医大生インタビュー(4)
医学部受験について(杏林大学坂本さん)

医者になるための大きな難関の一つが「医学部に入学すること」。
先輩がどうやって医学部に合格したのか、気になるところですよね。
そこで医大生インタビューの第4回目は「医学部受験」についてお伺いしました。
現役合格された先輩は、併願校を選ぶ時に何を重視していたのでしょうか。
最後には受験生の皆さんへのメッセージも頂いていますよ!
今回インタビューした医大生の先輩はこちらの方!
坂本 愛香(さかもと あいか)さん
杏林大学医学部 3年生
出身:東京(國學院大學久我山高等学校)
現役合格
前回の記事はこちら
医学部受験について
今回は、坂本さんに医師になろうと思ったきっかけと、併願校についてお伺いしました。
先輩は、どのような観点から併願校を選定したのでしょうか?
なぜ医者になろうと思った?
– 医師になろうと思ったきっかけはなんですか?
坂本さん:母が小児科医だったことと、小学校が私立だったことが大きいと思います。
と言っても最初から医者になりたかったわけではなく、はじめは心理学に興味がありました。
併願校はどのように決めた?
– どの学校を受験しましたか?
坂本さん:第一志望は横浜市立大学です。
社会が政治経済だけで受験できたからですね。
その他私大は片っ端から受けました。
といっても、慶応のような偏差値の高いところは受けていませんが……
大体偏差値67.5目安ですね。
杏林大学と横浜市立大学以外にも、埼玉医科大学・東京医科大学・東邦大学・昭和大学を受けました。
横浜市立大学は理系科目だけでセンター90%は必要だったところ、3科目で89%、5科目では80%代前半となってしまったので杏林に切り替えました。
杏林大学はセンター利用型で受験しています。
塾講師などはしていない?
– 合格後、その経験を生かして塾講師などしていないのですか?
坂本さん:周りの学生には塾講師をしている人は多いですね。
ただ、私は受験を楽に終えられたわけではありません。
受験生が勉強に苦しんでいる姿を見ると、自分が辛かったときのことも思い出しそうなので、塾講師はやらないことにしています。
受験生に伝えたいことは?
– 最後に、受験生にメッセージをお願いします。
坂本さん:「医師になりたい」という強いモチベーションがないと医学部で勉強するのは厳しいかもしれません。
というのも、大学入学後も受験期と勉強の大変さは変わらないからです。
医学部に合格したから後は楽、ではなく、中に入ってからも忙しいことを覚悟していたほうがいいでしょう。
受験に関しては、基礎が大事だということを後から思い知りました。
難しい問題に手を出そうとするのではなく、教科書レベルのことをしっかり身につけることが大事です。
次回の医大生インタビューは「指定校推薦」!
授業風景や普段の勉強内容、受験時にどうやってスケジュールを組んでいたのか……まだまだ深堀りしたいことは沢山ありますが、坂本さんへのインタビューは残念ながら今回で終了です。
次回は、指定校推薦で医学部に合格した方に話をお伺いします。
医学部ではあまり枠のない指定校推薦、情報も少ないことが多いので、実際に受けたという先輩の声は貴重ですよ!
九州大学大学院修士課程修了(哲学専攻)、千葉県出身。大学は上智大学文学部哲学科。
勉強する時はリプトンの紅茶を常にお供にしていた。
受験時は特に世界史に苦労し、先生には「数学受験だと思ってた!」と驚かれるほどの状況だったがなんとか現役合格。 大学・大学院在学時は塾講師/家庭教師として文系科目を教えました。

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