医大生インタビュー(40)
合格には苦手科目の勉強も(横市Kさん)

受験時、自分としてはその時の一生懸命をやっているつもりでも、後から考えると「こうしておけばもっと良かったかもしれない」と思うことは多いもの。
今回は、Kさんの「医師になろうと思ったきっかけ」と「合格までの道のり」について話していただきました。
先輩の「これが良かった」という部分や失敗を活かして、より効率よく勉強しましょう!
今回インタビューした医大生の先輩はこちらの方!
【お話を聞いた方】
Kさん
【学校・学年】
横浜市立大学医学部2年生
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医師になろうと思ったきっかけと、受験生へのアドバイス
今回は横市2年の先輩が合格のためにやっておけばよかったと考えること、医師になろうと決意するきっかけと、どんな医者になりたいかと考えているかもお伺いしました。
医学部に合格するまでの道のり
– 医師になろうと思ったきっかけはなんですか。
Kさん:小学校の頃、なんとなく卒業文集に書いていたのが最初ですかね。
最大の転機だったのは高三のときですね。
祖父が膵臓がんと診断されて。
その時は5月だったんですけど、余命3ヶ月と診断されて、高3の夏、7月に亡くなりました。
病気を持ちながら生活していた印象が残っています。
– そこから受験勉強を始めた感じでしょうか。
Kさん:高3の夏は全然勉強していませんでした。
高三の5月までバスケしていて、真面目に勉強し始めたのは11月です。
切り替えができなかったんですよね。
もともと浪人を視野に入れていたというのもありますが……
センター前、入試が近くなってきてやっと明確になりました。
現役で落ちたのは化学が足を引っ張っていたからだと思います。
あと数Ⅲもダメだったかな。
物理は直前期に頑張って、人並みにはできたと思うので。
化学は有機や無機があって、予習復習料に圧倒されてしまいました。
苦手だけれどあまり勉強しなかったんですよね。
将来の医師像について
– 将来、どんな医師になりたいと考えていますか?
Kさん:医学部で勉強してきて、自分は「病気の原因を探る」方に関心があることが分かってきました。
外科より内科系ですね。
医師像はちゃんとは描けていないんですが、手術で直す人というよりは、病気を抱えて生きていく人の支援に携わりたいですね。
高齢化も進み、病気と付き合いながら生きていかなければならない人も多いじゃないですか。
そういう人を見たりとか、「体調が悪いが、どこが悪いかわからない」という時にかかれる総合診療医になりたいです。
受験生へのアドバイス
– 受験生への教訓などありますか?
Kさん:自分は1浪の時は得意科目ばかり極めてしまいました。
数学もⅠAⅡBしかやりませんでしたし、化学も苦手だったので勉強しませんでした。
どうしても得意教科に流れていきがちなんですよね。
だから、苦手教科から手を付けるようにすると良いと思います。
次回のインタビューは「神戸大学医学部に合格した勉強法」!
勉強をしているとどうしても楽しい得意科目に流れていきがちですが、得意科目の点をより伸ばすよりも、苦手科目を伸ばすほうが点数の伸びは大きいもの。
効率よく合格点まで到達したいなら、どの科目で何点取るのか、から逆算して勉強するといいかもしれませんね。
次回は神戸大学医学部1年生のKさんに、面接で聞かれた質問を教えていただきました。
神戸大学の面接情報が欲しい人はぜひ一読を!
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九州大学大学院修士課程修了(哲学専攻)、千葉県出身。大学は上智大学文学部哲学科。
勉強する時はリプトンの紅茶を常にお供にしていた。
受験時は特に世界史に苦労し、先生には「数学受験だと思ってた!」と驚かれるほどの状況だったがなんとか現役合格。 大学・大学院在学時は塾講師/家庭教師として文系科目を教えました。

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