医学部入学前後にやっておきたいこと5選【家探し・服選び・デジタル機器購入】

医学部コラム

医学部合格者のみなさん、こんにちは!

気づけば、もう11月ですね。学校推薦型入試がもう始まっている大学もあれば、もうそろそろで本番という大学もあるでしょう。

ご存知の通り、皆さんの大学生活はすぐそこです!

ですが、いきなり医大生と言われてもピンとこないですよね…。

そこで、新たな生活がより有意義なものになるように、医大生の生活を始める前にやっておきたいことをお伝えします!

医学部に入るまでにやっておきたいこと5選

1、PCだけでなくiPadも購入する

医大生の必需品といえば、ipadです。本当にこれがないと生きていけません。

私の大学は授業で使う資料をダウンロードして書き込むスタイルなのですが、iPadは本当に便利です。

さらにプレゼンテーションがある授業もあるので、PCもあったほうが便利です。iPadとの相性はMacのほうが良いです。

しかし、薬理学(薬が及ぼす人体への影響を学ぶ科目です)で使うシュミレーションソフトや医療統計学で使う計算ソフトはWindowsのほうが圧倒的に利用しやすいです。

以下の記事で、医大生にぴったりなPCについて詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください!

2、一人暮らしをする場合は家を決める

大学生になったからには、新しい生活に踏み出したい気持ちでいっぱいですよね。家から大学が遠く、一人暮らしをしなければいけないという人は多いです。

特に医学部受験では地元の大学というよりは、学部に入ることが優先されることが多いです。そのため、関東に住んでいるけれど東北や九州の医学部を受験することもメジャーです。実際に私自身は関東出身ですが、九州地方の国立医学部を受験しました。

一人暮らしの家を選ぶ際のポイントはいくつかありますが、私が最も重視したのは、大学から近いということです。医大生は、1限から6限までフルで授業がびっしり入っています。全休はほとんどありません。ですので、一人暮らしの家を選ぶときは、大学から近いほうが絶対に楽です。

実際、世間の大学生はどのくらいの人が一人暮らしをしているのでしょうか?気になりますね!

ということで、学生生活調査(JASSO)が全国の大学生に向けて行ったアンケート調査の結果報告を見てみとうと思います。

アンケート内容は、居宅や生活費に関することや学生の悩みなど、多岐にわたっており、非常に興味深い内容ですので、もしご興味があれば、ぜひ参照してみてください。

また、アンケート調査は2年ごとに行われており、令和2年度に行われた調査の詳細な報告は、記事執筆の時点で公開されていなかったため、今回は平成30年度の結果を見ていきます。

まず、全国の大学生を対象に一人暮らしの割合を集計した結果が以下の通りです。

自宅 学寮 下宿、アパート、その他
一人暮らしの割合(%) 58.2% 6.01% 35.79%

この結果からは、一人暮らし(学寮も含む)をしている人の割合は、全体の40%以上を占めていることが分かります。半数には及ばないものの、多くの学生が大学生活を皮切りに、一人暮らしをスタートしているようです。

それでは、地域によってはどのような差が出てくるのでしょうか?
JASSOは、東京圏・京阪神・その他の3つで区分分けをしており、その結果は以下の通りです。

東京圏 京阪神 その他
一人暮らしの割合(%) 34.6% 35.4% 49.8%

この結果は、非常に興味深く、大学生が集まりやすい東京圏や京阪神では一人暮らしの割合が低く、その他のエリアでは割合が高くなっています。
この理由としては、東京圏や京阪神では、賃貸料が高い傾向にあること。さらには、公共交通機関が十分に発達しているため、通学にそれほど苦労を強いられない。といったことが挙げられます。

次に、男女の間ではどれほどの差があるのでしょう?

