医学部合格におすすめの化学参考書・問題集9選【レベル別】

医学部対策の問題集・参考書

医学部受験において、理科は2科目必要なことが多いです。

その中でも、特に化学はほとんどの人が選択するのではないでしょうか。

でも、大学受験に向けてどんな参考書を使えばいいか迷いますよね。

本屋さんに行くと化学だけでも100冊以上の参考書があり、どれが良いのかわからず困ることも多いのではないのでしょうか?

今回は現役医大生の私が実際に使った感想などを交えながら、たくさんの難関大合格者が選んだ化学の参考書を厳選してご紹介します!

 

 

化学は基礎固めが重要

まずは化学基礎の参考書を紹介します。化学と化学基礎は違う!と感じる方がいるとは思いますが、化学基礎をしっかりと理解していないのに化学を学んでも、よくわからない!となってしまうことがほとんどです。基礎から丁寧に学んでいくことで、化学を勉強の積み重ねがしやすくなりますので、自分の実力にあった参考書を選ぶようにしましょう。

化学は「覚えた知識を用いながら、適切に与えられた条件で計算する」という科目です。何が言いたいのかというと、化学は半分は暗記科目なんですよね。理系科目ではありますが、どちらかというと地理とか歴史とかに似ているところがあると思います。

何をそんな覚えなければいけないかというと、元素記号やイオン化傾向、酸化還元で出てくる半反応式など多岐に渡ります。でもいきなり全部覚えるのは大変ですよね。まずは化学基礎の範囲をしっかりとマスターしましょう。

【基礎固めにおすすめ】35日完成!大学共通テスト対策 化学基礎

まずは何事においてもやはり基礎が大切です。学校の授業で習った範囲を、しっかりと復習し、マスターしていきましょう。

【化学基礎の知識がついたあとの問題演習におすすめ】らくらくマスター化学基礎・化学

化学基礎の知識が一通り揃ったと思った場合には、この問題集を用いて、本格的な化学の問題に少しずつ慣れていきましょう。はじめから読んでいって、わからない部分が出てきたら、参考書や教科書に戻って確認するというスタンスで勉強していけば、安定した実力が着いてくると思います。

 

この本にでてくる例題をしっかりと理解し覚えれば、化学の受験に必要な基本的な知識は一通り網羅できたと言えるでしょう。

【知識の定着におすすめ】一問一答(化学基礎・化学の各一冊)

一問一答は東進が出している、世界史や日本史などではおなじみのシリーズで、実は化学基礎や化学にも存在しています。私も、受験生のときにはこの一問一答を使っていました。一問一答シリーズの良い点は、スキマ時間や通学の途中に手軽に化学の知識の復習ができることです。

化学は半分、暗記科目だ!と先ほど述べましたが、知識って一回覚えたと思っても、復習しないとすぐ忘れてしまうんですよね。せっかく勉強した化学の知識を、体に染み込ませるために、一問一答など手間のかからない方法で復習することはとても大切です。

私は共通テストでの有機、無機分野の正しいものを一つ選べという問題が苦手だったので、この一問一答で知識の固め直しを行なっていました。

ただ、この一問一答を使う上で注意してほしいことが、これだけで勉強しようとしないことです。知識の確認のため、復習のために使うにはとても良い一問一答ですが、化学は理系の科目であり、論理的に考える力も受験問題を解く上で必ず必要になってくるんですよね。

そういった論理力や、後から必要になってくる計算能力は、一問一答では身に付かない能力です。あくまで復習用として、おすすめの参考書です。

 

 

【単元ごとに抜けなく学びたい人におすすめ】セミナー化学基礎+化学

この問題集は多くの学校で採用されており、学校で配られることも多い参考書です。受験で必要な知識を網羅しており、各分野ごとに、きれいにまとまったページと問題集がセットになって載っています。

これ1冊を完璧にすれば、受験の化学で遅れをとることはないでしょう。しかし、それくらいたくさんの内容をふくんでいる問題集ゆえに、最初にこれで勉強しようとすると挫折してしまう人も出てくると思います。

ある程度化学の勉強になれた人が、抜けなく学びたいと思ったときには最適な参考書なので、見てみると良いと思います。

【化学の偏差値が55以上で化学に自信がある人におすすめ】化学重要問題集

この問題集は受験で実際に出た問題の中で、よく出る問題や大切なエッセンスが詰まった問題を厳選して載せてあるものです。この1冊を完璧にすることで、どんな問題にも対応できるようになり、点数に繋げられるようになります。

ただ、これまでに紹介した参考書の中で、最も難しい内容です。なんと言っても、受験問題(ほとんどが2次試験)を集めた問題集なので、生半可に知識が無い状態でやり始めても、解くのが難しいと感じてしまうと思います。

