現役医大生のおすすめ目的別バイト6選【失敗しない選び方をご紹介】

現役医大生の実情

医大生は忙しくてバイトができない、というイメージを持っている人はいないでしょうか。

実は、アルバイトをしている医大生はかなり多く、私の周りでもほとんどは何らかのアルバイト経験があるという印象です。

ただ、医大生はかなり忙しいということも事実です。

そこで、今回の記事では医大生ならではの視点から、おすすめのアルバイトを紹介していきます。

医大生を目指しているけどバイトもしたいという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

医大生のバイトは低学年がおすすめ

医大生というと、どうしても勉強や実習で忙しいというイメージがあり、アルバイトはなかなか難しいのではないかと思う方が多いです。しかし、時間管理を上手に行うことで、勉強との両立は可能になります。

高学年になるにつれて、勉強の内容はハードになります。また、実習があることで終了時間が分からず、シフトに入れないことも増えます。

アルバイトをたくさん行いたいという方は、低学年のうちに色々と試してみることをおすすめします。

医大生の日常生活については、以下の記事を参考にしてみてください。

試したいと思ったことには挑戦してみる

「一回はスタバの店員さんになってみたい!」「普段経験しないようなアルバイトをやってみたい」

などの希望がある人もありますよね。

実際、私の友人には短期バイトで工場勤務してみたりイベント運営の手伝いをやっている友人もいますし、スタバで働いている先輩もいます。

ここで皆さんの心配が出てくると思います。

「勉強と部活との両立が上手くいかなかったらどうしよう?」

本当にそうですよね。バイトのやりすぎで留年なんてことになったら…と不安になると思います。

でも、ここでよく考えて欲しいのは、医師になる前にアルバイトを経験できるのはこの6年間しかない

ということです。これから医師になれば、いつも多職種の医療従事者と仕事を共にしますが、患者は医療従事者ばかりじゃありません。性別・年齢・職業・バックグラウンドなど本当に様々だと思います。社会の大多数は医師じゃない人ばかりなんです。アルバイトというのは、そういった色んな意味で多様性のある人たちと出会い、経験を積むためのとても大切な時間です。

勉強や部活との両立が難しくなれば辞めればいいとおもいますし、理解ある職場であればテスト前などに長期休暇を設けてくれるところも沢山あります。

医大生に実際に人気なアルバイト6選

ここからは、医大生に実際に人気なアルバイトを紹介していきます。

1、高時給を目指すなら家庭教師

医大生に家庭教師のアルバイトは大人気で、私自身も経験したことがあります。家庭教師の場合は生徒の自宅まで出向き、個別指導塾と同じように生徒の学力に合わせて勉強を教えます。人気の理由としては、時給が良いことが挙げられます。

他の多くのアルバイトの時給が1,000円台であるのに対し、家庭教師は2,000円から5,000円程となっています。短時間でお金を貯めたい、アルバイトをする時間が限られているといった医大生には、特におすすめです。

医学部生という条件で募集されている場合もあり、その場合はさらに時給が高くなることもあります。

また、医大生を目指す受験生に対して、勉強だけではなく自分の合格体験談を話すことができることも、強みの一つです。

一方で、家庭教師を行うには、受験生やそのご家族との関係性の構築が重要となります。最低限の礼儀が身についていないと、信頼を失い断られてしまうケースもあります。

自分が適切かどうかを判断してから、応募するようにしましょう。

2、多くの生徒に教える経験を積むなら塾講師

塾講師にも大きく分けて2つの種類があります。講師1人で1か2人の生徒を教える個別指導と数人から数十人以上の集団を教える集団指導です。個別指導では生徒の学力や進度に合わせて勉強を教え、集団指導ではあらかじめ決まっているカリキュラムに則って指導をすることが多いです。時給は1,000円台から2,000円程度のことが多く、アルバイトの中では平均的またはやや高めとなっています。医学部を目指している生徒さんや医学部進学指導塾は医学部生を求めていることが多いので医学部生には特におすすめです。教えるのが好きな人やコミュニケーションが得意な人に向いています。

