【おすすめリンク2選つき】これを読めばもう困らない!大学科目データベース
皆さんは、自分が受験する大学の試験科目、配点について正しく理解していますか?自信をもって、人に説明することができるでしょうか?
高校受験では、ほとんどの学校で同じ試験科目の国数社理英が課されていましたが、大学受験は、試験科目や配点が、大学や学部・学科によって大きく異なります!
また、高校の先生や、予備校の担任も全ての大学の受験科目について、正確に把握しているわけではありません。やはり、自身が受験する大学については、人に任せるのではなく、自分で責任を持って誰よりも理解しておく必要があるでしょう。併願校を考えるうえでも、受験科目について知っておくことは大切です。
出願する際に、え、理科は生物が必須だったの?私、物理・化学選択だよ、どうしよう…なんてことになったら、せっかくの努力が水の泡ですからね。
そんなことにならないためにも、今回は、各大学の学部・学科の試験科目や配点を正確に理解するために、おすすめのサイトを紹介します!
大学科目データベース
偏差値だけじゃない!大事なのはその”中身”
受験勉強において、志望校のことを正確に知ることはとても重要なことです。志望校の入試科目について正しく理解していると、勉強の効率も上がります。
受験する大学の入試科目やその配点について、受験勉強の早い段階から頭の片隅に入れておくだけでも、試験勉強の計画が立てやすくなり、合格への道がグッと近づきます!
具体例を挙げて、受験科目について知ることで、どのようなメリットがあるのかを紹介します!
例えば、私が通う島根大学医学部医学科は、共通テストと2次試験の両者の配点に独特な点が見られます。以下に、2022年度島根大学医学部医学科の受験科目並びに配点を紹介します。
・共通テスト 5教科7科目(700点満点)
【国語】国語(200)【数学】数ⅠA必須、数ⅡB・簿記・情報から1(100)【理科】物・化・生から2(200)※理科は、基礎科目の選択不可【外国語】英[リスニングを課す](100[20])《地歴》世B・日B・地理Bから選択(100)《公民》現社・倫理・政経・「倫理・政経」から選択(100)※地歴・公民から1科目を選択
・個別学力試験(2次試験) 2教科(460点満点)
数学(200)、英語(200)、面接(60)
試験科目とその配点から、島根大学医学部の入試には次のような特徴があることが分かります。
・共通テストが占める得点が総得点の60%と非常に高い。
・共通テストの国語と地歴・公民の配点が圧縮されずにそのまま使われる。
・二次試験では理科がない。
よって、文系科目が得意で理系科目が苦手な医学部受験生にとって、狙い目の大学であると言えるでしょう!
また、比較対象として、同程度の偏差値の山形大学医学部医学科の共通テストと2次試験の両者の配点についても紹介します。
・共通テスト 5教科7科目(900点満点)
【国語】国語(200)【数学】数IA・数IIB(200)【理科】物・化・生から2(200)※理科は、基礎科目の選択不可【外国語】英・独・仏から1[リスニングを課す](200[100])《地歴》世B・日B・地理Bから選択(100)《公民》「倫理・政経」(100)※地歴・公民から1科目を選択
・個別学力試験(2次試験) 4教科(700点満点)
国語(100)、数学(200)、理科「物理」・「化学」・「生物」から2(200)、外国語(100)面接(100)
試験科目とその配点から、山形大学医学部の入試には次のような特徴があることが分かります。
・共通テストが占める得点が総得点の56%とやや高い。
・共通テストの配点は全科目圧縮されずに、そのまま使われる。
・二次試験でも国語が課される。
・国語と英語の配点が、数学と理科の半分である。
したがって、山形大学医学部を受験する場合、二次試験では理系科目の配点に重きが置かれる一方で、国語の勉強も必要であることが分かります!
自身の偏差値と照らし合わせて医学部合格を目指す場合、志望校の受験科目を見て、文系科目が得意なら、山形大学医学部よりも島根大学医学部の方が、同程度の偏差値の大学でも合格しやすいということがわかっていただけたのではないでしょうか。逆に、理系科目が得意ならば、山形大学医学部を受験しても十分に勝負ができるということになります。
このように、同じくらいの偏差値の大学でも、試験科目について詳しく知ることで、実際に自分が合格しやすい大学はどこなのかが分かります。
進路と自身の得意科目や苦手科目とを擦り合わせて、自分に合った大学を見つけることも、大学受験のテクニックと言えるのではないでしょうか!
また、同一大学でも学部が異なると、試験科目も異なることがあります。どうしてもこの大学に入りたい!自分が得意な科目を活かして入れる学部はないかな?と調べてみることで、志望校合格への道が開けるかもしれません!
志望校を丸裸にしよう!厳選!大学科目データベース
志望校の受験科目について理解する重要性については、前項で感じていただけたかと思います。次は具体的に、大学ごとの受験科目の検索に、おススメのサイトをいくつか紹介します。
1つ目が、旺文社が運営する【大学受験パスナビ】です!
こちらのサイトは2001年4月にサービスを開始して以来、多くの受験生をサポートし続けてきた、大学受験応援サイトです。
同社の、大学受験生応援マガジン「蛍雪時代」の豊富なデータを活かして、すべての国公立大学、私立大学、短期大学の入試日程、入試科目だけでなく、オープンキャンパスや資格、学費、奨学金などについてまで網羅されており、このサイト1つで志望校についての情報はほぼ完ぺきにカバーすることができます!
いくつかの志望校をまとめてピックアップして、大学や入試について同時に比較することもできるので、とても使い勝手が良いです。その中で気になった大学については、そのまま資料や願書を請求することができます!
他にも最新の入試情勢に合わせた特集記事も随時アップされているので、受験勉強の箸休めとして覗いてみるだけでも気分転換になり、おススメです!
2つ目は、医学部受験生にぜひおススメの、【医学部受験マニュアル】です!
医学部受験マニュアルは、医師を志す受験生やその保護者のための大学情報サイトです。医学部受験マニュアルでは、国内の全82大学の医学部医学科を網羅し、偏差値、学費など自分に合った大学選びに役立つ受験情報を掲載しています。
また、医学部合格者の口コミも掲載されています。大学合格までの道のりや、入学後の授業やサークルなどの大学生活について、在校生の生の声を聴くことができます。(無料のユーザー登録が必要)
先輩が受験期にどのように過ごしていたのか、今の大学生活をどのように送り、どう感じているのかを知ることができるのは、志望校選びや、受験勉強に役立つこと間違いなしです!
以下に、今回紹介したサイトのリンクを掲載しておくので、ぜひ志望校選びに活用してください!
彼を知り己を知れば百戦殆うからず
今回は、志望校の受験科目について理解することの重要性と、実際に大学ごとの受験科目を検索するのにおススメのサイトを順次紹介してきました。
中国春秋戦国時代に書かれた、「孫子」という兵法書の中に、「彼を知り己を知れば百戦殆うからず(かをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず)」という格言があります。
これは、敵の実力や現状を把握し、かつ自分自身のことをよくわきまえて戦えば、幾度戦っても勝つことができるという意味です。
皆さんも、今回紹介したデータベースを活用して、志望校の受験科目やその特徴を把握し、模試などで自身の実力を客観的に知り、両者を擦り合わせて、志望校合格を勝ち取ってください!応援しています!!
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