ただし、極めればこれ以上に心強い化学の参考書は無いと私は考えています。問題もしっかりと厳選してあるため、受験で使う化学の知識を、必要十分なだけ学べます。私はこの問題集1冊を完璧にして受験に挑みました。

化学に自信があるという方におすすめの参考書です。

【偏差値60以上で更なるレベルアップを目指したい人におすすめ】化学[化学基礎・化学] 標準問題精講

重要問題集が解き終わった後に、必要な知識や力を補うために使っていました。これが解き終わったら、いよいよ志望校の過去問を解き始めました。

【化学の教科書代わりに使える】大学受験Doシリーズ(理論・有機・無機各一冊)

鎌田の有機化学の講義は私に1番合っていた有機化学の参考書で、教科書代わりに使用していました。
私は本当に有機化学が苦手で、学校の授業について行くことが出来ないほどだったので、この参考書を読み込んで有機化学の勉強をしていました。
また、この参考書には、理論と無機のものもあるので気になる方はぜひチェックしてみてください。

【化学の理屈を用いて暗記をしたい人向けの辞書】理系大学受験 化学の新研究

これは化学の辞書とも言える本で、ここに書いてないことはないと言っていいほど、事細かに書かれています。

私はただ化学の知識を暗記するより、なぜそのようになるのかという理論を絡ませた方が覚えやすかったのでこの参考書を使って調べたり、無機化学の知識を増やしたりしました。

【知識の最終チェックにおすすめ】大学入試 化学の最重要知識スピードチェック(理論・無機・有機各一冊)

理論、無機、有機の3つのシリーズがあります。

得点源となるポイントがまとまっているので、入試本番の直前に読んでおくと知識の最終チェックができます。

理解不足の単元はYouTubeでの勉強がおすすめ

まず、先に説明すると、YouTubeですべての単元を基礎から応用まで学ぶのは難しいです。自分の苦手な単元だけを位置から学び直すことはできますが、YouTube上にすべての単元を網羅できるだけの動画をあげている人は少ない上に、動画が単元別にまとまっていないと、どこまで視聴したか分からなくなります。

そのため、自分の知識の補完としてYouTubeを使用することをお勧めします。授業やテキスト等で分からなかった勉強の単元や用語を調べて検索し、良さそうなものを何個かみてください。YouTubeチャンネルによって説明の仕方や大事だと思っているポイントが違うため、3,4個みることによって、誤植による間違った知識を身につけるのを防ぐだけでなく、理解も深まります。

また、自分の知識の量によって見るべきYouTubeチャンネルは変わります。YouTubeの動画で知識を補完する場合は、内容が理解できるまで様々なチャンネルをみて勉強するのが一番です。一つのチャンネルにこだわらず、様々な動画を視聴し、活用しましょう。

様々なチャンネルを視聴している内に、自分に合うYouTubeチャンネルがみつかれば、それを軸に見続けるのも良いと思います。

YouTubeは目と耳から知識を入れることができるので、参考書での勉強の気分転換として活用していました。

【おすすめYouTubeチャンネル①】受験メモ山本

 

単元も再生リストにまとまっており、何番目の授業なのかもサムネイルをみれば分かるようになっているので抜けなく視聴できます。また、分かりやすいとのコメントも多いです。

化学を一から学びたい人にも部分的に学びたい人にもおすすめできるチャンネルです。

私は、有機分野に苦手意識を持っていたのでこちらのチャンネルの有機分野を視聴していました。

【おすすめYouTubeチャンネル②】映像授業 Try It

1つの授業が短いためサクッと視聴することが出来ます。

細かいところまで理解するために使うと言うよりは、初めて習う単元や本当に苦手で何も分かっていないという単元を勉強する時に視聴していました。

 

基礎からしっかり積み上げることが大事

何種類もの本を使って勉強していても、1つの問題を1回しか解かないのはあまり意味がありません。

この問題が求めていることは何か?なぜ自分が間違えたのか?解法は合っていたのか?

その全てを一つ一つ確認していくことが大切です。重要問題集の中には、何度もできるようになるまで解き直した問題もあります。それくらい継続と繰り返しが大切なんです。

受験で出題される問題は難しいので、気持ちの焦りから簡単な問題ではなく難しい問題を解いた方がいいのでは?と思うこともあると思いますが、基礎が完成していないのに難しい問題をとくことはおすすめ出来ません。

基礎がしっかり出来てこそ、勉強の積み重ねが出来ます。

自分の実力に合った参考書を使い、着実にレベルアップしていきましょう。

 

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