勉強を教えたいけど、家庭教師だとご家庭との関係性作りが難しいという方は、塾という組織に所属してみるのも良いでしょう。

また、シフトも融通がきくことがあり、事前に申請することで曜日を固定しなくて良い場合もあるそうです。特に、1対1の個別指導を行っているような塾では、曜日固定ではなくシフトに入れる日を提出するという形態が取られていることもあります。

さらに、地方大学の学生の場合、低学年のうちは車を持っていないこともあるため、塾講師の方が家庭教師よりも通いやすいこともあるそうです。

デメリットとしては、授業の際に予習や復習などの準備が求められることがあるということが挙げられます。そのため、高学年でも塾講師を続けている人は、少ない印象があります。

授業前の準備(予習やプリント作成)、生徒の質問対応や保護者への対応に手当てがつかなかったり、手当てがついても額が少なかったりすることがあります。まあその分時給が高いのですが……

3、医師になってからも役立つ接客経験を積みたいなら飲食店

飲食店でのアルバイトも、医大生に根強い人気があります。固定シフト制でない(何曜日には必ず出金する、という決まりがない)場合も多く、都合の良い時間帯が選びやすいというのも魅力です。

アルバイト先によっては、同世代の友人が増えたり、まかないがもらえたりといった、特別な体験ができることもあります。また、様々な人と関わることで、社会経験を積むこともできるため、何らかの飲食店でのアルバイトをやってみたいと思う方も、少なくないでしょう。

私は飲食店でアルバイトをした経験がありますが、多くの人と会話をすることで培われたコミュニケーション能力は、医師として勤務する際にも、情報を聞いたり寄り添ったりするのにとても有効だと感じます。

飲食店のアルバイトは多くの場合、ホールとキッチンに分けられます。

ホールは、テーブルへの誘導からはじまり、オーダーの受付、料理の提供、食器の片づけ、清掃、会計までを行います。キッチンは、オーダーがあった料理を調理したりあたためたりします。ホールスタッフが下げてきた皿やコップの洗浄もします。

医大生ならではの注意点として、時間の拘束が長いことが欠点です。時給は平均して1,000円前後のことが多いため、たくさん貯金したい場合は、シフトに多く入る必要があります。

また、試験前など勉強に集中したい時期や、実習で終了時間が分からない際など、高学年になるにつれて、アルバイトの予定が組みにくくなります。

飲食店の特徴として、昼食時や夕食時は目の回るような忙しさになることもあります。お客様からのクレームが来ることも少なくありません。クレームが来た場合は一人で判断せずに社員さんに報告・相談しましょう!

4、忙しい高学年でも隙間時間を有効活用したいなら模試採点・添削

採点バイトは、授業や模試での受験生の回答を、答えと照らし合わせて採点するという仕事です。選択問題の採点を担当することもあれば、医大に合格できるような学力を生かして、記述問題などの難しい採点を行うこともあります。

隙間時間に進められることが多いため、実習や勉強で忙しい医大生でも、時間を見つけて取り組むことができます。

また、アルバイト場所を選ばないため、自宅だけではなく、大学やカフェでアルバイトをしているという人もいました。

デメリットとして、多くの数をこなさないと給料が低くなってしまうということが挙げられます。慣れている場合は、短時間で多くの採点を行えますが、効率よく仕事を行うためには工夫が必要です。

5、医療現場の近くで仕事をしたいなら医療補助スタッフ

医療補助も、医大生に人気のアルバイトです。実際に医療現場で働いている方のお話を聞くことができ、将来の参考にすることもあります。

また、時給は他のアルバイトよりも高いことが多く、効率よく貯金したい方におすすめです。

インターネット上で募集されているものだけではなく、知り合いの紹介で始めたという例も多いです。

アルバイト先によって、業務内容が大きく異なるので、きちんと事前に確認してから応募することも大事です。

6、短期で稼ぎたいならイベントスタッフ

医大生にも、土日などの休日はあります。そこで、一日中空いている日に、イベントスタッフとして勤務することで、まとまった収入を得ることができます。

多くの場合、1日の勤務で10,000円程度得られ、特に模擬試験での試験官は、医大生でもアルバイトとして行っている人が多いです。

デメリットとしては、単発のアルバイトに申し込む形となるため、自分の条件に適した勤務体系が見つかりにくい場合があるということが挙げられます。収入も安定しにくいため、イベントスタッフのみを行っている方は少ないでしょう。

