医学部の学生生活のリアル。
~辛いけれど充実した日々~

みなさんこんにちは。
前回は再受験においての心構えについてお話ししました。

今回は実際の医学部ってどうなの?簡単に進級できる?留年しない??というところを紐解いていきたいと思います。
テスト、課題、実習の嵐
みなさんは医学部に入ったらどんな生活を夢見るでしょうか?
忙しい学生生活の合間に部活に入って大会に出たり、同期のみんなと遊びに行ったりする日々を想像しますよね!
私もそうでした。でも現実は違いました(笑)
入学して早々に物理の実習が始まりました。生物と化学で受験した私にとって未知の世界。なのに周りはどんどん実験を進めてレポートを書いていきます。周りに物理選択の人が入ればその人のところに生物選択受験者が集まり質問攻めに。そんなのが何週間も続きヘトヘトに。
かと思えば入学してから一番最初の生物の試験が始まりました。生物選択だから余裕だろうと思ってはいましたが、全然余裕じゃない!!先輩からもらった過去問を見てみたら難問がずらずら…しかも進級に関わるテストなので気が抜けません。
そして数少ない教養科目はテストの代わりに何千字という文字数指定のあるレポート課題…
入学してからの数ヶ月間は初めてのことだらけで正直疲れました(笑)
たった数ヶ月だけなのにこんなに疲れてるのに、学年上がったらもっと大変になるよ〜」というセリフを何回も聴き続けました。
正直、想像していたよりもこんなに大変だったとは思いませんでした。
医学部の人間関係
医学部はたった一学年100人程度の狭い世界。その世界ではさまざまなことが繰り広げられます。
例えば恋愛事情。1年生の春から付き合っていた人たちが高学年になって病棟実習に出る頃になると別れるというのはよくあることです。そして別れた後にまた同じ学年同士で付き合うなんてこともよくあります。
友人関係でもいろんなことがあります。部活が同じだと、学校生活でも一緒に過ごすことが多くなりがち。部活と学校生活を通して気の置けない大切な仲間ができることだってあります。しかしあまりにも部活がキツい、部活内での上下関係が上手くいかないなどで退部すると、いつも一緒にいた同期との関係が崩れてしまうことだってあり得ます。そうすると、狭い大学内での友人関係が変化していってしまうことなどもしばしば。
そして留年や休学などによって学年が変わった際にも、人間関係は大きく変わります。学年が下がったというストレスに加えて、周囲からの目や新しく関わる人が増えるというのはとても大きなストレスですよね。
こういった、他学部ではあまり考えなくてもいいような人間関係にまつわるあれこれが生じるのは医学部特有です。
素敵なドクターになるために
いかがでしたでしょうか?今までマイナスな側面ばかり書いてしまいました(笑)
しかし、上記のマイナス面は事実ですがとても楽しい日々も送ることができます。友人たちと夜遅くまで一緒に勉強して自転車で帰る日々はかけがえなのない時間ですし、部活で大会に出ていい結果を残せたのも仲間で練習を積み重ねたからこそです。
医学部でなければできない経験、出会えなかった人々がみなさんを待っています。
来年みなさんも厳しくも楽しい充実した日々を過ごせるよう、今は受験勉強に勤しみましょう!!
東京生まれ・東京育ちの医学生(杏林大学在学中)。
基本ふざけていますが(写真参照)、医学に関しては真面目です。
入試では一次試験全て合格・二次もほぼ合格
医学部を目指す人が合格できるよう、自分の体験談を踏まえて有益な情報を流せるようがんばります。

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