ママ薬剤師にインタビュー!②
薬剤師の仕事はどんなものがある?

調剤薬局やドラッグストアなど、薬剤師の活躍する場所は色々。
同じ薬剤師でも仕事先によって仕事内容も全く変わってきます。
今回は薬剤師の働き方について、ママ薬剤師であるNさんに体験ベースでお話していただきました。
人気の就職先はどこなのでしょうか?
今回インタビューした先輩はこちらの方!
【お話を聞いた方】
Nさん
【学校】
日本大学薬学部卒業
薬剤師として、東大病院で約10年勤務し、現在は育児をしつつ調剤薬局で勤務。
前回の記事はこちら

薬剤師の就職先は色々!どんな所がある?
– 薬剤師には、どんな就職先がありますか。
Nさん:花形はやはり病院薬剤師ですね。
病院勤務や調剤薬局、ドラッグストアの他には製薬会社やメーカー、学術方面に進む人もいますね。
男性はメーカー、MR、病院が多いかな……
女性は調剤薬局を選ぶ人が多いです。
時代の流れか、結婚育児出産の両立を考えて、育休や時短が取りやすい調剤薬局にするんですね。
病院薬剤師は給料が安く、夜勤もあるので「過酷そう」と敬遠される風潮にあります。
ドラッグストアも最近は人気です。
ドラッグストアでは薬以外にも店舗経営や人のやりくり、エリア管理もしないといけません。
メーカーで定年後、調剤薬局やドラッグストアに行く人もいますね。
全体的に、仕事を条件面で選ぶ学生が多くなってきた気がします。
6年制と4年制に別れた頃から特に多いかも。
本当は、仕事の魅力や楽しさから選んでほしいんですけど……
3〜5年目、最低3年ぐらいは仕事と向き合うと、薬剤師の楽しさがわかってくると思います。
その頃になると仕事とプライベートも分けられるようになってきますよ。
– 具体的にはどういう仕事をしているのですか?
薬剤師といえど病院や業態によって仕事内容は違いますね。
私は10年間病院薬剤師をしていましたが、そこでは、医師が決めた処方のレシピを元に処方した薬について、患者さんに使ったときの効果や副作用などを伝えたりしていました。
血圧を下げる薬でも、下げ方や効き方、効きの長さなどは違うので。
医師・看護師・栄養士・検査技師・理学療法士などと関わりながら、患者さんのために薬剤師としての意見を持って、ディベートしていました。
また、直接患者さんとコミュニケーションを取ったり、退院後に地域のかかりつけ薬局と連携するのも病院薬剤師の仕事です。
厳しそうなイメージのある大学病院の薬剤師ですが、とても楽しかったですよ。
一人ひとりが自立し、支え合っている職場でした。
どんな薬剤師になりたい?薬剤師の進路
薬剤師というと調剤薬局のイメージが大きいものの、
・調剤薬局の薬剤師
・病院薬剤師
・MR
・ドラッグストア
と薬剤師の就職先は色々。
それぞれの就職先によって業務内容も違ってくるので、給料や勤務体系だけでなく、「自分は将来どんな薬剤師になりたいのか」「どんなスキルを身に着けたいのか」から考えてみるといいかもしれません。
仕事にやりがいがあり、働き方に納得ができる就職先がきっと見つかりますよ!
次回のインタビュー記事はこちら!

九州大学大学院修士課程修了(哲学専攻)、千葉県出身。大学は上智大学文学部哲学科。
勉強する時はリプトンの紅茶を常にお供にしていた。
受験時は特に世界史に苦労し、先生には「数学受験だと思ってた!」と驚かれるほどの状況だったがなんとか現役合格。 大学・大学院在学時は塾講師/家庭教師として文系科目を教えました。

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