかじめ何本かシャープペンシル本体に入れておきましょう。入れすぎは詰まって故障する原因となりますので注意してください。たまに芯のみ机の上に出している受験生を見かけます。厳密には机の上に置けるものに含まれていないため、できればシャープペンシル本体の中に入れておくと安心です。
シャープペンシルはメモや計算のみ!マークにはNG!
いかがだったでしょうか。
結論、共通テストでのシャープペンシルの利用は可能ですがマークに時は使用することができません。
試験中に余計な不安を招かないためにも、試験中に使用できるもの、できないものは事前にしっかりと確認してから試験に臨むようにしましょう!
また、普段から本番を想定した筆記用具を使用をすることで本番の不安を取り除くことができるのではないでしょうか。
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