逆転合格は誰でもできる!コツと今やるべきこと
なかなか成績が伸びず、志望校に手が届かない。勉強を始めた時期が人よりも遅く、成績が追いつかない。
このような悩みを抱える受験生も多いでしょう。
逆転合格をしてみたいが、自分には起きえないと思い込んでいないでしょうか。
実は、逆転合格は誰でも起こせる可能性があります。
私自身、受験生の時は勉強を始めるのが遅く、成績が振るわなかったですが、合格することができました。
本記事では、そんな実体験も交えて、コツを書いていきます。
Contents
試験直前まで逆転合格の可能性はある
試験が始まるギリギリまで、得点アップのチャンスはあります。
英単語や化学構造式一つでも、たまたま見たページが試験に出る可能性もあります。
私が受験生の時、受験本番が近づくにつれて、勉強の手を抜いてしまう人が見受けられました。
話を聞いてみると、試験への緊張感や、逆に余裕を感じて、休みたいという気持ちになってしまったそうです。
しかし、受験結果を見てみると、コツコツと勉強を続けられた人が、合格につながっていました。
今自分が取り組んでいる勉強が、試験で絶対に役立つと信じて、少しの時間も無駄にしないと思える人こそが、逆転合格を勝ち取れます。
どの受験生よりも頑張って勉強したという自負は、本番での余裕に繋がり、普段のパフォーマンスやそれ以上の働きをすることができます。
ギリギリまで、自分を鼓舞して勉強してみましょう。
逆転合格する人がしていること
逆転合格ができる人は実際にどういう勉強をしているのか、ここからは実体験も交えて解説していきます。
最後まで勉強を諦めない
いくら勉強しても志望校に届かないと諦めてしまうと、勉強時間は一気に減ってしまいます。
モチベーションを維持できないからこそ、ついスマホやテレビを見てしまったり、違うことを始めてしまったりします。
少しの時間だけと思いながら、気付いたら1日を無駄にしてしまい、やる気がさらになくなってしまうということもあります。
試験が始まってみないと、合格できるかわかりません。
今までの試験の点数が低かったとしても、たまたま得意とする範囲が出題されれば、高得点を取ることも可能でしょう。
ポジティブな心を持って、最後まで諦めず勉強を続けましょう。
勉強を毎日コツコツ続ける
勉強を継続する力はとても大事です。
特に、暗記などは一度に覚えるよりも、継続して復習することが身に付く秘訣となります。
私自身、毎日の通学時間と寝る前の10分を、必ず暗記の時間にあてていました。
少しずつでも、毎日確実にやることで、受験本番では大きな差に繋がります。
例えば、どうしてもやる気が出ずに、勉強を休みたいと思う日もあると思います。
そんな時でも、習慣にしている暗記から取り組んでみることで、達成感に繋がり、もう少し頑張ってみようと思えるでしょう。
明日やれば良いと先延ばしにするのではなく、小さいことからでも、コツコツと勉強してみましょう。
基礎をきちんと理解する
応用問題ばかり練習していても、試験本番で点数は取れません。それは、基礎力に裏付けされていないからです。
今試験で成績が悪いから、応用問題をもっと練習しなくてはいけないと焦っている方は、少し立ち止まって考えてみましょう。
基礎がきちんと固められていれば、逆転合格は十分に狙えます。
まずは教科書に掲載されているような内容を完璧にし、応用問題ばかりに目を向けないようにしましょう。
集中力を高める
同じ時間でも勉強の質は異なる
同じ時間勉強をしたとしても、集中力の高さで質は異なります。それは受験前でも同様です。
逆転合格を目指すなら、他の人が休憩している時間でも、自分はより集中して差をつける必要があります。
試験が近づくと、誰しも焦って普段通りの勉強ができなくなってしまいますが、そんな時でも自分の勉強に集中できるようにしましょう。
オンとオフを上手に使い分ける
ずっと勉強ばかりしていると、集中力が逆に低下してしまうことがあります。
成績が低いことにとらわれてしまうなど、マイナス思考に支配されてしまうこともあるでしょう。
そこで、オフの時間を上手に使用して、気持ちを切り替えることが大事となります。
