大学受験にお勧めの模試を徹底比較!河合塾など大手予備校の模試を調査しました
受験生の皆さんは、「ついに受験か……」と大学受験への意識も高まってきたのではないでしょうか。
その一方で、高校1,2年生の皆さんも、先輩の姿を見て「そろそろ勉強しないとやばいのかも……??」なんて考えるようになった、ということもあるのでは?
そして、そんな受験生・高校1,2年生のみなさんが少しずつ気にし始めるのが、「模試の成績」。
久しぶりに模試を受けたけど、全然成績が上がらない……とか。
志望校の判定に遠く及ばないから、このままだとまずいんじゃないか……とか。
模試を受けること自体そもそも何回もやっているわけじゃないから、そもそもどう活用すればいいのかわからない、なんてこともありますよね。
ということで、今回は「模試をなぜ受けるべきなのか?」そして「おすすめの受けるべき模試」についてお伝えできればと思います!
Contents
模試ってそもそもなぜ受ける?いくつ受ければいい?
みなさんの中には、模試は学校で受けさせられるから受ける……という人も多いのではないでしょうか。
せっかく模試を受けるなら、「この模試はどういう目的で受けるのか?」というのを常に考えておくべきです。
模試を受ける一番の目的は、「現在、自分が受験生の中でどのレベルにいるのかを知る」ということです。
長く大変な受験勉強。合格できそうかわからないまま闇雲に頑張るのは、精神的につらいですよね?
模試を受けることで、同じ大学を志望する受験生の中で、自分がどれくらいの立ち位置にいるのかを知ることができます。
合格判定(去年の模試で同じくらいの成績の人がどれくらいの割合で志望校に合格しているか)を知ることもできます。
受験勉強の中で大切な、今の自分の実力を客観的に把握できるチャンスなのです!
では模試を受けるタイミングや頻度はどうすれば良いでしょうか。
結論から言うと、模試は
・高校1、2年:4ヶ月に1回以上
・受験生:2ヶ月に1回以上
のペースで受けるのが良いと思います。特に受験生は、自分の学習の進捗を頻繁に確認して、目標の修正に役立てるのが良いので2ヶ月に1回以上としています。
模試を受験すると1日潰れてしまうことが多いので、受けた模試はちゃんと復習して自分の力にしましょう。
お勧めの模試を全部紹介!
模試の選び方で一番大切なことは、たくさんの受験生が受けている模試を選ぶことです。
先程も述べたように、模試では現在の自分の立ち位置を知ることが大切です。そのためには、自分と同じレベルの人、自分が志望する大学の受験生がたくさん受けている必要があります。
ここで挙げるような模試は、受験生のほとんどが受けるといっても過言ではないような模試ばかりです。マーク型の模試と記述型の模試、少なくとも1つずつは受けておくことをおすすめします!
河合マーク模試
おすすめ度:★★★★★
言わずとしれたマーク模試。記述式の試験だと、実際に受ける大学では出題されない内容だったり、難易度にばらつきがあったりということが多いのですが、マーク模試は毎年難易度がそこまで変わらないので正確に自分の実力を計ることができるでしょう。
志望校で目指す点数にも換算しやすい、かつ多くの人が受けるので、絶対に受けるべき模試です。
駿台マーク模試(atama+模試など)
おすすめ度:★★★★★
こちらも河合塾同様、ぜひ全員に受けてもらいたい模試です。CBT(コンピューターで受験する形式)テストもありますが、会場で受験することで緊張感をもって試験をうけることができるので、会場で受けることをおすすめします!
河合全統記述模試
おすすめ度:★★★★★
記述模試では、自分の力で問題の情報を整理し、解く力を計ることができます。
見たことのない問題や形式がまばらな問題に対しての対応力・解答力が露呈するので、完全な実力を知りたい、という人にはおすすめです。
特に医学部受験では、記述型の試験のことも多いので、本番に近い形の試験を受けることができます。
難関医学部受験生におすすめの模試
駿台全国模試
おすすめ度:★★★☆☆
駿台生が裏で「残酷(ざんこく)模試」とか「soon die(すーんだい)模試」と呼んでいるのがこのテストです。かなり厳しいテストです。
どのくらい厳しいかというと、他の模試よりも偏差値が5~10低く出ると思ってもらっても構わないくらい。
私が高校3年生の5月に初めてこの全国模試を受けたときは、これまでの勉強は間違っていたのだろうかとショックを受けました。
駿台生は自動的に受けることになっていると思いますが、外部生はあまりに難しいから受けないという声も聞いたことがあります。
ただ、「未知の難易度に遭遇した時」の対処法を探るという意味でも1回は受けておいてもいいかもしれません。
また、この模試は浪人生も数多く受ける模試です。浪人生は一度、受験をしていることもあり現役生の手が回らない理科や社会も一通り終えて挑んできます。難関大や医学部受験生が、自分の正しい立ち位置を知り、このままではまずいと危機感を持つためには良い模試だと私はおもいました。
各大学別の模試(冠模試)
おすすめ度:★★★★☆
難関国立大学では、その大学の入試に寄せた問題がでる模試が用意されています。
冠模試の合格判定は、その大学を受けるほとんどの受験生が受けるので、かなり正確だといわれています。
各大学別の模試は、正直どこの予備校もそこまで難易度の差は無いように思います。また、形式も当然同じなので「ここが良い!」というのはありません。大手の河合、駿台あたりがおすすめです。
多くても年に2回くらいしかやっていないので、他の予備校の模試を受けにいくのもアリだと思います。
全統医進模試
おすすめ度:★★★☆☆
河合塾は、医学部受験生向けの模試として全統医進模試を行っています。
他の模試では無い、小論文の試験があるのが大きな特徴で、医学部受験生なら受けてみてもいいかもしれません。
ただ、受ける受験生の数はこれまで紹介した模試に比べるとかなり少ないので、秋の模試が密集している時期に、毎週模試を受けることになるとかであれば、無理に受ける必要は無いかなと思います。
受験本番で失敗しないために
模試を受ける意味やおすすめの模試について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
模試の結果は、自分の位置を知るための大切なものだと何度も述べてきましたが、その結果に一喜一憂せず、継続して勉強することも大切です。
模試に振り回されるのではなく、志望校の合格のために適切に模試を利用していきましょう。
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