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【女子が医者】になるための心構えは?必要なキャリアについてプロがお答えします

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医学部の3人に1人は女子で当たり前な現代。
「私も将来は医者になって、多くの人を救いたい!」と思う女子も多いですよね。

 

しかしそこで気になってくるのが「出産や子育てなどと、激務である医者を両立できるの?」ということ。
せっかく医者になったのに出産で退職……なんて嫌ですし、子どもがいても自分のキャリアは大事にしたいもの。

 

そこで、今記事では以下の内容を解説します。

・そもそも、医者になるにはどんな道のりが必要?
・妊娠や出産しても医者は続けられるの?

「これからどうなるかわからないけど、一生医者って続けられるの?」「子育ても仕事も両立させたい!」と思う女子は、「女医の現状とこれから」を知っておきましょう。

 

そもそも、医者になるには?

 

まず最初に、医師になるためにはどうしたら良いのか、を確認しておきましょう。

 

医師になるためには、高校卒業後医学部に進学しなくてはなりません。
その後国家試験に合格すれば医師の資格を得られますが、その後2年間研修医として臨床研修を積んでようやく現場の医師になれます。

→医学部(6年間)
     ・1〜2年次:一般教養
     ・2〜3年次:基礎医学
     ・3〜4年次:臨床医学
      (実習前にCBT・OSCE(共用試験))
     ・5〜6年次:臨床実習
→国家試験合格
→2年間の臨床研修

しかし、研修が終わってようやく「半人前」。
ここからは、医師として働きながら専門医資格取得を目指してさらに研修を積むのが一般的です。

一人前の医師となれるのは更にその10年後頃だとされています。

 

医師のキャリアについて気になる人はこちらの記事も参照してみてくださいね!

 

出産・結婚とキャリア形成期がかぶってしまう

高校を卒業したときが18歳だとすると、ストレートで医学部に合格して順調に研修医まで終えたとしても、その時点で26歳。
一人前の医師になった頃には早くても35歳ほどになっています。

 

つまり、「出産や結婚のピークと、キャリア形成期がかぶってしまいがち」という点が女医特有のキャリアについての悩みであると言えるでしょう。

今は、家庭があっても働き続けたいと考える女子が大多数。
しかし、「出産・子育てと仕事を両立できるだろうか」と考えると、結婚や出産を不安に感じてしまう人もいるのではないでしょうか。

 

女子は出産で辞めがち?

 

「女性医師は出産で辞めがち」というのは本当なのでしょうか。
出産や子育てなどを理由として女性医師の就業率が減るのは本当ですが、他の職業に比べたら低い割合である、と言えるでしょう。

 

少し前の情報ですが、「女性医師に関する現状と国における支援策について」厚生労働省がまとめたものがあります。

 

(引用:厚生労働省「女性医師に関する現状と国における支援策について」)

 

これによると、平成18年の女性医師の就職率は36歳で最低の76.0%になります。
そして女性医師の休職や離職の理由は「出産」「子育て」が圧倒的多数。

 

厳密には違う調査ですが、出産や子育てを理由としての退職が多いことが推察できます。

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4人に1人、と考えると多いかもしれませんが、その6年後の総務省「平成24年労働力調査」によると、35~39歳の女性の就業率は平均で66.9%。
他業種に比べると、医師の離職率はずっと低いんです。

 

しかも、この「年齢階級別就業率」は段々向上していっており、「令和2年度労働力調査」では35~44歳の女性の就職率は 76.1%になっています。
医師の離職率の低さを考えると、今ではもっと離職率が低くなっていてもおかしくありません。

 

もちろん出産してみないとわからないこと、子どもが育ってみないとわからない問題などもあります。
実際に働くにあたって、子供の体調不良時の預け先や、当直をどうするか、残業時の対応など、クリアしなくてはならない問題はたくさんありますし、「こんなはずではなかった」と思うこともあるかもしれません。

しかし、「出産したら辞めなきゃいけないのかな」とむやみに不安がる必要はないでしょう。

 

一般的な女医のキャリアは?

平成29年8月の女性医師の勤務環境の現況に関する調査報告書からみると、一般的な女医のキャリアとしては、結婚・出産をする場合は
「30代頃に出産・子育てをし、育児休業まで取って復帰。日勤のみなど、負担を減らしてもらいながら仕事を続ける」
という形が多いようです。

 

女性医師のうち、今子育て中の人や子育て後の人は約半数。
そして、出産しても働き続けている女医のうち、常勤は70%もいます。

 

時短勤務を選んでいる人や、非常勤に切り替える判断をしている人もいらっしゃいます。
ただ、時短や非常勤の割合も年齢が上がるにつれ低くなっていることから、子どもが大きくなってきたらまた常勤に勤務形態を戻していると考えられます。

 

「出産しても、できる限り働き続ける」というのが今の女医のスタンダードなキャリア。
もちろんそのためには相応の覚悟と努力が必要ですが、同時に働き続けやすい環境もできてきているということ。

 

出産や子育てと仕事、どちらも大事にできる時代になってきていると言えるでしょう。

 

女医を取り巻く環境は今後どう変わる?

女医の働く環境は、今後さらに良くなっていくでしょう。
制度面でも院内保育所がある病院は増えてきていますし、雰囲気的にも女性が働きやすい環境になってきています。

 

中には、女性の働きやすい環境であることをアピールし、「女医ウェルカム!」の姿勢を押し出している神戸大学整形外科の例もあります。
こちらでは、女性比率が低く、「力仕事が多い」イメージのある整形外科でありながら、多くの女性医師や子どものいる医師が活躍している様子が伺えます。

 

また、女性医師専門の相談機関である女性医師相談センターもありますし、女性医師の支援相談窓口を置く都道府県も。
こちらでは、子育てや介護などと自分のキャリアの両立について相談したり、支援情報を手に入れることが可能です。

 

ブランクが大きく、いきなり現場に戻るのが心配……という人向けの復職支援として研修も受けられますし、もちろん求人情報も得られます。

 

求人情報については、女性医師バンク女性医局など、女性医師専門の人材紹介会社もあります。
女性医師専門なので、「当直なし」「オンコールなし」「病児・病後児保育あり」「再研修/再教育制度あり」など、多彩な条件から求人を検索したり、コンサルタントに相談したりすることが可能です。

 

2022年からは育児・介護休業法が改正されるため、男性も産後の休暇も取りやすくなることが期待されます。

 

女医でも自分に合わせた働き方ができるようになってきているため、今以上に出産・育児などとキャリアを両立させやすくなっているでしょう。

女子が医者になっても長く仕事は続けられる!

高校卒業後、医学部に入学して研修医を経て、一人前の医者になる頃には早くても35歳。
結婚も出産もしたい、でも医師として早く一人前になりたい!と考える女子は悩んでしまいますよね。

 

ですが、女性医師の離職率は他業種よりも低く、また産後も常勤を続ける人の割合は70%と高率。
完全に現場からは離れてしまわず、一時的に日勤のみなど仕事をセーブする選択肢をとりながらうまく仕事と家庭を両立させている女性医師が多いことが分かりました。

 

一昔前のように「女性は家庭を守って欲しい」と考える男性パートナーは減り、「夫婦で一緒に仕事も子育ても頑張ろう」と考える人も増えている今日。

 

ライフステージの変化に対して備えることは大切ですが、結婚・子育て・介護などを考慮しても、女性にとって医師は一生続けられる仕事と言えるでしょう。

 

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