現役医学生が語る、リアルな医学部事情
~進級編②(勉強について)~

みなさんこんにちは。先日の関東の雨と雷は春に向けた嵐だったようですね!暖かな日が続いています。
前回は進級についてお話ししました。

今回も進級について、その中でも勉強法などについてお話ししたいと思います!
1人派?集団派?
みなさんは高校までのどのような勉強スタイルを取っていましたか?自宅か図書館、あるいは塾などの自習室で黙々と勉強している人が多かったのではないでしょうか?
医学部では1人で勉強する派の人と集団で勉強する派の人で大きく分かれます。1人派のメリットはいつでも自分の勉強をしたい時にしたいだけできることです。テスト前に立てた計画通りに勉強をこなしていくことが簡単です。そして、疲れてきたらちょっと息抜き…など自分の思うように時間を使うことができます。デメリットとしては、疑問に思った問題などに関してすぐに聞ける人がそばにおらず、調べるのにとても時間がかかるということです。これは医学部に進学した人ならわかるかと思いますが、1つの疾患の中でもなぜこの症状が出るのか、メカニズムや治療法まで機序を知っていることは暗記を楽にするための重要なポイントです。高校までの勉強とは違い、暗記の量が尋常じゃありません。問題を解いていて疑問が出てくること、メカニズムが気になることは本当に多いんです。そんな中で隣に友人がいないと、「こんなところでつまづいているのは自分だけなんじゃないか」と焦ってきたりしてしまうんです。
その点、友人たちとみんなで勉強するととても安心します。困ったことがあればみんなで解決できますし、自分の知らなかった情報を友達が教えてくれることなんてとても多いです。一方で、自分で集中して勉強する時間が保てないのがデメリットです。インプットができてもアウトプットができなければテストで点数が取れません。そのためある程度は自分自身で机に向かってテストの過去問を解いたりする時間を取る事も大切です。
試験に合格するためにはバランスが命です!
留年率の高さは大学難易度に関係する!?
みなさんは自分の志望校の留年率(あるいは進級率)がどの程度がご存知ですか?あくまで巷で言われている事ですが、偏差値の高い大学ほど進級率が高く、留年する人は少ないです。たしかに他大学の医学部に行っている友人たちから話を聞くとその傾向はあるなと感じます。
進級率は医学部進学後のメンタルにも影響しますので、みなさんぜひ調べてみてください(笑)
どうしても留年が怖い方、すでに留年していてあとがない方(大学によっては同じ学年は2回まで、もう一度留年すると放校と言って退学させられるところもよくあります)には、そのための塾も存在します。
医学部の進級に特化した塾というものを私も医学部に入学してから知りました。知人で通っている人は見たことがないですが、それを使うのも手ですね。
勉強は自分に合ったものを確立させよう
いかがでしたか?
医学部に進学してからも大変なことはここまででよくわかったことと思います(笑)
でも大切なのは、周りの人と同じことをするということと自分に合ったやり方を確立するということです。矛盾しているように聞こえますが、どちらも大切なことです。医師国家試験は合格率9割です。つまり下位1割に入らなければいいのです。そのためにはみんながやっていることを同じようにやればいいのです。しかし効率という点を考えると、自分の覚えやすいやり方、ストレスのかからないやり方を見つけることが大切です。
ぜひ、自分に合った勉強法を見つけてみてください☆
東京生まれ・東京育ちの医学生(杏林大学在学中)。
基本ふざけていますが(写真参照)、医学に関しては真面目です。
入試では一次試験全て合格・二次もほぼ合格
医学部を目指す人が合格できるよう、自分の体験談を踏まえて有益な情報を流せるようがんばります。

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