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誰でも実践可!勉強前のルーティンで驚くほど集中できる方法を解説!

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「勉強の取り掛かりはじめはあまり集中できない…」「勉強をするときに何をするか悩んで時間がかかってしまう…」「休憩から勉強に戻るのが大変…」

集中力のエンジンがかかるのに時間がかかってしまうことに悩んでいる、もしくは、もっと高い集中力を発揮したいと思っている方は多いのではないでしょうか。

この記事では、勉強前に行うことで、長時間、高い集中力で勉強に取り組むことができるようになる、誰でも簡単に始めることができるおすすめのルーティンを紹介します。

ルーティンとは

しばしば耳にする「ルーティン(routine)」という言葉。

英辞郎によると、①〔一連の〕決められた方法[動作]②〔習慣的または機械的に〕繰り返されるもの、などの意味があります。

朝起きてから家を出るまで、シャワーを浴びる→水を飲む→朝ご飯を食べる→…という一連の動作を指して使うこともあれば、歯磨きなど、毎日決まったタイミングで繰り返される動作を指してルーティンと言うこともあります。

ルーティンの効果

では、ルーティンにはどのような効果があるのでしょうか。実際に例を挙げながら紹介します。

ルーティンで心身が整う!

「五郎丸ポーズ」、ラグビー日本代表の五郎丸歩選手がキック前に行っていた、少し体をかがめて人差し指を立て、両手を体の前で組んだ姿勢は一時期、大変話題になりました。

あの姿勢はポーズそれ自体としては意味はありません。実は、ゴールキックを行う際の一連のルーティンの中の一つの動作なのです。

ボールのセッティングや助走など、決められた一連の動作によって五郎丸選手は、観客の歓声や自分自身の不安など、内外からの障害を取り除き、心身ともにキックをする準備を整えていました。ルーティンを取り入れるようになってから、キック成功率は81%と、世界トップクラスの水準近くまで上がったといいます。

このように、ルーティンを行うことには、精神的に落ち着き、集中力を高めることができるという効果があります。 五郎丸選手のルーティンについてより詳しく知りたい方はこちらのページをご覧ください。

 

ルーティン化で集中力を確保できる!

Appleの創業者である故スティーブ・ジョブズ氏はいつも黒のタートルネックにブルージーンズ、トレーナーという服装をしていたことをご存知でしょうか。

また、アメリカの元大統領、バラク・オバマ氏もブルーかグレーのスーツのみを着ていました。

実は、この習慣も、ルーティンの力を活用しています。 日常の一部の動作をルーティン化させることで、集中力を持続させるために必要な「ウィルパワー」を節約することができると『自分を操る超集中力』の中でメンタリストのDaiGo氏は述べています。

人間の脳は選択や決断をするときに集中力を使うので、できるだけ不要な判断を減らすことが重要だといいます。

また、何気ない決断は、ストレスを増やす原因にもなると言われています。だからこそ、ルーティンを作ることで、自分が集中して取り組みたいことへのエネルギーを確保することが重要なのです。

バラク・オバマ氏が実践していたルーティンについてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

長時間の勉強を可能にするルーティンはこれだ

ここからは、おすすめのルーティンをいくつか紹介します。

コーヒーをいれる

一つ目におすすめするルーティンは、コーヒーをいれることです。

コーヒーを飲むと、そのカフェインの成分により脳の中枢神経が刺激され、勉強への集中力が向上したり、情報処理能力が向上したりすることが研究により分かっています。さらに、ストレスがかかってしまってポジティブな気分が低下してしまうことを防ぐ効果もあります。

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時間を短縮するために、インスタントコーヒーなどを利用するのも良いでしょう。勉強中に飲むことができるようにマグカップにコーヒーをいれるのは、勉強に取り掛かるきっかけを簡単に作ることができ、良いルーティンになるのではないでしょうか。

ただし、就寝前にカフェインを摂取すると、寝付けなくなったり、睡眠の質が低下したりという恐れがあります。勉強に集中するために、質の良い睡眠は不可欠です。少なくとも就寝の四時間ほど前からはカフェインの摂取は控えた方が良いでしょう。

コーヒーを勉強中の飲み物としておすすめする理由についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

また、上で紹介した研究の内容は以下のリンクからご覧いただけます。

「一点」を見つめる

次におすすめする勉強前のルーティンは、一点を集中して見つめることです。

これは特に心理学の世界で集中力を高めるために使われている方法です。スポーツ選手も取り入れて、スポーツ心理学では「ゲーティング」と呼ばれています。

見つめるものは、自分が書いた丸でも、ほくろでも、なんでも大丈夫ですが、尖ったものを見つめるのが最も効果的とされています。これは、尖ったものを見ることで人は緊張感を覚えるためです。

実際に試してみたところ、1,2分ほど見つめれば集中していると感じることができました。時間をかけずに集中力を高めることができる方法としておすすめです。

本方法について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

深呼吸をする

最後に紹介するのは、深呼吸です。『机に向かってすぐに集中する技術』の著者、森健次朗氏は、リラックス状態で集中力を持続させるためには、深呼吸が不可欠だといいます。

同氏が推奨する深呼吸の具体的なやり方は以下の通りです。

  1. 椅子に座り、一度全身の力を入れて抜木、膝の上に両手のひらが上の状態で置く
  2. 鼻から5秒息を吸い込む
  3. 3秒間息を止める
  4. 8秒かけて口から息を吐く
  5. 2~4を3回ほど繰り返す

このようにして、呼吸に集中することで、雑念がわきにくくなり、気が散っている状態を解消することができます。この方法も1,2分で実行できるので、時間がない受験生も取り入れやすいのではないでしょうか。

まとめ

今回は、勉強でより高い集中力を発揮するためにルーティンを取り入れるメリットや、簡単に始められるおすすめのルーティンを紹介しました。どれも短時間でできるものなので、ぜひ一度試してみると良いでしょう。

また、本記事で紹介した行動以外でも、自分に合いそうで、無理なく続けられそうだと感じるルーティンを探して取り入れてみてください。 ぜひ、ルーティンの力をうまく活用して、限られた時間をより有効に使っていきましょう!

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加瀬礼衣

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神奈川生まれ、東京育ちで、東京医科歯科大学医学部に在学中のライター。 バックパッカーとして世界を旅したいという夢を持つ。 服の好みが数ヶ月単位で変わることが...

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