医大生インタビュー(30)
辛かった予備校時代(杏林Sさん)

Exam Information

医者になりたい一心で予備校通いを決めたとしても、毎日勉強し続けるのは辛いもの。
なかなか結果に結びつかないと挫けそうになることもありますよね。

今回はそんな辛い医学部予備校での長時間の勉強を経て、医学部に合格された先輩の話をお伺いしました。
「予備校通いが辛い……」という人の励みになる内容ですよ。

今回インタビューした医大生の先輩はこちらの方!

【お話を聞いた方】
Sさん
【学校・学年】
杏林大学医学部 3年生
【現役・既卒】
1浪

 

前回の記事はこちら

 

予備校は往復4時間!?医学部合格までの道のり

1浪して医学部に合格されたSさん。
今回は勉強漬けだったという予備校時代の話を中心に伺いました。

 

予備校での勉強スタイル

– Sさんは、1年浪人されて医学部に合格されたんですよね?
Sさん:はい。現役の時は大手予備校に行っていましたが、浪人時は医学部専門の予備校に通いました。

 

– 大手予備校と医専では、勉強のスタイルは違いましたか?
Sさん:そうですね、大手予備校の時は「理解して、問題を解けるようになろう」というスタンスでしたが、医専は「とにかく覚えなさい!」という詰め込み教育系でした。

塾長からは「つるむと勉強しなくなるので友達を作るな」とも言われていましたし、スパルタでしたね。

医専は大学の入試や面接についての資料が豊富でしたし、入試問題と自分の相性を考えて細かいアドバイスをくれたりと、とても面倒見の良い面もありました。

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ただこれは医専ごとのカラーも結構あると思います。

 

– どうしてその医専を選んだのですか?
Sさん:実績ですね。
実際に高校の先輩が通っていて、とても成績が伸びていたんです。

私も、通ったら全体的に点数が伸びました。

 

– 1日にどれくらい勉強しましたか?
Sさん:「朝8時から夜の22時まで勉強するように。そうした人は受かっている」と言われ、それに従って朝から夜まで予備校で勉強していました。
代わりに家では一切勉強していません。

実家から毎日2時間かけて通学していましたが、家に帰ると12時近かったですね。
土日も必ず予備校に通いましたが、辛かったです……冬場は電車の中で泣いたこともありました。

私の受験時はまだ女子医学生差別も問題になっていなかったので「女子だからより高い点数を取らなきゃ」とも思っていましたね。

 

次回のインタビューは「実際に大学に入った感想」!

「いとこに影響されて医学部受験を決めた」というSさん。
予備校のことを信じて真面目に勉強する姿勢が合格につながったんですね。

次回の記事では、実際に大学に入ってからの心境変化や、実際の雰囲気などをお伺いしますよ!
入学前と入学後で、医者に対しての目線はどう変わったのでしょうか?

 

 

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二木原 恭子

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九州大学大学院修士課程修了(哲学専攻)、千葉県出身。大学は上智大学文学部哲学科。 勉強する時はリプトンの紅茶を常にお供にしていた。 受験時は特に世界史に苦労...

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