現役医学生が語る、リアルな医学部事情
~進級編①(試験について)~
みなさんこんにちは。そろそろ大学の卒業式のシーズンを迎え、新たな門出に向けた準備を始める頃でしょうか?
前回はぜひ読んで欲しい本に関してお話ししました。
今回は医学部内での進級についてお話ししたいと思います。
大学によっては苦難の連続!?
みなさん医学部に受かったら、もう天にも昇る心地ですよね(笑)
受かったら医学の勉強を頑張るのは当たり前、どんなに苦しくても精進します!!という気概で進学する人も多いかと思います。
しかし、入ってからも勉強の日々が始まります。正直な話、私は医学部の勉強よりも受験勉強の方が楽だと感じるくらいでした。理由は2つ。1つ目は出題範囲が決まっているから、2つ目は留年の心配がないから、です。
まず定期試験の本試験があり、それは60点未満だと不合格となって再試験を受験することとなります。そしてもしも1科目でも再試験で不合格だと、残念ながら留年ということになり再度同じ学年を一からやり直します。しかし、ここまで書いた内容は大学によってもバラバラなんです!
私の大学は再試験は1つの教科につき1度だけです。しかしある大学では、教養科目は何回でも再試験を行ってくれる大学があります。さらにはより専門的な科目でも何度も再試験を実施してくれる大学もあるそうです!
そのほかにも仮進級という制度がある大学もあります。これは、もしも再試験に不合格だったとしても、とりあえず次の学年に進級して、その後に不合格だった科目の再試験を受験することができる、というものです。すごいですよね!
隣の友は明日のライバル!?
先ほど私の大学の試験は60点未満が不合格だとお話ししました。つまり、絶対評価によって点数が決まるということであり、これは自分が頑張れば進級できるし、全員合格することだって可能ということです。
しかし、医師国家試験は相対評価で点数が評価されるため、下位数%の人は必ず不合格になってしまいます。
それに伴って、医学部の卒業試験と言われる6年生が受験する大学の総合試験は、医師国家試験と同様に相対評価されて、下位の者が再試験を受験することになっている大学も多々あります。
相対評価だとみんながどんなにいい成績を取っても必ず不合格になる人が出てきます。みんなで協力するのが嫌になる人もいるかと思います。実際、先輩から回ってきた過去問を友達に渡さないなどのいざこざが生まれてしまうこともあるようです。。
医学部に進んでも修行の身
いかがでしたか?医学部に進学するのが少し怖くなってしまいましたか?(笑)
大丈夫です。医学部に進学すれば新たにできること、やりたいこと、夢も沢山生まれてきますし、とっても楽しい学生生活が待っていますよ♪
次回も進級に関してお話ししますので、ぜひ読んでくださいね!
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