後悔しないためには!文系のための数学勉強法。
文系だが、数学を受験に使うことになった。
文系で数学は苦手、でも志望大学に合格するためには、数学を勉強しなければならない。
そんな人も多いと思います。
私も受験時代に、数学に苦しめられました。数学に関しては悔いが残る受験でした。
そんな私から、文系が数学をどう勉強したらよいのか教えたいと思います。
1.その大学に合格するために、数学は重要なのか?。
まず、志望大学に合格するために、数学が重要な科目なのかについて調べます。
これは、志望大学によって違います。
共通テストのみ数学が必要、数学ⅡBも使う、2次試験でも使うなどいろんなパターンがありますね。
ということで、これを整理してみましょう。
以下の表をみてください。○と×は、その科目を使うかどうかを表しています。
志望大学 と学部学科 |
受験方法 | 共通テスト | 数学ⅠA(共通テストでの配点率) | 数学ⅡB(共通テストでの配点率) | 二次試験 | 二次試験での数学の配点率 | 二次試験でよく出題される範囲 |
例:東京都立大学人文社会学部 人間社会学科 | 前期日程 | ○ | ○(7.9%) | × | × | ||
例:中央大学経済学部 | 一般入試 | × | × | × | ○ | 28.6% |
(参考:東京都立大学「2022年度入学者選抜要項」、中央大学「2021年度入学試験要項〈一般選抜〉」)
このように整理してみると、自分の志望大学で数学を使う必要があるのか、またどれくらい数学が重要なのかがわかりますね。二次試験でよく出題される範囲については、赤本や過去問を確認し、書いてください。赤本の最初のほうに、出題傾向のページがあり、そこによく出題される範囲が書いてあります。
都立大学では、共通テストの数学ⅠAさえクリアできれば大丈夫そうです。
しかし、中央大学の経済学部で、数学を二次試験で使おうとすると、かなり数学が重要になってきます。受験方法(共通テストを利用するか、一般入試か統一入試か)でも、配点が異なるので注意してください。
このように、数学が合格するために重要な科目であるかを確認します。
2.数学以外の科目の実力を考える。
数学にどれくらい時間を掛けるべきかを考えてみましょう。
整理したことで、数学がどれくらい重要なのかがわかったはずです。
数学の配点率が高い場合は、時間を掛けたほうがよいでしょう。
しかし数学の配点率が低く、そこまで重要ではないこともあると思います。
数学に時間を掛けず、それ以外の科目に時間を掛けたほうが、合格に近いかもしれません。
自分の数学以外の科目の実力を考え、他の科目で数学の苦手が取り戻せるか検討しましょう。
他の科目でカバーできないほど、数学が苦手ならば時間を掛けたほうがよいでしょう。
他の科目でカバーできる、もう充分数学に時間を掛けてきた、そういった人は、数学以外の配点率が高い科目を勉強したほうがよいかもしれません。
数学以外の科目の成績、そして数学が合格するために重要かどうかを考え、数学の目標を決めてください。
3.目標を達成できるよう、必要な範囲を勉強する。
では、数学で達成すべき目標がわかりましたね。
それでは、目標を達成するために必要な範囲を勉強しましょう。
私は受験時代、必要ではない範囲の勉強に時間を掛けてしまいました。
そのことをすごく後悔しています。
その時間を、他のことにあてておけばよかったと思っています。
どの大学にも、出題の傾向があります。その大学が好きな範囲を、優先的に勉強しましょう。
共通テストのみ数学を使う受験生は、共通テスト向けの勉強をしましょう。共通テストはマーク式です。途中式は考慮されません。
最終的に、正しい答えがでるよう練習しましょう。
4.まとめ
文系で数学を使う。
数学の配点率が高くなかったり、志望大学のなかで一校しか数学を使わない。
そんなことも、多いと思います。
だからこそ、自分の実力と、合格への重要性を考えて、戦略的に勉強することが重要です。
悔いのない受験をできるよう、祈っています。
注意!:この情報は、2021年8月9日現在のものです。最新の情報は各大学のHPを確認ください。
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