医学部合格におすすめの物理参考書・問題集8選

医学部対策の問題集・参考書

物理は医学部受験科目の中でも公式を使っての解法が非常に重要な科目です。

すでに覚えるべき公式は限られており、それをいかに使って解いていくのかが鍵になっていきます。

まずは基本的な物理現象を理解していくことから始めましょう。

公式を暗記するだけでは問題は解けない

【物理基礎を一から学びたい人におすすめ】橋元の物理基礎をはじめからていねいに

物理は問題を解く際に、「この問題はどの公式を使っていくか」ということが思いつけるかどうかで問題を解けるかが決まります。

そのためには、物理現象に対する理解を十分に固め、「なぜこの場面でこの公式が成り立つのか」といった原点の部分をしっかりと自分のものにしておく必要があります。

基本固めは単調で飽きてしまう作業ではありますが、のちに学ぶ物理にも繋がる一番大切な工程でもありますので丁寧に勉強しましょう。

 

【物理の学び始めにおすすめ】物理のエッセンス(力学・波動/電磁気・電子各一冊)

この問題集は物理法則や公式を理解した後に、基礎的な部分の力を補強することに適している問題集です。本格的な物理の問題の解き始める前に解いておくと良いでしょう。

理系科目全般に言えることですが、物理もやはり基礎を疎かにしてしまうと難しい問題を解いてもなかなか身に付かず、習得に時間がかかり、とても遠回りになってしまいます。なので、物理のエッセンスのような基礎的な問題集から着実にレベルアップしていきましょう。

物理現象について詳しく知りたい際には教科書を使うことをおすすめします。

教科書は初学者のために作成されたものですので、ここに書いてある言葉を全て理解していくように勉強していくことで基本を理解できます。

しかし本当に物理が苦手な人にとっては、教科書を読むこともかなり大変だという方もいるでしょう。そういった場合はぜひ基本から丁寧に書かれている参考書を教科書と一緒に読み合わせていきましょう。

 

【物理の学び始めにおすすめ】物理レベル別問題集

物理のエッセンスの代わりにこの問題集を使う人もいるようですのでご紹介します。
使用していた方は
「『物理レベル別問題集2』は入試の基礎的なレベルの物理の問題が分かりやすい解説で学べる参考書です。ただし、大学入試で出題される物理の全単元をカバーできているわけではないため、別の参考書との併用が必要になります。
そこでレベル別問題集(力学)のなかで、二番目に簡単なレベルから始めました。解説が本当にわかりやすかったです。」

とのことでした。

物理は最も基礎の理解が重要となる科目です。定義を理解していないと全く問題が解けません。苦手な人は、一番基礎の理解から始めましょう。

【偏差値55前後の人におすすめ】物理基礎問題精講

この問題集は解説も丁寧で、問題数が厳選されています。全ての問題を解けるようになればとても力がつくでしょう。

【偏差値55前後の標準的な問題を解きたい人におすすめ】良問の風

基礎問題が解けるようになったらレベルアップのために解いてほしいのが良問の風。

定番中の定番でみなさん一度は見たことがある問題集ではないでしょうか。

これから志望校の入試問題を解くにあたって解けるようになってもらいたい標準的な問題が詰まっている問題集ですので完璧に仕上げたい1冊です。

しかしこの問題集だけでは入試問題を解くには力不足かなと思いますので、後に紹介する問題集で実力をつけていきましょう。

【偏差値60前後の人におすすめ】物理重要問題集―物理基礎・物理

化学でも取り上げた重要問題集です。基本的な内容から応用問題まで幅広く掲載されています。

間違えたところやあいまいなところは何度でも解きなおして完璧にしましょう。

まず、A問題を解けるようにしてからB問題へと進むことをおすすめします。

同じく難関医学部受験生や物理を得意にしたい方にはちょっと足りないかなという気もします。ただ物理が苦手な人でもこの問題集は解けるようにしておくといいでしょう。

ここまでできた人は、入試問題に取り掛かってみましょう。かなり解けるようになっているはずです!

【物理の最終まとめ、偏差値65以上を目指したい人におすすめ】名門の森(力学・熱・波動I/波動II・電磁気・原子各一冊)

最後に解いてもらいたいのが、名門の森です。こちらの問題集もみなさん知っているのではないでしょうか?

難関大学を受験する人はこれを完成させる人が多いかと思います。問題を解くヒントも載っていますので、自力で解けなかった問題は、ヒントを参考にして解いてみると良いでしょう。

難易度が高い参考書なので、前述の『物理重要問題集』や『良問の風 物理』が解き終わってから始めることをおすすめします。決してこの参考書から始めないようにしましょう。

物理が得意な方、得意にしたい方はこちらの問題集も完璧にしていきましょう!

【解く際に重要なポイントがまとまっている】漆原の物理明快解法講座

問題と回答が1冊にまとまっていて、さらにその問題を解く際に必要なポイントが書かれているので問題集として使うことはもちろん、参考書としても使うことができます。
私は電車の中での移動中や受験会場で試験前に読んでいました。最終チェックとしても利用することができます。

理解不足の単元はYouTubeでの勉強がおすすめ

まず、先に説明すると、YouTubeですべての単元を基礎から応用まで学ぶのは難しいです。自分の苦手な単元だけを位置から学び直すことはできますが、YouTube上にすべての単元を網羅できるだけの動画をあげている人は少ない上に、動画が単元別にまとまっていないと、どこまで視聴したか分からなくなります。

そのため、自分の知識の補完としてYouTubeを使用することをお勧めします。授業やテキスト等で分からなかった勉強の単元や用語を調べて検索し、良さそうなものを何個かみてください。YouTubeチャンネルによって説明の仕方や大事だと思っているポイントが違うため、3,4個みることによって、誤植による間違った知識を身につけるのを防ぐだけでなく、理解も深まります。

また、自分の知識の量によって見るべきYouTubeチャンネルは変わります。YouTubeの動画で知識を補完する場合は、内容が理解できるまで様々なチャンネルをみて勉強するのが一番です。一つのチャンネルにこだわらず、様々な動画を視聴し、活用しましょう。

様々なチャンネルを視聴している内に、自分に合うYouTubeチャンネルがみつかれば、それを軸に見続けるのも良いと思います。

YouTubeは目と耳から知識を入れることができるので、参考書での勉強の気分転換として活用していました。

 

【おすすめYouTubeチャンネル】映像授業 Try It

1つの授業が短いためサクッと視聴することが出来ます。

細かいところまで理解するために使うと言うよりは、初めて習う単元や本当に苦手で何も分かっていないという単元を勉強する時に視聴していました。

 

着実にレベルアップしていこう

物理は現象を理解して、公式を理解することが一番の基礎になります。

基礎をおろそかにしてしまうとその後、発展的な受験問題を解く際につまづくことが多くなってしまいます。

ですので、私はエッセンス→良問の風→名門の森の順に問題集1冊を完璧に完成させてから少しずつ難しい問題集に移行するようにしていました。

またよく出る典型的な問題は、体が反射的に解けるようになるまで問題を解いて理解していました。そうすることで試験問題の中にある思考的な問題に時間を割くことができるようになります。

私は最初のころ、今までの経験からこの問題の時はこう解くのだろうなというような浅い理解しかしていなかったので、発展的な問題に手も足も出せませんでした。このことから1つ1つの問題を丁寧に、なぜそのような解き方になるのか、また同じような問題が出た際に活かせることはないかに注意しながら解くようになったため成績も上がりました。

皆さんもぜひ基礎から着実に理解を進めて頑張ってください。

 

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