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面接なしで入れる医学部は存在するのか?2022年の現状はこうなっています

Exam Information
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医学部入試が難しい理由は、ただ単に要求される学力のレベルが高いと言うだけでなく、入試に面接がある部分にあります。
普段はそんなことがなくとも、面接だと「緊張してうまくしゃべれない」「焦るあまりトンチンカンな答えばかりしてしまう」という人も多いですよね。

 

そうなると、「面接がなくても入れる医学部を受験したい!」と考えるのが人の性。

 

今回は、面接が苦手な医学部志望者に向けて、「面接なしの医学部はあるか?」を説明します。
面接についての苦手意識を無くす方法もご紹介しますよ。

・面接のない医学部はある?
・面接が重要視される理由
・面接が苦手なときはどうしたらいい?

 

苦手な面接がなければ、勉強にもっと集中できますよね。
果たして本当にすべての医学部に面接はあるのでしょうか?

 

面接無しで入れる医学部はない

結論から先に言ってしまうと、面接無しで入れる医学部は「存在しません」。
残念ですが、医学部入試は必ず面接とセットだと思っておきましょう。

 

国立・私立を問わず、どんな入試方法においても面接を入試に課していない大学は、2021年7月現在ありません。

 

少し前までは、面接がなくても入れる医学部はありました。
東京大学理科Ⅲ類は2007年〜2017年の間面接試験を行っていませんでしたし、九州大学も2020年にはじめて面接試験を導入しています。

 

また、2021年は新型コロナウイルス対策として名古屋大学と岐阜大学で面接試験が中止となりましたが、あくまでこれは一時的な措置。
入試科目から面接そのものがなくなったわけではありませんし、来年度の入試でも中止となることは期待できません。

 

医学部を目指す以上、面接対策は必須と言えるでしょう。

 

なぜ医学部受験に面接があるの?

どの大学であっても、配点割合の多寡はあるとはいえ医学部であれば面接が受験に組み込まれています。
なぜ医学部受験では、それほどまでに面接が重要視されているのでしょうか。

 

理由を知ることで、面接攻略の鍵が見えてきます。

 

理由①本当に医者になりたい人のみを入学させるため

医学部で面接が行われる一番大きい理由は「医師になりたい人以外をふるい落とすため」。

 

医学部は特に難易度の高い入試になるため、医師になることに対して強い思い入れがなくとも「いい大学のいい学部・学科に入りたい」「とりあえず箔付けのために入学しておきたい」と考えて受験しようとする人もいます。

 

実際、東京大学理科Ⅲ類で一度面接が廃止されたものの、再度導入された理由は「医師になることへの意欲が低い人が多くなってしまった」ためだと言われています。
そのような人を入学させてしまうと、勉強に対する情熱が低いため、留年や浪人してしまったり、卒業しても医師にならない確率が高くなってしまいます。

 

医学部は、医者の養成機関という面を強く持っている学部。
そのため、医者になるつもりがあまりない人は避け、本当に医者になりたい人だけを入学させようと考えています。

 

そのため、面接で「医師を志望する理由」や「将来どんな医師になりたいと思っているか」を聞くことで、本気で医者を志望する人だけを選別しようと考えています。

 

理由②コミュニケーション力・人間性の確認

今はチームで治療に当たることが当たり前の時代。
医師として働く上では、業務を円滑に進めるため、他の医師や看護師や薬剤師など他のメンバーとも上手にコミュニケーションが取れる人間でなくてはなりません。
また、医療従事者として働くならば、高い倫理観も必須です。

 

そのため、面接を通じて、「問題なく他人とコミュニケーションが取れる人間か」「倫理観に欠ける言動をしないか」もチェックされます。

 

例えば聞かれたことに対して正確に答えを返しているか、長々と分かりづらい説明をしていないか、などでコミュニケーション力はチェックされます。
フリーズしてしまったり、泣き出したりしてしまうのが論外になってしまうのは言わずもがな。

 

倫理観を見るためには、「目の前で患者が苦しんでいるが、その苦しみを取る手立てはない。本人は早く楽になりたいと言っているけれども、あなたならどうする?」などと意地悪な質問をされることもあります。

 

その場合は、「それでもダメだったら?」と質問を重ねられてもうろたえずに、自信を持って倫理的に正しい答えをすることが重要です。
また、医療従事者や医者の都合だけで考えず、「患者の利益」を重要視して答えることも大切です。

 

受験者の属性によってもチェック項目は変わる

面接では他にもチェックポイントがありますが、受験者がどのような属性(出身地や性別など)を持つ人間かによっても聞かれる内容は変わってきます。

 

中でも多いのが以下の2点。

・地域医療に貢献してくれるか
・結婚・出産後も仕事を続けるか

地域医療については、特に地域枠受験、あるいは自分の出身地とは離れた地域の大学を受験した場合にはほぼ聞かれると思っておいたほうがいいでしょう。

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大学側としては、せっかく育てた医者が他地域に流出してしまうのは避けたいもの。
「医者になるだけなって、地元に戻ってしまわないかな」と警戒されるのです。

 

また、女子志望者については「結婚や出産するつもりはありますか」などと聞かれることも。
こちらも同様に、「医者になったはいいけれども結婚や出産を理由としてすぐに辞めたり、戦力外になってしまわないだろうか」と言う部分を危惧しての質問です。

 

面接が苦手…どうしたらいい?

