現役医学生が薦める、今読んでおいて欲しい本③

みなさんこんにちは。春の季節なのに、もう夏の足音を感じますね。
前回は医学部でのオススメ勉強アイテムをお話しました。

今回はGWにぜひ読んで欲しい本をオススメしたいと思います。
人間にとっての宗教とは?
『遠藤周作 著:深い河』
みなさんは何か宗教をお持ちですか?日本人の多くはこういった質問を投げかけられた時に「いや家は仏教だけど別に自分は信仰してないし…」という反応をされる方も多いのではないでしょうか?
この小説はキリスト教をテーマに人にとっての宗教のあり方を問うお話です。
何人か主人公がいます。本当の愛を知らず生きていきたが、最後に愛を理解しようとする人、過酷な環境を生き延びてきたからこそ感じる罪悪感をキリスト教の愛の精神で赦された気持ちを持つようになる人、そして最初から最後までキリストの愛にまっすぐな人などなど。この本を読むまでキリスト教をわかった気でいた私が、「もっと深く知りたい」と思うようになったきっかけの本です。
医療の世界と宗教がどう関係するのかと思う人もいるかもしれません。この2つはかなり密接に関わっています。むしろ相補的と捉えられるかもしれません。
その真相を知りたい方はぜひご一読ください!
医学生・医師のバイブル
『ウィリアム・オスラー 著:平静の心 オスラー博士講演集』
名著中の名著。医学生・医師で知らない人はいない本です。
この本をオススメの本として名前を挙げる医療者は数多くいますし、バイブルだと言う先生もいるくらいです。
臨床医、研究医、そして教育者としてその人生を送ってきたオスラー氏の珠玉の言葉が散りばめられています。
これから人生をかけて患者と向き合っていく私たちにどんな心構えが必要なのかを諭してくれます。とても古い本ですので難しく感じる部分があるのも事実です。全てを読破するのはとても時間がかかりますし、骨が折れます。
だからこそゴールデンウィークなどの少し長い休みの時にじっくり手にとって欲しい本です。翻訳の1人は医師の日野原重明先生です。
少し難解な本をじっくりと
いかがでしたか?今回ご紹介した本は今までの本とは少し違ってとっつきにくい本だったかと思います。しかし、少し長い休みを利用してちょっとでも良いのでその世界をのぞいて欲しい本を選びました。
ぜひ読んでみてくださいね〜♪
東京生まれ・東京育ちの医学生(杏林大学在学中)。
基本ふざけていますが(写真参照)、医学に関しては真面目です。
入試では一次試験全て合格・二次もほぼ合格
医学部を目指す人が合格できるよう、自分の体験談を踏まえて有益な情報を流せるようがんばります。

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