男子大学生 女子大学生
一人暮らしの割合(%) 46.4% 37.1%

結果を見ても分かる通り、男女間では10%ほどの差がありました。
やはり、女子大学生の一人暮らしに関しては、不安に思う親御さんも多く、一人暮らしを承諾したとしても、セキュリティ面などを重視し賃貸相場が高くなる傾向にあるようです。

最後に、大学の種類によっては、どのような差がでてくるのでしょうか?
大学の種類を、国立・公立・私立の3つに分けて、それぞれの大学に通う全学生のうち、一人暮らし(学寮含む)をしている人の割合をまとめたものが以下の内容になります。

国立 公立 私立
一人暮らしの割合(%) 66.2% 56.2% 35.5%

上記の結果をみると、国公立や公立に比べると、私立における一人暮らしの割合が明らかに低いことが分かります。

この要因としては、私立大学の数が多いことが考えられます。全国の国公立大学が176大学あるのに対し、私立大学はその4倍近い、615大学もあります。大学の数が多ければ、進学する選択肢も増え、実家からの近さで複数の候補を挙げることが出来ます。その点で、国公立大学と比べると、実家からの通学時間も調整しやすくなっています。

また、私立大学の学費が高いことも一因と言えるでしょう。私立大学は、国公立大学と違い、独自で学費を設定することができるため、一般的にその費用は高くなってきます。その観点から、学費を支援する代わりに、一人暮らしは控えてほしいと言う両親も多い傾向にあります。

別の記事で一人暮らしのメリット・デメリットについてまとめていますので、ぜひ一人暮らしを考える一つの材料にしてみてください!

3、アルバイトを探す

医大生もアルバイトはもちろんできます!忙しくて出来ないイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、放課後は自由に時間を使えます。

医大生は勉強漬けと思われがちですが、バイトしている人がほとんどです。

医大生は色々とお金がかかります。最たる例は、医学書です。医学書は非常に高価で、1冊10,000円以上のものがほとんどです。10,000円以下で買える時は、「安い!」と思ってしまうほどです。

また、大学生なので友達とご飯を食べたり出かけに行ったりと支出が増えます。

ですので、時間があるうちにアルバイトを探しておいたほうが良いです。また、医療現場ではコミュニケーション能力は重要で、アルバイト経験が役立ったと実際の医師もおっしゃっていました。患者さんのバックグラウンドもさまざまですから、社会勉強という意味でもアルバイトは有効なのではないでしょうか。

実際に大学生が自由に使えるお金は限られています。就職ジャーナル「学生×シゴト総研」の調査によると、学生が1ヶ月に使えるお金の額は以下の通りのようです。

このグラフを見てもわかるように、一般的には2万円以下が使えるお金の相場であり、5万円以上使える人はごく少数のようです。また、傾向としては、大学院生より大学生、理系より文系、男子より女子の方が、使えるお金は多いようです。20代の社会人に対しての統計では、平均3万円という結果になっており、やはり大学生の使えるお金には限りがあるようです。

アルバイトをして、使えるお金が増えても無駄遣いは禁物です。それまでずっと勉強一筋だったけれど晴れて医大生になり、アルバイトをして数万円のお金を稼いだら、何か買おう!と衝動買いしてしまうこともあり得ます。

ゲームに課金をしすぎてしまったり、欲しいものを買いすぎてしまったり、食事会続きで食費がとんでもないことになってしまったり、出費の面で悩んでしまうことが多いものです。

くれぐれもお金の失敗はしないように、自己管理していきましょう!

医師として働き始めると、なかなか他の業界の実態を知ることは難しくなってきます。
その点で、医大生は自由です!
アルバイトを通じて、いろんな業界の経験を積むことができますし、その業界の著名人と話す機会も少なからず得ることができます。

具体的な例を挙げると、飲食系のバイトをすれば、接客スキルやスタッフ間の連携を深めることができますし、塾や家庭教師のバイトをすれば、相手の立場に立ち、いかに教え接すればその生徒のためになるのか考え抜くことができます。そしてなにより、アルバイトをして自分でお金を稼ぐ経験は、責任感をもって仕事をしていく今後の自分に多くの財産を残してくれます。

4、私服を揃える

高校は制服がある人が多いのではないでしょうか。当たり前ですが、大学は毎日私服です。加えて、医学部ではみんなが同じ授業を同じ部屋で受けるので、毎日顔を合わせることになります。ですので、コーデには悩みます。

以下では、着回しコーデのポイントをご紹介します。

基本アイテムは定番を選ぶ

例えばTシャツを購入するとき、まずは定番の白Tシャツを購入しましょう。ファッション初心者は、定番のアイテムを組み合わせることである程度オシャレになります。定番アイテムは流行りに左右されず、長く着ていけるので可能な限り良いものを購入するのをおすすめします。反対に流行りのアイテムを取り入れたい時は、来年も着るかわからないので安価な商品でかまいません。

大学生が一着は持っておきたい定番アイテムをご紹介します!