面接が苦手だと、「医学部入試には、必ず面接がある」と聞いてがっかりしてしまいますよね。
しかし、医学部受験性であっても「面接が得意!」という人はかなり少数派。
ほとんどの人は面接が苦手なところからスタートし、練習を積んで上手になっていくのです。

 

具体的にどうすれば面接が上手になるのか、苦手意識が少なくなるのかをご紹介します。

 

自分がなぜ医師になりたいか考えよう

まず最初に、自分の志望動機を深く掘り下げてみましょう。
「なぜ医師になりたいのか」というのは面接では鉄板とも言える質問ですし、じっくり考えることで自分のモチベーションアップにも繋がります。

 

「小さい頃自分が病気になったから」「家族が難病になったことをきっかけに」など人によって理由はさまざまだと思いますが、それをもっと具体的に言葉にしてみるのです。
その時の医師のどんな言葉、どんな態度に感動したのか(あるいは強い憤りを覚えたのか)、難病を治す治療法の研究をしたいと思ったのか、それとも辛い患者の気持ちに寄り添える医師になりたいと思ったのか……など。

 

「ありがち」と言われる志望動機でも、深く掘り下げて具体的に話すことであなただけの強い思いを伝えられます。
医師になりたい理由を考えることで、自動的に「自分がどんな医師になりたいのか」もわかってきますよ。

 

学校研究をしよう

面接相手についてより深く知れば、面接に対しての不安感も減りますしより的を射た回答もできるようになります。
自分の志望校について、資料を集めたり先輩の話を聞いたりして情報を集めましょう。

 

・どんな生徒を求めているのか
・大学の特色は何か
・どんな形式で面接が行われるのか
・面接では何を聞かれたのか

これらの項目について知れば、自然と自分が取るべき対応が明らかになってきます。

 

大学の理想とする生徒像について知れば、自分がその生徒像に合っていることをアピールすればいいわけですし、各大学の特色を知ることで「なぜ、この医学部を選んだのか」についても答えられます。

 

面接形式や面接で頻出の内容は、知っていればあらかじめ対策を立てて練習をしておけますが、知らない場合は実際の面接時にかなりのハンデができてしまう場合もあります。
特にグループディスカッションや集団面接は、他の人の出方も伺いながら自分の話をしなくてはいけないため、初見では厳しいでしょう。

 

先輩のツテがない場合は、医学部専門予備校などで情報を得るようにしましょう。

 

医療ニュースに触れておこう

医学部の面接では、医療ニュースや時事問題について出題されることもあります。
特に医療ニュースは、大きいものだけでいいのでだいたいどんな内容かを調べ、自分なりの意見を考えておくといいでしょう。

 

2020年はコロナ関係の質問が多かったものの、普段は以下のような質問が多いようです。

 

・安楽死について
・医療従事者の働き方改革について
・出生前診断について
・インフォームドコンセントについて

 

これらの内容は1対1の面接だけでなく、グループディスカッションでも出題されやすくなります。
普段からニュースに触れ、気になるトピックは賛成と反対両方の立場について調べておくことをおすすめします。

 

練習を積んで慣れておこう

面接への苦手意識を払拭する上でいちばん大切なのが「場数を踏むこと」。
緊張してしまったり、パニックになってしまいやすい人でも、何度も面接練習をするうちにだんだんと慣れてきます。

 

何度も話しているうちに、喋り方も上手になり伝えやすい話し方も身につくでしょう。
人に聞いてもらうことで、アドバイスを貰ったり自分で「もっとこうしたほうがいいかな?」という気付きも得られます。

 

それでも本番になると緊張してしまうものですが、練習を積んでおけば自然と口から答えが出てきたり、無意識のうちに笑顔で喋れたりできるようになっています。

 

最初に喋れれば、落ち着いて自分のペースで話せるようになるもの。
しっかりと練習の成果を発揮できるでしょう。

 

面接は医学部入試では避けては通れない!

残念ですが、2021年現在面接が入試にない医学部はありません。
それほどまでに医学部入試においては面接は大切なのです。

 

面接がある理由は、「医者を本気で目指している人だけを入学させたい」「コミュニケーション力や倫理的に問題のある人をふるい落としたい」という目的によるもの。

 

面接は緊張してしまいがちですし、苦手と感じる人も多いもの。
しかし、自分の「医者になりたい!」という強い思いを直接教授に聞いてもらえる貴重な機会でもあります。

 

しっかり自己分析と学校研究をして、思いの丈をぶつけましょう!

 

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二木原 恭子

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九州大学大学院修士課程修了(哲学専攻)、千葉県出身。大学は上智大学文学部哲学科。 勉強する時はリプトンの紅茶を常にお供にしていた。 受験時は特に世界史に苦労...

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