現役医学生が薦める、今読んでおいて欲しい本①

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みなさん、こんにちは。新学期前のこの期間をどう過ごしていますか?

前回は医師の出産・子育てについてお話ししました。

今回はうってかわって、時間のある今だからこそ読んで欲しい本をご紹介していきたいと思います!

心を安定させて生きる指南書

『森川すいめい著:その島の人たちは、ひとの話をきかない- 精神科医、「自殺希少地域」を行く』

みなさんは日本が自殺大国だということをご存知ですか?自ら命を絶つ人が多いこの国で、自殺率がとても低い地域があります。その地域を精神科医が歩き、なぜ自殺者が少ないのかを紐解いていきます。

町の人々との何気ない関わり方や交わした会話などがあたかも私たちがそこにいるかのように感じられるタッチで書かれています。

ここでは町単位で特徴が挙げられていますが、これは私たち一人一人の対人関係のあり方を考えるきっかけにもなります。どういう関わり方をすればストレスを減らし他者とうまく生きていけるのか。みなさんもぜひヒントを探ってみてください。

世界は少しずつ良くなっている

『ハンス・ロスリング著:FACTFULNESS- 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』

この本は日本でもベストセラーになっている本なので、知っている方も多いのではないでしょうか?

みなさんに質問です。世界中の1歳児で、予防接種を受けている子供の割合はどれくらいか知っていますか?

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60%? 50%? あるいは30%くらいかな?と思っている人もいるかもしれません。

私たちは、本当に世界を正しく見れているのでしょうか?誤ったものの見方をしてはいないでしょうか?本を読み進めていく中で、世界に対して悲観的になりすぎたり楽観的になりすぎるのではなく、冷静に事実を捉えることの重要性を実感できると思います。私が上記した問題の答えがこの本の中に記されています。

世界を正しく見て、真実を知る力を、この本で学びましょう。

本は知識の宝庫

いかがでしたか?

今回は私が特におすすめする2冊をまずあげてみました。

2冊とも著者は医師です。医学生となって医学の勉強に励むのはもちろん素晴らしいことです。さらに、こういった本を読むことで医師として社会に貢献できる方法がこんなにあることを知れるのはとても有意義ですよね。医師を志すみなさんにぜひ手に取ってもらいたいと思い、今回紹介しました。

これからもどんどん紹介していきますので、お楽しみに!

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東京生まれ・東京育ちの医学生(杏林大学在学中)。 基本ふざけていますが(写真参照)、医学に関しては真面目です。 入試では一次試験全て合格・二次もほぼ合格 医...

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