・白Tシャツ・・・柄物のスカート、ジーンズ、ジャンパースカートなど、とにかくなんでも合います。

・きれいめジーンズ・・・かわいめ、流行、シンプルなど、どんなトップスにも合います。

・羽織でもそのままでも着れるカーディガン・・・男子がよくエアコンの温度を下げてしまうので、夏でもカーディガンは必須です。

・カジュアルワンピース・・・寝坊してコーデを考える時間がないときに、サッと着れるワンピースが重宝します

骨格診断から自分に似合う服を見つけよう

流行の服が自分に似合うとは限りません。ぜひ骨格診断をして自分に似合うスタイルを見つけてみましょう。こちらのウェブサイトから自己診断ができます。

①ストレート・・・筋肉の厚みが際立つ。どちらかというと上半身厚め。バルーンスリーブなど、上半身にさらに厚みを出すアイテムを避け、Vネックなどで首元を出すと細見え効果あり。太ももを強調せず、細いひざ下やヒップラインを見せるタイトスカートが良く似合う。

②ウェーブ・・・華奢で厚みがない。筋肉よりも脂肪を感じさせる柔らかな質感。どちらかというと下半身に肉付きが良いタイプ。「ストレート」とは逆にフリルなど、上半身にボリュームを出すトップスが良く似合う。

③ナチュラル・・・筋肉や脂肪があまり感じられない、骨ばった体つき。ビッグサイズやゆるっとしたシルエットの服が良く似合う。

骨格的に似合うファッションを紹介してきましたが、いちばん大事なのはやはり自分の好きなファッションをすることです。骨格診断を参考にしつつ、自分の好きなファッションをすることで気分も明るくなるでしょう。

オンラインで賢く服を買う!

超有名なコーディネートサイト“WEAR”には便利な機能がたくさんあります。コーデを検索するとき、自分の身長、年齢、髪型、住んでいる地域などを限定して、似た条件のブロガーさんを検索できます。他にもブランド別、色別検索があり、他のコーデサイトと比較しても最も細かく絞り込み検索ができるのがWEARです。いまいち着こなし方が分からない服があれば、商品名を検索してコーデを参考にする、といった使い方もできますよ。

こちらもすべての商品にタグ付けしてあり、そのまま購入することができます。

現在、オシャレ大学生たちの間で人気なのが “.st(ドットエスティー)”というサイトです。こちらはブランド公式のコーディネートサイトで、実際にそのお店をショッピングしているような気分になれます。各ブランドごとにコーデが完結しており、とても見やすく、購入もしやすいです。

入学前からこれらの知識を知っていれば、賢くクールに大学デビューを飾ることができるでしょう。将来、実習や仕事などで自由にファッションが楽しめなくなるかもしれません。今のうちにしっかり楽しんでおいてください。

5、時間がある時こそできる運動をする

運動は、医学部に入学する前にも後にもぜひオススメしたいです!受験期は時間が確保するのが難しいので、長い距離を走ったりスキーやトレッキングなどのアクティビティもできないですよね。受験勉強を終えて一息つける時こそ、熱中できるチャンスです。長期間の勉強で凝り固まった身体を解放してあげましょう!

この時期はスキーなどのウィンタースポーツを楽しむのも良いですね!!

医学部に入学してからも、運動系のサークルに入って友達を作るのもオススメです!リフレッシュだけでなく、先輩からも色々教えてもらえるので今後の学生生活でも助かること間違いなしです!

良い医大生生活をスタートさせよう!

進学が決まった人も、一般受験を控えている人もこの記事を読んで、有意義な医大生生活を想像してくれたら嬉しいです。

大学生活は、楽しい上に自分の人生に間違いなく良い影響を与えてくれます。その生活を手に入れるためには、もちろんではありますが大学に入学しなければなりません。高校3年生や浪人生の皆さんにとって、今の時期は非常に苦しく忍耐が必要になりますが、それを乗り越えた先にはとても素晴らしい世界が待っています。ですので、ここで諦めようとはせずに、休息を入れながら、昨日の自分より少しずつでも成長を重ねていきましょう。

この記事を通して、皆さんが少しでも将来の希望を思い浮かべ、受験までの残りの期間を前向きに捉えていただけると幸いです。

この記事を参考に、充実した生活になることを願っています!

 

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