私は、自分の部屋では寝る前の暗記以外勉強しないと決め、音楽を聞いたり友人と連絡を取ったりしていました。
普段ギリギリまで勉強して、休日にまとめて休もうと思うと、夜更かしをしたり次の日やる気が出せなかったりとオフの日以外にも支障が出る場合があります。
特に、逆転合格を目指す場合は、勉強のリズムを作ることで、試験前にもだらけることがなくなります。
普段からオフの時間帯を自分で決めて、適度な休みを取るよう心がけましょう。
他人のペースに惑わされない
他人と自分では、勉強を始めた時期も異なれば、勉強にかけている時間も異なります。
今必要な勉強は、一人一人異なるはずです。
他人を気にして焦るのではなく、自分が今やるべきことのみをコツコツ続けるようにしましょう。
また、早くから勉強を始めていても、休憩時間を長く取ってしまった場合、アドバンテージは小さくなります。
さらに、長時間勉強をしていても、集中していなければ時間だけが経過してしまいます。
逆転合格のためには、他の人が勉強時間にあぐらをかいて、余裕だと手を抜いている瞬間にも、ひたすらに勉強するようにしましょう。
スケジュール管理を怠らない
ただなんとなく机に向かっているだけでは、逆転合格は難しいです。
目標もなく、言われた通りの勉強をしているだけでは、難関大学への合格自体も厳しい道のりとなってしまうでしょう。
与えられた課題から、自分の問題を見つけ出す習慣をつけ、時間を無駄にしないようにしましょう。
また、夜更かしや寝坊をすると、翌日の勉強にも支障が出てしまうこととなります。
勉強だけではなく体調管理も怠らないようにしましょう。
逆転合格のためのスケジュールの立て方
逆転合格をするために、具体的にどのようにスケジュールを立てれば良いのか、ここからは解説していきます。
自分の実力を見つめ直す
まずは今の実力を見直してみましょう。
普段苦手としている科目や、今まで受験した模試で苦手な範囲は何か、洗い出してみてください。
何ができて、何ができないのか、自分を客観視して考えることが重要です。
この際、自分の実力を過信してしまうと、試験本番まで知識の穴を埋めることができなくなってしまいます。
逆に、過小評価してしまうと、本当に必要な勉強がおろそかになってしまいます。
何から手をつければ良いかわからないという方は、一度立ち止まって考えてみましょう。
合格のために必要なことを書き出す
実力を適切に評価できたら、次は合格のために今不足していることを書き出してみましょう。
「特定の単元を苦手としている」や、「応用問題に慣れていない」など、人によって課題は様々です。
科目によっては、既に合格できるだけの力を持っていることもあれば、まだまだ勉強が必要だと感じることもあるでしょう。
試験で求められる問題のレベルは志望校によって異なるため、一度過去問を見て、出題範囲や傾向を知ることも有効です。
また、メモを残すことで、整理がつきやすくなる他、勉強後に見直して達成感を得ることもできます。
大きな目標を立てる
自分に不足していることが書き出せたら、次は目標作りに取り掛かります。
まずは、大まかに季節ごとの目標を立ててみましょう。
受験まであと1年という場合には4段階に、半年の場合は2段階に目標を設定します。
季節の変わり目は、衣替えを行ったり、長期休みに入ったりと、区切りがわかりやすいことが多いです。
受験までどのくらい時間があるかの把握が難しい場合、元々根付いている区切りを利用して目標を立ててみるのも良いでしょう。
例えば、一年の目標を立てる場合、春は「基礎を一通り勉強する」、夏は「基礎を完璧にする」、秋は「応用問題に挑戦する」、冬は「共通テストと二次試験の対策を行う」というように立てていきます。
逆転合格を目指す場合、周囲より成績が劣っており、焦って目標を高く設定してしまうことがあります。
しかし、地道に勉強を続けて行ける方が合格につながるということは、前項で記載しました。
「基礎を完璧にする」というのも重要な目標となります。
大きな目標を立てる際も、自分で書き出した不足していることから、考えてみましょう。
小さな目標を立てる
大きな目標を立てられたら、次に目標を達成するための小さな目標を作成します。
小さな目標は、1〜2週間単位で、なるべく具体的に立てるようにしましょう。