長時間勤務することが苦手な方も、あまりイベントスタッフは向いていません。

アルバイト選びで失敗しないために医大生が重視すること

実際にアルバイトを選ぶ際は、何を重要視すれば良いか、ここからは解説していきます。

時給換算でどのくらい稼げるか

医大生にとって、コストパフォーマンスは特に重視すべき点です。なかなか長期間の休みがないため、効率よく自分の知識を生かせるバイトを行うことで、短時間でも高収入を得ることができます。

アルバイトには、時給制の仕事から、出来高制の仕事まで様々あります。募集条件で良さそうに見えても、時給に換算すると、あまり効率が良いと言えない場合もあります。

私自身、アルバイトを選ぶ際は、どのくらい収入を得られるかをまず考えてから、応募します。

働く際には、自分の求める金銭的条件を満たしているか、確認するようにしましょう。

勉強と両立するために、シフトの調整はしやすいか

医大生には、勉強が忙しくなるタイミングが何度か訪れます。

2年生で解剖実習を行う際や、4年生でCBTという試験を行う際には、特にアルバイトをやめる学生が多いと感じます。勉強に集中する時はアルバイトを控え、時間に余裕があるときにたくさんシフトに入るといった働き方ができるかも、確認すべき点です。

また、飲食店などの忙しいアルバイトを行いたい方は、低学年のうちにたくさん行うことをおすすめします。

学年が上がるにつれて、時間割が決まった授業だけではなく、実習が増えるようになります。そのため、高学年になってから新しくアルバイトを始めたい場合、家庭教師や採点など、時間に融通が効きやすい職種を選ばざるを得ない状況になります。

どうしても忙しいアルバイトをしてみたいという方は、早めに仕事を始めて慣れておくことも必要です。

アルバイトをしたい目的とあっているか

アルバイトをやりたい理由は人それぞれです。社会経験が欲しい方もいれば、ただ貯金をしたいという方もいるでしょう。

自分の目的とアルバイト内容が合致しているかも、事前にきちんと確認するようにしましょう。

社会勉強をしてみたいにもかかわらず、職種として採点を選んでしまうと、ほとんど人と接触することなく仕事が完結してしまいます。

また、金銭面を最も重要視する方が、時給の低いアルバイトを始めてしまうと、続かず途中でやめてしまう原因にもなります。

私は、金銭面も重要だと考えていたため、家庭教師のアルバイトを行っていました。また、社会経験のために、飲食店でのアルバイトを行ったこともあります。

それぞれの職種で、忙しさや時給が異なるため、自分の目的にあったアルバイトを探しましょう。

仕事を続けられそうか

医大生であるのは限られた時間なので、様々な職種を経験するのもとても良いでしょう。しかし、同じ仕事を長期間続けることで、業務内容に慣れて、より効率よくアルバイトを行うことができます。

なるべく長くアルバイトをするには、自分の性格にあっているか、応募の時点で十分に吟味することが必要です。

多くの人と関わりを持ちたいのか、自分のペースで働きたいのかによっても、業種は大きく異なります。

また、多忙な医大生であっても続けやすい環境かどうか、面接の際に聞いてみることも大切です。特に、医大生が少ない職種で働く場合、医大生がどの程度忙しいのか理解してもらうことが難しく、トラブルの原因にもなり得ます。

アルバイトを長く続けられるかという視点で、検討してみるのも良いでしょう。

アルバイトは自分を成長させる場

これから人としても医師としても成長していく上で、アルバイトというのはあらゆる人々と出会う本当に貴重な場所だと思います。

どんなことをしたらお客さんが喜んでもらえるのか?

こんな考え方もあるのか!

沢山の発見の場になると思います。

ぜひ挑戦してみてください!

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