大学受験と部活は両立できるのか?その方法とは?

医学部入試情報

「自分の部活は引退時期が遅いから心配」
「受験と部活は両立できるのか」
「成績が悪く、親から部活を辞めるように言われた」
大学受験と部活は両立できるのか、心配ですね。
今回は、大学受験と部活について紹介します。

1.大学受験と部活の両立はできるか?

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可能です。

部活と大学受験の両立はできます。
高校時代を振り返ってみても、必ずしも成績と部活のハードさが、つながっているわけではありませんでした。高校3年の秋まで部活があっても、難関大学に合格した人もいます。

多くの人にとって、大学受験と部活を両立することは可能だと思います。

ですが、2つ注意点があります。

1つ目は、医大や理系の難関大学を目指している場合。
医学部や理系の難関大学(東大の理系など)を目指している場合は、難しいかもしれません。
そこを目指している同級生は、浪人した人も多かったです。
しかし、部活をして、現役合格した同級生もいたので不可能というわけではありません。

2つ目は、部活で精神的に参ってしまった場合です。
学年で2,3人、部活動で精神的に参ってしまった人がいました。
学校にも来たり、来なかったりでかなり辛そうでした。
そのうちの1人は、現役で受験せず、翌年浪人して大学受験に挑みました。
部活で精神的に参ってしまうと、両立はかなり難しいと思います。

2.部活はいつ引退するべき?

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部活は早く引退するほうがよいのか。
結論からいうと、
引退時期が早くても、第一志望に合格しやすい訳ではありません。

下のグラフを見てください。

『塾・予備校比較ナビ』2020年4月1日~2日のインターネット調査より

高校1年に引退した人の、合格率は57.1%ですが、それよりも高校3年の冬に引退した人のほうが67.9%と合格率が高くなっています。
引退時期が早いからといって、第一志望合格率が高いわけはないようですね。
この調査によると、高校2年、3年の間で引退する場合、早いほうが合格率が下がるという結果がでています。

3.受験と部活を両立するポイント

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受験と部活を両立するためにはどうしたらよいのか。
2つポイントを紹介します。

①受験で使う科目を決めておく。

部活動をする人たちは、どうしても受験勉強に集中する期間が短くなります。
その期間に全力を出せるよう、早めに受験で使う科目を決めておきましょう。
期間が短いからこそ、最後になって科目が増えると大変です。

文系を例にすると、
古文が必要か、現代文のみで受験できるかによって、国語の勉強量が違ってきます。
また、日本史または世界史のどちらかでしか受験できない大学もあります。

引退して、いざ志望校を考えたら、勉強する科目を増やす必要があった、または、科目を変更しないといけない。
そんなことにならないように、引退前に受験でどの科目を使うのか考えておきましょう。

②進学校の場合、学校の成績は平均を維持しましょう。

これは通ってる学校によると思います。
自分が通っている高校の進学実績がよい、または、大多数が大学に進学する。
そのような場合は、学校の成績を維持することは重要です。
進学校では、授業も大学受験を意識したものになっているはずです。
そういった授業についていければ、引退後の頑張り次第で、第一志望に合格できるでしょう。

大多数は大学に進学しない、進学実績が悪い高校に通っている場合は、学校の成績ではなく模試などを基準にしたほうがよいかもしれません。

まとめ

大学受験も重要ですが、部活は一生の思い出になります。
私も、今の自分を作ったのは高校時代の部活だと思うくらい、部活によって多くを学びました。
みなさんが、部活でも大学受験でも活躍できるよう願っております。

 

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