医大生インタビュー(25)
看護学部からの医学部受験(杏林大Fさん)

Exam Information

医師になるためには医学部に通わなくてはならないもの。
そのため、「他学部を卒業したけれど、やっぱり医師になりたい!」と再受験を目指す人もいますよね。

そこで今回は、看護学部卒業後に医学部に通う先輩からお話をお伺いしました!
再受験の理由について深くお伺いしましたよ。

 

今回インタビューした医大生の先輩はこちらの方!

【お話を聞いた方】
Fさん
【学校・学年】
杏林大学医学部 5年生
【現役・既卒】
再受験(看護学部卒業)

 

前回の記事はこちら

再受験の理由

今回は、看護学部卒業後に医学部に通う先輩を取材しました。
なぜ再受験をするのか、その理由を話して頂きました。

 

看護学部を目指した理由

– 最初は看護学部に通われたんですよね。

Fさん:はい。
都内の高校に通っており、4年制の看護学部に進学しました。
看護学部在学中に医学部進学を決め、4年生の時から塾に通いました。

卒業後1年浪人し、医学部に合格しました。

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– なぜ看護学部に進学したのですか?
祖父と誕生日が同じで、家族皆から「祖父の生まれ変わり」と言われてきました。
それが生命倫理に興味を持つきっかけでしたね。

命を扱う人への畏敬の念がありました。
特に暖かくて優しい印象の看護師をかっこいいと感じ、看護学部を志望しました。

 

医学部を再受験した理由

– 医学部を再受験したのはなぜですか?
Fさん:なろうと思ったものが変化したからです。

アメリカなどには、「ナースプラクティショナー」という、看護師だが診察をして処方箋を書いたり、投薬をできたりする仕事があります。
医師と看護師の中間のような存在ですが、日本で同じことをやろうと思うと医師免許が必要となったからです。

 

– ナースプラクティショナーに興味を持ったきっかけはなんですか?
Fさん:受験生の時に、ニュースで「日本でもそういった看護師の資格ができる」と耳にしたのがきっかけです。
でも、看護学部に入学した後で、その資格は行える医療行為が限定的だと知りました。

そんな時、看護学生時代の実習で出会ったサークルで地域医療を見に行く実習がありました。
そこで患者や家族、地域を包括的に診断する家庭医の先生と知り合う機会があり、その先生の姿は一番自分のなりたい医療者像に近く、また私が理想とするナースプラクティショナーにも近いと感じ、医学部を目指すことにしました。

 

次回の医大生インタビューは「合格するまで・受験生へのエール」!

看護も簡単な診察もできる仕事、となると過疎地や田舎での活躍が見込まれそうですね。
病院でも即時の投薬の対応などができるため、より患者さんのQOLの向上に貢献できそうです。

次回は、Fさんの受験の様子についてお伺いしました。
受験生へのメッセージも頂いていますよ。

 

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二木原 恭子

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九州大学大学院修士課程修了(哲学専攻)、千葉県出身。大学は上智大学文学部哲学科。 勉強する時はリプトンの紅茶を常にお供にしていた。 受験時は特に世界史に苦労...

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