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大学受験の前期日程、後期日程とは? 後期が有利な人もいる!?

Exam Information
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「私、後期も同じ大学にしようと思っているんだよね」

「共通テストの点数が悪すぎて、前期の志望を変えた」

国公立大学を志望していると、「前期」「後期」という言葉をよく聞きますよね。

今回は、この国公立の「前期日程」と「後期日程」について説明します。

 

1.そもそも「前期」と「後期」って何?

 

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そもそも「前期」「後期」って何なのでしょうか。

よく国公立の「前期」と「後期」と呼ばれてますが、正式には「前期日程」「後期日程」と言います。なぜ、「前期」「後期」と呼ぶのでしょうか。

まず、国公立大学の入試の仕組みについて説明させてください。

国公立大学の入試には、主に3つの選抜の方法が存在しています。それは、一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜の3つです。

そのうち一般選抜では、第1次試験として共通試験(大学入学共通テスト)を行い、第2次試験としてそれぞれの国公立大学が個別試験を実施しています。

一般選抜の個別試験(第2次試験)は、前期日程と後期日程に分かれており、募集人数が別に設定されています。この「前期日程」「後期日程」を略して、一般には「前期」「後期」と呼んでいます。また、一部の公立大学では「中期日程」というものもあります。

 

「前期」「後期」は、その名の通り個別試験を受ける時期が違います。

前期日程は2月25日から試験が始まりますが、後期日程は3月12日以降に試験が始まります。

 

国公立大学入試の個別試験は、2月の下旬から始まる「前期日程」と3月の上旬から始まる「後期日程」があります。

 

2.「前期」「後期」の違いとは?

 

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募集人数の違い

 

全体でみると、前期の方が人数が多く、後期の方が人数が少ないです。

2021年度では、前期が募集人数の80%であるのに対し、後期は全体の16%でした。

科目など内容の違い

 

個別試験の内容、科目が、前期と後期では大きく違います。前期の個別試験ではある科目が、後期の個別試験ではないこともあります。今回は、理系と文系でそれぞれ一校ずつ調べてみました。

文系の大学では、東京都立大学の人文社会学部、人間社会学科を調べました。

前期の科目は、国語、小論文、そして世界史B、日本史B、地理B、数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ、数学Bの7科目のなかから1つ選ぶというものです。

しかし、後期の科目は小論文のみです。小論文の内容は、英語の論説文を読み、日本語でその要約と意見を書くというものでした。

(参考:「2022年度東京都立大学入学者選抜の実施教科・科目等について(予告) 」)

 

理系の大学では、東京農工大学の農学部を調べました。

前期の科目は、外国語、数学、そして物理、化学、生物のうち2つを選択するというものです。

しかし、後期の科目は外国語(英語)のみです。

(参考:「令和3年度 一般選抜学生募集要項 農学部/工学部」)

 

上の2つの例のように、前期、後期では科目も配点も大きく違います。各大学の募集要項に詳しい情報が書かれているので、早めに確認しましょう。

 

また、東京大学が2016年度より後期を廃止したように、大学が入試制度を変える場合もあります。自分の志望する大学が、受験する年に後期日程で募集しているか注意してください。

倍率の違い

 

志願倍率も前期と後期で違います。後期のほうが倍率は圧倒的に高く、前期のほうが低いです。2021年度の志願倍率は、前期が2.9倍であるのに対し、後期は9.6倍でした。後期のほうが募集人数が少ないため、前期よりも倍率が高くなります。

一般的に、後期のほうが難易度は高いと思われています。しかしこれから書きますが、必ずしもそうとは限りません。

 

3.後期が有利な人もいる!?

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一般的には、後期のほうが難易度が高いと言われています。現役時代、私は国公立の文系を志望し、前期と後期を両方受けました。前期では第1志望に落ちてしましましたが、後期では合格することができました。

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その経験から、後期日程で有利な人はどんな人か書いていきます。

特徴① メンタルが強い

 

後期日程は、3月の上旬に試験があります。この時期、周りの同級生はそろそろ受験を終わらせています。

周囲が高校最後の春休みを楽しみ始めているなか、後期日程に挑む受験生は、勉強しなくてはなりません。

また、3月上旬となると2次試験が始まって1ヶ月が経っています。長引く受験のなか、緊張感を保つのは大変です。

そのため、そこまでモチベーションを保ち、勉強し続けるためには、強いメンタルが必要です。

実際、私が受けに行った後期の試験会場には、明らかにやる気のない受験生がいました。試験中に寝ていたり、休憩時間に携帯をいじっていたり。

また、そもそも用意されている席に対して、実際に受けにきた受験生の数が少なかったです。倍率は高いものの、本当に受けに来る受験生は少ないように感じました。

 

周りが合格していくなか動揺せず、勉強し続けるメンタルの強さを持っていれば、後期で有利でしょう。

特徴② 3月上旬まで受験を応援してくれる環境

 

①では受験生のモチベーションが下がることについて書きました。しかし、3月まで受験が長引くと、受験生をサポートする周囲のモチベーションも下がってきます。

塾に行っても、春の新入生キャンペーンを行っていたりと、今年の受験生より、次の年の受験生を迎える雰囲気が出てきます。

特に後期では、小論文を課す大学も多く、添削してくれる先生を見つけるのも重要です。

私は幸い、通っていた高校の先生が、添削をしてくれました。最後まで、サポートしてくれる環境があることが大切です。

 

3月に入っても受験生を応援してくれる環境があると、後期で有利でしょう。

特徴③ 自分が得意な教科の配点が大きい

 

後期では、得点配分や科目の種類が、前期と大きく違います。ここで、自分が得意な教科の配点が大きい人は有利でしょう。また、大学入学共通テストで高い点数を取った科目の配点が大きい人も有利だと思います。

 

例えば、東京農工大学農学部の後期では、英語ができる人が有利です。

この学部の合計点は1300点ですが、そのうち英語に関する試験の点数は600点です。英語が全体の配分の46%を占めます。

一方。前期では、英語が合計点に占める割合は25%。その代わり、理科系の科目の配点が高くなっています。

東京農工大農学部を、前期で受けると理科が得意な受験生が有利ですが、後期になると英語が得意な受験生が有利になります。

(参考:「令和3年度 一般選抜学生募集要項 農学部/工学部」)

 

このように、前期と後期では得点配分や科目の種類が変わるため、前期で不利だった受験生が、後期では有利だということもあります。

自分が受ける大学で、得意な教科の配点が大きい受験生は有利でしょう。

4. まとめ

 

今回は「前期」と「後期」はそもそも何なのか、その違い、後期が有利な人の特徴について紹介しました。

入試制度を理解するものは、受験を制す。前期と後期は、入試の時期が違うだけでなく、内容も大きく違います。みなさんが希望の大学に合格できるように願っています。

 

注意!この記事の情報は2021年6月15日現在のものです。最新の情報は、各大学のホームページを確認してください。

 

参考:

 

「国立大学の入試」一般社団法人国立大学協会HPより

国立大学協会「国立大学の2022年度入学者選抜についての実施要領」

公立大学協会「公立大学の 2022 年度入学者選抜についての実施要領」

文部科学省「令和3年度国公立大学入学者選抜確定志願状況」

東京都立大学「2022年度 東京都立大学入学者選抜の実施教科・科目等について(予告)」

東京農工大学「令和3(2021)年度 一般選抜学生募集要項 農学部/工学部」

 

 

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橋本翼

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東京都三鷹市の大学に通う4年生。専攻は宗教と哲学。根っからの文系だが、国立大学を志望したため受験時代は数学に苦しんだ。最近はまっていることはKpopアイドル...

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