現役医学生が後輩に伝えたい試験の心得11
~面接で使える答え方・その5~

みなさん、こんにちは。ポカポカとして時間が増えていって嬉しいですね。
前回は医学部入試において受験生が悩みやすい質問への効果的な回答法についてお話しました。

今回は、答え方によっては地雷になりかねない質問に対しての効果的な返答をご紹介していきたいと思います。
体力はある方ですか?
これは医学部ならではのよくある質問ですね。
科によってもバラバラですが、日勤の勤務に加えて当直が月に何回もあったり、医師は体力がないと難しい職業ですね。実際、私の知り合いのドクターは運動をしている人が本当に多いです。ジムに通っている人もたくさんいます!
質問に対してですが、
運動系の部活を今までされてた人や自分で運動を習慣的に行っていた人にとっては、
「運動していたから体力的には問題ない」と答えれば大丈夫ですよね。
でも今まで運動部に所属したこともなければ運動が大嫌いな人もいると思います。
そういった人が「運動は嫌いなので体力はありません」と言ってしまったら、ただただ印象が悪くなって面接が終了してしまいます。
だからこそ、なんて答えればいいか困りますよね。でも、例えば散歩するのが好きだったり中高での体育の成績が良かったり、アウトドア派だったりと、そう言った側面から見ると意外と自分のアクティブな部分を見つけるのができるかもしれません。
色んな自分を見つけられるように時間をかけて考えてみましょう♪
将来進みたい科はありますか?
この質問もよくあります。自分の将来進みたい科が決まっている人にとっては比較的容易な質問ですよね。しかも、目の前に座っている試験官がその科の先生だったら、面接が盛り上がる可能性も!
しかし、ここで要注意すべき点があります。それは、安易な気持ちでその科を選んでいる、という誤解を与えないということです。
例えば、受験生の中には小児科医になりたいという方がいたとします。自分が幼い頃に病にかかったから、などの具体的な理由がある方は説明しやすいと思います。
しかしここで「子供が好きだから」という理由を挙げたとします。もちろん小児科医に子供が嫌いな人はいないでしょう。しかし、痛みで泣き叫ぶ子供を相手に診療を続けたり、心配でオロオロしている家族をなだめたりと、大変なことが沢山あります。
受験生のみなさんは「なぜその科の医師になりたいと思うのか」をもう少しだけ考えてみてください。
より深い理由を考えられると、面接官も納得しますし、好印象を持ってもらうことができます。
素直な気持ちの前に一考を
面接官に何か聞かれたら、素直に答えたくなりますよね。
でも、その素直な気持ちを伝える前に、この純粋な思いが面接官にとって自分の印象を下げるような返答になっていないか、一度考えてみましょう。
このステップができるかで合格が近づくかもしれません。
東京生まれ・東京育ちの医学生(杏林大学在学中)。
基本ふざけていますが(写真参照)、医学に関しては真面目です。
入試では一次試験全て合格・二次もほぼ合格
医学部を目指す人が合格できるよう、自分の体験談を踏まえて有益な情報を流せるようがんばります。

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