例えば、化学で「基礎を完璧にする」という目標を立てた場合、理論化学、無機化学、有機化学の3分野それぞれに小さな目標を作っていきます。
理論化学であれば、計算問題や暗記が重要となってきますが、自分が苦手とする内容に重点を絞って勉強していきましょう。
また、小さな目標は、適宜修正していくことが大事です。
達成できなかったことがあった場合、なぜ達成できなかったのか振り返った上で、また新しく目標を作ってみましょう。
スケジュールには余裕をもたせる
スケジュールに遅れが発生しても焦らないように、余裕を作ることも肝心です。
予定を詰め込みすぎると、遅れが溜まってしまうことで、さらに厳しい予定をこなす必要ができ、勉強へのモチベーションを削いでしまうことがあります。
時間が余る状態にした上で、先回りして勉強を進めていく習慣をつけましょう。
勉強を始めた時期が遅く、余裕を持たせるとどうしても本番に間に合わない場合、とにかく基礎を完璧にすることに注力しましょう。
応用力をつけるためには、難しい問題に慣れることが必要ですが、解説なく自力で問題が解けるようになるには、かなりの時間を要します。
そのため、誰もが解ける簡単な問題でミスをしないことも、戦略の一つとなります。
残りの勉強時間などを考え、余裕を取れるように調整しましょう。
なるべく予定通りに行動する
予定を遂行することで達成感が得られ、自信にも繋がります。
特に、自分で立てた予定の場合、よりモチベーションを向上させることができます。
しかし、集中できずに予定が履行できなかった場合、反対にやる気を低下させる原因にもなってしまいます。
まずは予定通りの行動を心がけ、どうしても難しい場合は小さな目標を少し変えてみましょう。
逆転合格のための志望校選び
逆転合格するために、志望校選びにもコツがあります。ここからは、志望校の選び方についても解説していきます。
偏差値よりも受験科目や配点を重視
大学選びに迷った際、偏差値が高い大学をなんとなく目指していないでしょうか。
大学受験では、出題形式が学校によって様々なため、似たような偏差値の大学でも、自分が得意な科目だけで受験できる場合があります。
配点や出題形式も大きく異なるため、同じ学部でも受験方式が多数存在することもあります。
志望学部が決まっている場合、偏差値よりも受験科目や配点を重視し、志望校を選んでみましょう。
共通テストの点数も考慮
共通テストは全大学で必要とされる試験ではありません。
国立大学では、受験科目が指定され、二次試験との配点が決められている場合が多いです。
私立大学では、共通テストを利用した試験形式もあれば、共通テストの成績が全く関係ない形式もあります。
共通テストで高得点だった場合、共通テストの配点が高い大学を受験することで、他の人よりアドバンテージを獲得することができます。
反対に、得点が伸び悩んだ場合、二次試験の配点が高い大学を受験することで、逆転を狙うことができます。(ただし、二次試験の配点が高い大学は、偏差値も高い傾向にありますので注意しましょう。)
共通テストの点数別の選び方については、以下の記事も参考にしてみてください。
モチベーションを維持できる大学を探す
努力して勉強しても、志望校には手が届かない場合もあります。
その際は、自分の努力を認めた上で、他の大学を探してみることも有効です。
志望校を変える場合は、自分がやりたいことと成績で折り合いをつけましょう。
自暴自棄になって適当な大学を選んでしまうと、想像した大学生活とかけ離れてしまい、勉強が無駄になったと感じてしまう可能性があります。
自分が納得できるよう、志望校を探してみましょう。
まとめ
本記事では、逆転合格をするためのコツについて解説してきました。
逆転合格は、誰でも起こせる可能性がありますが、自分には無理だと諦めてしまうと、合格から遠のいてしまいます。
本記事で解説したような勉強法と、スケジュールをきちんと立てることで、志望校へ近づくことができます。
最後まで諦めずに、自分と向き合って勉強を続けてみましょう。
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