現役医学生が後輩に伝えたい試験の心得⑨
~面接で使える答え方・その3~

みなさんこんにちは。だいぶ日も長くなり、明るい時間が増えましたね。
前回は考えておかないと答えられない質問内容に関してお話しました。

今回は、その他にも追加で考えておくべき質問をご紹介します。
最近読んだ本を教えてください
本!?受験生が読めるわけないじゃん!って思いますよね(笑)
私もそう思います。でも、「ここで最近は何も読んでません」で終わると、それだけで質問が終わってしまいますし、なんのアピールもできずに印象が悪くなって終わります。
なので、本がテーマの質問をされたら話す本というのを1冊決めましょう。
医療系じゃないとダメかな?って思う人もいるかと思いますが、必ずしも医療系である必要はありません。大切なのは
・その本の内容はどんなものか?
・その本を読んで自分がどう考えたか?
を言葉で面接官に伝えられることが重要です。読んだだけじゃダメなんです。どう考えたか?が言えることが大切です。面接ではこのプロセスができる人がとても強いです。
そして、極力マンガはやめましょう。最悪マンガでも良いですが、マンガ読む時間あるなら本を読んで欲しいと面接官は思っています(笑)
理想の医師像は?
これもよく聞かれる内容ですね。
自分が目指す医師像がもうすでにある人はそれをそのまま伝えればいいと思います。
思い浮かばない人は、なぜ「医師を志したのか」という原点に立ち戻って考えてみましょう。
自分が尊敬する医師がいれば、その医師の姿を抽象化して伝えるのもいいですね。
そしてここからもう一つ考えて欲しいのが
どうやったらそういった医師になれるのか?ということです。
こうなりたい、という姿があったとしても、それに向かって実行に移す人って本当に少ないんです。だからこそ、どうすればそんな人に近づけるのかというところまで考えている人は貴重ですし、面接官にとっても好印象です。
ぜひ、自分の思いをうまく言葉にして面接官に伝えましょう。
面接は自分のことを知ってもらう絶好の場
今日お話した2つは面接でよく聞かれますが、受験生が準備を忘れがちなポイントだと思います。
そして、準備していくことで相手に自分の知性や考察力をアピールできるチャンスとなる質問です。
医学部入試において面接ってなんのためにやってるかというと、「この子は本当に医師に向いているか」というのを面接官が調べるためのものです。そして、「こんな子に医師になってもらいたい」と思う子を選ぶためのものでもあるのです。
聞かれたら自信を持って答えましょう!
東京生まれ・東京育ちの医学生(杏林大学在学中)。
基本ふざけていますが(写真参照)、医学に関しては真面目です。
入試では一次試験全て合格・二次もほぼ合格
医学部を目指す人が合格できるよう、自分の体験談を踏まえて有益な情報を流せるようがんばります。

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